真藤順丈のレビュー一覧

  • 宝島(下)

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    あまり知らなかった返還前の沖縄の熱に少しでも触れられた気がする。独特の雰囲気を映画でも感じてみようと思う。

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    2025年12月29日
  • ものがたりの賊

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    文学好きにはたまらないファンタジー。
    注釈まで、めちゃめちゃ面白い。
    京極夏彦さんの虚実妖怪百物語を思わせるところもあり。
    文章が巧みで、語彙が豊か。
    初見の言葉が頻繁に出てくるおかげで自分の物知らずを実感させられるのが気持ちいい。

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    2025年12月21日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    宝島の続編
    宝島も面白かったが、本作品も劣らず面白かった
    沖縄は戦争の1番の犠牲者であり、日本本土、米兵とずっと戦ってきた
    たくさんの命が犠牲になって、やっと今の平和を取り戻したが、大きな傷は残ったままだろう
    本作品のように魅力的な小説書が存在することで、沖縄の誇りを多くの人が感じることができるのは素晴らしいことだと思う

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    2025年12月03日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    沖縄の戦後を舞台にした物語で5つの短編と1つの中編から成る。宝島の続編と言われているが、これだけでも沖縄の戦後の非情なまでの様子がよくわかる。最後の中編が宝島の登場人物のその後を物語っている。私は「25セント」が映像として脳裏に浮かんで好きだった。

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    2025年11月22日
  • 宝島(上)

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    9月に映画を見てから読み始めた。

    戦後の沖縄を舞台に、米軍に対抗しながら生きてきた沖縄人の慟哭が詰まった内容だった。
    飛行機墜落のシーンつらすぎ…。
    他にも辛いシーン、暴力的なシーンがたくさんある。苦手な方は要注意。
    あーあ。なんか疲れたな。(いやな疲れではない)
    届きそうで届かない英雄オンちゃん行方不明の真実。
    後半に続く。

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    2025年11月06日
  • 宝島(下)

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    「宝島」なのか分からなくなるような
    沖縄の辿らされた道

    登場人物の苦悩とともにそれぞれの経験と時の流れが、ありありと描かれていた

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    2025年11月06日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    宝島のその後。米の横暴と圧政、追随する日本政府へのやるせない悲しみ、怒り。戦後80年経っても銃剣とブルドーザーで奪われた土地が返されていない現実。自然な方言も相まって真藤さん沖縄出身と思っていた。

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    2025年11月03日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    「宝島」を読んでからだいぶ経つので、ちょっと忘れかけていたけど、映画を最近観たので、アナザーストーリー&続編は本当に嬉しかった!
    テイストは「宝島」と同じで、語り部の口調がイイ。
    ヤマコやグスクを通じて、知らなかった(知らされなかった)沖縄の怒りや悲しみ、諦観が伝わってくる。

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    2025年10月23日
  • 黄昏旅団

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    落伍者のグン
    歩き手のタイゼン
    歩き巫女のアイラアイラ

    路地裏で出会った少年マナブ
    マナブを置き去りにした父親檜山優作

    妻と娘とともに檜山優作は貧困者支援団体のコミューンに移り住んでいた

    マナブが置き去りにされた理由を探るためタイゼンとグンが檜山優作の心象風景<道>を歩く

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    2025年10月03日
  • 宝島(下)

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    ネタバレ

    戦後の沖縄の歴史は、あまり知らずに読んだがこんなにも悲惨な歴史があったのかと衝撃を受けた。私自身26歳で、沖縄返還は沖縄にとって記念すべき日だと思っていたが本作品ではそれが空虚のものとして扱われていた。本土の人たちは戦後だと思っていたが沖縄の人にとって戦争は終わっていなかったのである。
    歴史認識は人によって様々であろうが、沖縄の歴史を学ぶきっけになる良い作品だと思う。
    しかし、星5から1減らした理由としてはレイの最後である。テロの動機は理解できるし共感する部分もあった。だが、アメリカの米軍基地に侵入しテロ行為をしようとしたにも関わらず特に罰せられないというのはいくら小説の世界とはいえ違和感を感

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    2025年09月29日
  • 宝島(下)

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    何の物語かって、やっぱりこれは沖縄そのものの物語だったんだ、と、最後のひとふしを読んで確信。

    沖縄の魂によって救われた命が、また沖縄の魂となって物語を紡ぐことで、沖縄は受け継がれていく。
    読者であるぼくたちにも。

    近年の大衆小説のなかではずば抜けた傑作だと思います!
    若干長いけど、かといって無駄があるかというとそうでもないと思う。

    映画は不調なようだけど、早いうちに観に行かなきゃ!

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    2025年09月28日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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     前作に劣らぬ熱量を持つ物語だった。いろんな形をした「英雄」と「戦果」が、狂熱と混乱と悲痛が渦巻く沖縄の戦後史を背景に描かれる。どの作品もミステリ要素があってハラハラドキドキし、面白い。特に「ナナサンマル」は「宝島」の後日談で、ヤマコやグスクのその後を知ることが出来て嬉しかった。

     奪われ、押し付けられ、何度希望を打ち砕かれても、それでもここで生きていくと叫ぶ不屈の命(魂)たちに、心が震えた。
     それぞれがそれぞれの場所で戦い、誰かにとっての英雄になっていたんだな、と。その想いは今へ連綿と受け継がれている。

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    2025年09月29日
  • 宝島(上)

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    どんな小説か、言い表すのが難しい……!
    戦後の沖縄で、若者たちが命を燃やして暴れまわる物語、といえばいいのか…
    あるいは、「沖縄」というものに魂があるのであれば、それを描いているとでもいえばいいのか。

