真藤順丈のレビュー一覧

  • 【無料版】『宝島』試し読み 特別書下ろしエッセイ&著者インタビュー付き

     

    購入済み

    良い

    さあ、起(う)きらんね。
    そろそろほんとうに生きるときがきた――
    その言葉を残して、故郷いちばんの英雄が消えた。米軍統治下の沖縄で、英雄の帰還を待ち望みながら、奪われた故郷を取り戻すため立ち上がる、グスク、ヤマコ、レイ。

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    2021年07月31日
  • 緊急事態下の物語

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    いろんな本を読んでいると自分の苦手なものがわかってくる。
    近未来のようなSF的なものは苦手なようだ。

    5人の作家さんの中では金原ひとみさんのお話がわかりやすかった。
    まさに今、ありそうなコロナの時代。

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    2021年08月21日
  • 緊急事態下の物語

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    金原ひとみさん目当てで。ほんとコロナコロナな一年で、コロナって単語出さない日ないほど、こんなんだったよなー会話

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    2021年07月14日
  • 緊急事態下の物語

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    5人の著者の短編集。真藤順丈氏のオキシジェンが引き込まれた。背後にある世界観がもっと知りたくなった。

    金原ひとみ氏のコロナを題材にした話もタイミリーで面白かった。差別を乗り越えた友情ということなのかな。でも現実はもっとリアルで残酷な気がする。もっと深く描いていただいてもよかったのではと思った。

    お二方の他の著書にも触れてみたいと思う。

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    2021年07月10日
  • われらの世紀~真藤順丈作品集~

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    小生の生まれは1938年だ。その直前からその後の話しは実にわれらの世紀だ。北海道での戦争や戦後の話、花菱アチャコ、柳家金語楼、エンタツアチャコ、エノケンなどの人物もよく知っている。後半の話になるとチョット?

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    2021年05月20日
  • 地図男

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    地図男が地図上に書いた物語が展開されるものでした
    それほど面白さは感じませんでしたけど
    設定については、あんな感じなのもいいかもとは
    思いました

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    2021年01月28日
  • 夜の淵をひと廻り

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    むく浮腫んだ顔をもた擡げて 怒張する 血煙の立ちのぼる修羅場と化して 教唆や幇助といった人間がこさえた陳腐な概念で私を縛ることは出来ないよ 余暇には殺人を嗜んでいたというのだから規格外の危険人物だ 急激に襲ってきて日常を蹂躙する災禍 ある種の人間にとって知識欲を満たすのは最高の快楽ですから。実際に自分でやってみなくては得られない快楽の虜になって、ラモンは日本に来る度に犯行を重ねてきた。 驚倒きょうとう 説諭せつゆ 「猿から人間になっても、船乗りが新しい大陸を発見して、科学者が色んなものを発明して、宇宙飛行士が月にまで行っちゃった。好奇心を絶やさずに自分の外の暗闇に向かっていけるのは、人間の最も

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    2020年12月27日
  • 地図男

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    なんだか良く分からないまま食べ続けてたら、いつの間にか景色が激しく変わっていて、自分が台風の目の真ん中にいたことに気づいた。みたな勢いがあった。

    私はその物語を読んではいない。

    あなたの本当の力をまだ見ていない。

    そんなメッセージが残った。

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    2020年11月14日
  • 地図男

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    合わなかった。
    これ、きっと、魂に力がないときには、受け止められない感じ。パワーに圧倒されてしまって。

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    2020年04月11日
  • 地図男

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    絶対音感パーフェクトピッチに恵まれて いたって凡庸な想像力しか持っていなかった彼等は 本能が警鐘を鳴らして 千葉県鎌ヶ谷市の初富ってところ 住居表示インデックス 聴取者オーディエンス ルビコン渡河とか ナンパ誘惑の巧言令色も一緒に踊る どうきん同衾オモチカエリ 上用賀馬事公苑にて プレイヤー選手というよりもコマンダー指揮官として 日の出桟橋を出航した都観光汽船は 太子堂 百人町 流麗な意匠 士気は昂揚 とどのつまり、彼等は〈東京に愛された者〉の称号が欲しいんだ 持続度∞のドラッグめいた恍惚に満たされる 二十三の勝利の楔を打ち込んだ生きるアーカイブとして かるたが国技ならぬ県技といっても過言では

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    2019年10月25日
  • 夜の淵をひと廻り

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    短編と中編が入り乱れた連作集。ミステリーではあるが、何やら超自然現象的なシーンや人物がいて、何だか「ツイン・ピークス」を観てしっくりこなかった感想を思い出した。
    内容は悪くないが、文体に違和感があり、情景がすんなり頭に入ってこない。
    最近、こういう本が増えているが、こっちが歳とってついて行けてないだけなんかな?

