真藤順丈のレビュー一覧

  • 庵堂三兄弟の聖職

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    ホラー作品らしくちょっとグロい描写がちらほらある作品。
    でもすんなり読めたし同作者の他の作品と違ってラストもイイ感じ。
    面白かった。

    難しいとは思うけど、映像化したら見てみたい作品だと思った。
    映画か深夜ドラマとかどうだろう?

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    2011年08月02日
  • 庵堂三兄弟の聖職

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    角川ホラー文庫なんて所からだすからいかんのだ。

    もっと爽やかな兄弟の再生物語だ!って思います。


    まぁ、家業が死体加工で無ければ。
    それ込みで読んでも、良い兄弟だなぁって、温かくなれますよ。

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    2010年10月05日
  • 庵堂三兄弟の聖職

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    第15回日本ホラー大賞受賞作、角川ホラー文庫化。
    オビのコメントに平山夢明氏が寄せていますが
    それも分かる気がします。
    遺体を解体して「遺工」なる製品を作り出す一家の
    3兄弟を軸にした相当に歪みきった青春小説。
    当然、遺体を解体するシーンなどは王道の
    ケチョケチョのスプラッタなんですが、そこには
    猟奇的な視点はなく、あくまでも職人目線で淡々と
    描かれている為、ホラー的な恐怖や嫌悪感を
    感じさせないのは平山氏の「DINER」に近い。

    3兄弟中、一番エキセントリックな三男の「毅巳」
    のキャラが壮絶でなんとも切なくなってきます。
    彼が愛する女性に渡した自分の口汚い言葉を
    「変換」した手紙には、正直

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    2010年08月31日
  • 宝島(下)

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    1955年 嘉手納幼女殺人事件
    1968年 B52爆発事故
    1970年 コザ暴動
    1972年 本土返還

    基地の子

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    2026年01月10日
  • 宝島(上)

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    昨年の10月、母の姉の家に居候して沖縄で過ごしてました。母の姉と映画を観に行く約束をしていたが果たせなかったので代わりに読書にしました。

    居候中によく沖縄のことを話してくれましたが、私は歴史を知らなさすぎたと感じました。
    とっかかりとしてはちょうどよく感じました。

    アメリカ統治下の生活は今の私の中では受け入れ難いほど恐ろしい日常でした。
    町の女給や小さな幼子が嗜好によって殺される。
    本国に帰り刑罰も軽くなる。
    納得がいかないことばかりでした。

    今は命の危険に脅かされずに過ごせていることが私の中では当たり前で、何気なく生きてきました。

    でもそんな恐ろしくも辛い時代に頑張って生き残ってきた

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    2026年01月06日
  • 宝島(下)

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    バッドエンドを覚悟して読み進める 
    覚悟していたほどには最悪な結末ではなかったけど、理不尽を押し付けられ結末であることには変わりはない

    なんくるないさ って、楽観主義的な含みだと軽く考えていたけど、もっとたくさんの気持ちが含まれていた

    沖縄のニュースの見方が変わる
    また読み直そう

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    2026年01月03日
  • 宝島(下)

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    あまり知らなかった返還前の沖縄の熱に少しでも触れられた気がする。独特の雰囲気を映画でも感じてみようと思う。

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    2025年12月29日
  • ものがたりの賊

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    文学好きにはたまらないファンタジー。
    注釈まで、めちゃめちゃ面白い。
    京極夏彦さんの虚実妖怪百物語を思わせるところもあり。
    文章が巧みで、語彙が豊か。
    初見の言葉が頻繁に出てくるおかげで自分の物知らずを実感させられるのが気持ちいい。

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    2025年12月21日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    宝島の続編
    宝島も面白かったが、本作品も劣らず面白かった
    沖縄は戦争の1番の犠牲者であり、日本本土、米兵とずっと戦ってきた
    たくさんの命が犠牲になって、やっと今の平和を取り戻したが、大きな傷は残ったままだろう
    本作品のように魅力的な小説書が存在することで、沖縄の誇りを多くの人が感じることができるのは素晴らしいことだと思う

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    2025年12月03日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    沖縄の戦後を舞台にした物語で5つの短編と1つの中編から成る。宝島の続編と言われているが、これだけでも沖縄の戦後の非情なまでの様子がよくわかる。最後の中編が宝島の登場人物のその後を物語っている。私は「25セント」が映像として脳裏に浮かんで好きだった。

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    2025年11月22日
  • 宝島(上)

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    9月に映画を見てから読み始めた。

    戦後の沖縄を舞台に、米軍に対抗しながら生きてきた沖縄人の慟哭が詰まった内容だった。
    飛行機墜落のシーンつらすぎ…。
    他にも辛いシーン、暴力的なシーンがたくさんある。苦手な方は要注意。
    あーあ。なんか疲れたな。(いやな疲れではない)
    届きそうで届かない英雄オンちゃん行方不明の真実。
    後半に続く。

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    2025年11月06日
  • 宝島(下)

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    「宝島」なのか分からなくなるような
    沖縄の辿らされた道