    うまく言い表せないけれど、これは大作。
    近年の小説の中で、これだけ骨太な物語を持つ長編は稀なのではないかなあ。

    なんとなく村上龍の『コインロッカー・ベイビーズ』を彷彿とさせる。
    主要人物たちの名前がカタカナだからなのか、彼らの倫理観がぶっ飛んでいるからなのか、物語の中でくりかえされる破壊と狂騒の熱量が似ているからなのか、、、

    早く下巻を読んで、読み終わったらいま上映している映画も観てみたい

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    2025年09月25日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    終戦後の沖縄から始まり、コザ暴動、沖縄返還を経て、ナナサンマルまで。
    沖縄で生きぬく"基地の子"の六つの短編を収めた作品。かつて戦火アギヤーだったグスコやヤマコのその後も書かれてあり、『宝島』を読んだ時の高揚感がよみがえってきた。

    〈目次〉
     ブーテン  
     アーニーパイルで逢いましょう
     五つ目の石
     25セント
     家族の唄
     ナナサンマル  


    「アーニーパイルで逢いましょう」が特に良かった。

    那覇に賑いが戻ってきた。劇場周辺ではヌギバイ(タダ見)が横行する。貧しい悪ガキらが、国際通りを一目散に駆けていく姿が印象に残った。沖縄映画興業界を背景に、ヌギバイ猿と女の子

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    2025年09月23日
  • 宝島(下)

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    ネタバレ

    ※映画の感想含みます。

    まず小説。
    全てが繋がった時、もっともっと何かが変わっていたら…と心が苦しくなった…。
    ウタ…オンちゃん…
    でもレイやグスク、ヤマコそれぞれがオンちゃんのために、沖縄のために、自分の信念のために貫く姿は上巻・下巻合わせてどれも読み応えがあった。
    自分は30半ばになるが沖縄に行く機会が今まで無く、沖縄や沖縄で起きた事について正直あまり知らない。これを機に沖縄に行っていろんな場所を巡りたいし、他にも沖縄についての著書や文献を読んでみようと思った。



    映画を観て…
    国宝は原作も映画も素晴らしくどちらも良さがあり素晴らしかったし、宝島の製作費が国宝の2倍、加えて俳優の方が

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    2025年09月24日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    「宝島」の続編。

    時代も年齢も多種多様な「戦果アギヤー」の姿を描く6つの「宝」のはなし。

    こちらも沖縄の史実がベースになっているので、短編なのに読み応えがすごい!
    どのお話にも、ちょっとしたミステリーのような要素があって面白いし、希望が見える終わり方で読後感がとてもいい◎。

    「宝島」を読んで、私は米兵や米軍に怒りを抱いたのですが(本書でも、そう思う場面はあった)、悪い人ばっかりだったわけではないんですよね。
    本書を通して「宝島」だけでは知り得なかった史実を知れたのがよかったし、当時の沖縄の文化に触れられたのもよかった。
    作中に出てきた唄も全部YouTubeで聞いてみたのですが、イメージが

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    2025年09月21日
  • 宝島(下)

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    英雄が持ち去らなければならなかっもの。護らなければならなかっもの。下巻を移動中に読んで涙が出ました。
    遺された幼なじみ3人には、この先もこの辛い過去のある島(未だにいろいろ辛い島)で、でも美しい海の島で生き生きと生きて欲しい。
    映画見た方がいいかな?
    観た人教えて欲しい。
    でも受け止められるだろうか

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    2025年09月21日
  • 宝島(上)

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    いやいや、読んでいて想像できないくらい辛い。
    沖縄の事はいろんなところで目にするが、学んだつもりだか、これは。。
    積ん読の下の方にあって、私には読めないだろうと思った。でも幼なじみたちがそれぞれ警察官、教師、テロリストになると言う話は興味があって買ってしまったんだろうと。
    映画化にもなると言うこと、戦後80年。目を背けてはいけない本。
    移動中、一気に上巻読み終えて。
    いや、辛い。
    そんな陳腐な言葉しか出てこない私が情けない

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    2025年09月21日
  • 墓頭

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    ネタバレ

    日本、香港、カンボジア、インドネシア、舞台は心惹かれるところばかり。
    壮大な物語、あり得ない登場人物の人生、行動。
    ぶっ飛んだリアリティを感じたり空恐ろしくなったりアホくさく感じたり。
    ボズの人生よりもユウジンの人生よりの方に、心が揺り動かされた。奇跡を期待しつつそれが起こらないことに納得しつつ、終盤になって奇跡が起こる。それやっちゃダメでしょという気持ちと、でもそれが尻切れとんぼにならない大仕掛けで天晴れという気持ちと。

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    2025年08月30日
  • 宝島(下)

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    ネタバレ

    個人評価は星3.5。四捨五入して星4。
    上巻の混沌とし続けた流れから、一つの結末に向けて流れに変わっていきストーリー自体楽しめた。
    オンちゃんについては、いきなり出てきても興醒めしちゃうだろうし、出てこなかったそれはそれで、拍子抜けしちゃうという、難しい状況だと思ってたから、結果いい落とし所というか、それなりに納得できる結末だと思う。

    主人公達とそれを、取り巻く複雑な人間関係が平行線のままな部分はリアリティあるけど、バトル(?)パートは割と、まあ、まあという印象。それはそれでいいけれど。
    後は、けっこう感情的なシーンのセリフに沖縄弁(?)が入って、意味はなんとなく分かるけど、細かいニュアンス

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    2025年06月09日