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    2019年08月12日
  • 東京ヴァンパイア・ファイナンス

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    直木賞を受賞した真藤順丈さんがラノベを出していたということを書店で知り、購入。しっかりラノベなのでさくっと読めたが、すごくもって回った言い回しはあまり自分には合わなかった。

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    2019年03月21日
  • GANTZ/EXA

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    「GANTZ」が何度も再生を繰り返したために起こった微妙な歪み。
    その歪みが引き起こしたと思われる、以前とは違う異世界で起きたもうひとつの「GANTZ」物語である。
    意欲的な作品だとは思うけれど、実際この物語を読んだ人はどう感じたのだろう?
    もともと「GANTZ」の読者でもある自分にとっては、「ん~、こうきたか」とは思ったけれどやっぱり違和感を感じずにはいられなかった。
    逆にまったく「GANTZ」を知らない読者にとっては掴みきれないものがあっただろうと思う。
    例えば、終盤に出てくる加藤が弟・歩に寄せる思い。
    彼がどんなに弟を大切に思っていたか、彼にとって弟がどんな存在だったのか。
    それを知らな

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    2017年03月04日
  • 庵堂三兄弟の聖職

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    読み終わった一番最初に感じたのは、はたしてこれはホラー小説なのだろうかという疑問だ。
    確かに描写はホラー小説的な部分もある。
    刺激的か?と聞かれたら「かなり」と答えるだろう。
    でも、ホラー小説か?と聞かれたら答えに迷う。
    一度は挫折して投げ出した物語だった。
    時間を置いて再度挑戦したのだけれど、何故か今度は最後まで読み通すことが出来た。
    もしかしたら読みきれるだけのエネルギーを必要とする物語なのかもしれない、と少しだけ思ったりもした。

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    2017年02月17日
  • しるしなきもの

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    ヤクザ組織の総大将の愛人だった母親の死を機に、主人公は組織の懐に入り込み、内部から組織壊滅と父親の抹殺を狙う。

    まず暴力描写が過多で、次々と人が殺されていく点で読者の好みが分かれるところ。ただ、私はそれ以上に、主人公の身体の秘密とその葛藤についての描写に対する興味が勝り、途中までは結構テンポ良く読めた。しかしながら、怒涛の展開の中盤からキャラが超人化してきてハチャメチャになってくるし、ラスト、、、。最後の最後で救いのあるものにしたかったのかもしれないけど、私は逆に興ざめだった。ここまで滅茶苦茶に人が殺される残虐な展開をしておいて、最後だけハピエンって何?みたいな。このラストをイイ意味で評価す

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    2015年06月16日
  • 東京ヴァンパイア・ファイナンス

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    真夜中に出没する超低金利の闇金融とその借り手の物語。

    カバーからちょっとダークな感じを持っていて買ったけどしばらく積んでいたんですけど、そんなことはなく結構ノリの良い作品でした。
    同時に何人もの借り手がでて物語が散らかってしまうかと思ったけど、最後はまとまっていって物語として読んでも面白かった半面、笑いが少なく、まとめ方が強引でちょっと納得がいかなかったかな。

    これ1巻しかでてないけど、続きがあればもっと世界が広がっていって楽しくなっていきそうな気がします。
    でも、2009年に刊行されて今出てないところを見るともうでないのかなぁ。
    ちょっと残念な気がします。

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    2012年02月23日
  • 庵堂三兄弟の聖職

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    ネタバレ

     第15回ホラー小説大賞受賞作(2008)ですが、少しも怖くないです。三兄弟の<聖職>がグロいのだが、体の解体とかがあるにせよ職業としての作業であり、法医学の解剖と同じ事だ。法医学の解剖はもちろんホラーにはならないし、架空の職業という点で、なんとかホラー小説と呼べるかなというとこ。
     もちろん殺戮するだの、暴行するだの派手な話は全く無く、そういうのを求めている人はつまらないと思う。
     遺工師という架空の職業の設定は面白いが、いっこうに物語が進展しないので、もしかしてアイデアだけで終わるの? と、危惧したりもした。が、117ページから黒塗りのリムジンとともに物語が動いていく。そしてなかなか熱いド

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    2011年11月18日
  • 庵堂三兄弟の聖職

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    読む前の注意としては、食前食後30分以内は読まない方がいいかも、と
    想像力は部分部分使わないで下さい、という事でしょうか?

    死体を遺族の意向によって加工する生業を父親に持った三兄弟。
    7回忌にようやく全員集まった三兄弟の
    14日間…と、おまけ? な日々。
    三人兄弟の視点で、くるくると変わっていきます。

    とりあえず、長男は父親の職業をついでいるので
    そちらの視点に行くと、もう想像力は使わないで下さい状態。
    思わず細部を考えてしまって、叫びたい気持ちでした。
    そこまで想像してしまった脳内にも叫びたいですがw

    兄弟の謎に、仕事の謎に、自分達がどうすればいいのかという謎。
    一番切実に困ってそうな

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    2012年01月01日
  • 庵堂三兄弟の聖職

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    ネタバレ

    ホラー小説大賞ということと、表紙の見た目に惹かれて購入。

    「遺工」という架空の職業のことを書いているのに、リアリティがあって、最初は死者の骨で櫛を作ったりするなんて・・・って思っていたのに、
    中盤で登場するお客さん(おじいさん)の台詞で、絶対におかしいことを言っているけど遺族としては凄く真剣で、死んでも一緒にいたい気持ちが伝わってくる。
    亡くなった奥さんの骨で作った日用品に囲まれて最後まで一緒にいたいんだな、と。

    あとは、汚言症という謎の病気持ちの三男が割りと良いとこ取っているかんじ。
    次男は主人公っぽいけど語り部的な役割しかなくて本人の印象は薄い。
    長男は一番常人離れしてて“そういうもの

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    2011年04月12日
  • 庵堂三兄弟の聖職

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    ジェットコースター小説。カラッとしている。私はおどろおどろしいのが好きなので、普通です。☆3つにしました。しかし、興味深い職業です。

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    2010年12月04日