    登場人物の苦悩とともにそれぞれの経験と時の流れが、ありありと描かれていた

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    2025年11月06日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    宝島のその後。米の横暴と圧政、追随する日本政府へのやるせない悲しみ、怒り。戦後80年経っても銃剣とブルドーザーで奪われた土地が返されていない現実。自然な方言も相まって真藤さん沖縄出身と思っていた。

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    2025年11月03日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    「宝島」を読んでからだいぶ経つので、ちょっと忘れかけていたけど、映画を最近観たので、アナザーストーリー&続編は本当に嬉しかった!
    テイストは「宝島」と同じで、語り部の口調がイイ。
    ヤマコやグスクを通じて、知らなかった(知らされなかった)沖縄の怒りや悲しみ、諦観が伝わってくる。

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    2025年10月23日
  • 黄昏旅団

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    落伍者のグン
    歩き手のタイゼン
    歩き巫女のアイラアイラ

    路地裏で出会った少年マナブ
    マナブを置き去りにした父親檜山優作

    妻と娘とともに檜山優作は貧困者支援団体のコミューンに移り住んでいた

    マナブが置き去りにされた理由を探るためタイゼンとグンが檜山優作の心象風景<道>を歩く

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    2025年10月03日
  • 宝島(下)

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    ネタバレ

    戦後の沖縄の歴史は、あまり知らずに読んだがこんなにも悲惨な歴史があったのかと衝撃を受けた。私自身26歳で、沖縄返還は沖縄にとって記念すべき日だと思っていたが本作品ではそれが空虚のものとして扱われていた。本土の人たちは戦後だと思っていたが沖縄の人にとって戦争は終わっていなかったのである。
    歴史認識は人によって様々であろうが、沖縄の歴史を学ぶきっけになる良い作品だと思う。
    しかし、星5から1減らした理由としてはレイの最後である。テロの動機は理解できるし共感する部分もあった。だが、アメリカの米軍基地に侵入しテロ行為をしようとしたにも関わらず特に罰せられないというのはいくら小説の世界とはいえ違和感を感

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    2025年09月29日
  • 宝島(下)

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    何の物語かって、やっぱりこれは沖縄そのものの物語だったんだ、と、最後のひとふしを読んで確信。

    沖縄の魂によって救われた命が、また沖縄の魂となって物語を紡ぐことで、沖縄は受け継がれていく。
    読者であるぼくたちにも。

    近年の大衆小説のなかではずば抜けた傑作だと思います!
    若干長いけど、かといって無駄があるかというとそうでもないと思う。

    映画は不調なようだけど、早いうちに観に行かなきゃ!

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    2025年09月28日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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     前作に劣らぬ熱量を持つ物語だった。いろんな形をした「英雄」と「戦果」が、狂熱と混乱と悲痛が渦巻く沖縄の戦後史を背景に描かれる。どの作品もミステリ要素があってハラハラドキドキし、面白い。特に「ナナサンマル」は「宝島」の後日談で、ヤマコやグスクのその後を知ることが出来て嬉しかった。

     奪われ、押し付けられ、何度希望を打ち砕かれても、それでもここで生きていくと叫ぶ不屈の命(魂)たちに、心が震えた。
     それぞれがそれぞれの場所で戦い、誰かにとっての英雄になっていたんだな、と。その想いは今へ連綿と受け継がれている。

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    2025年09月29日
  • 宝島(上)

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    どんな小説か、言い表すのが難しい……!
    戦後の沖縄で、若者たちが命を燃やして暴れまわる物語、といえばいいのか…
    あるいは、「沖縄」というものに魂があるのであれば、それを描いているとでもいえばいいのか。

    うまく言い表せないけれど、これは大作。
    近年の小説の中で、これだけ骨太な物語を持つ長編は稀なのではないかなあ。

    なんとなく村上龍の『コインロッカー・ベイビーズ』を彷彿とさせる。
    主要人物たちの名前がカタカナだからなのか、彼らの倫理観がぶっ飛んでいるからなのか、物語の中でくりかえされる破壊と狂騒の熱量が似ているからなのか、、、

    早く下巻を読んで、読み終わったらいま上映している映画も観てみたい

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    2025年09月25日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    終戦後の沖縄から始まり、コザ暴動、沖縄返還を経て、ナナサンマルまで。
    沖縄で生きぬく"基地の子"の六つの短編を収めた作品。かつて戦火アギヤーだったグスコやヤマコのその後も書かれてあり、『宝島』を読んだ時の高揚感がよみがえってきた。

    〈目次〉
     ブーテン  
     アーニーパイルで逢いましょう
     五つ目の石
     25セント
     家族の唄
     ナナサンマル  


    「アーニーパイルで逢いましょう」が特に良かった。

    那覇に賑いが戻ってきた。劇場周辺ではヌギバイ(タダ見)が横行する。貧しい悪ガキらが、国際通りを一目散に駆けていく姿が印象に残った。沖縄映画興業界を背景に、ヌギバイ猿と女の子

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    2025年09月23日