真藤順丈のレビュー一覧

  • 畦と銃

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    ミナギというあるド田舎を舞台にした物語。農業、林業、牧畜業をテーマにした3編とおまけから成る。

    方言丸出しの文章で大半を占め、バイオレンスな表現が多々あるので、好みは大きく分かれそう。私も最初は読みにくかったんだけど、、、途中からその生命力溢れる文章にやられてのめり込んでしまった。ミナギという舞台が同じなだけで、3編それぞれ独立した話なのだが、ゆる~く繋がっているのがまた良し。実はこの人が、というのが途中で分かって、キュンとした。私の一番好きな話は林業。最後、泣けてしまった。

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    2015年06月03日
  • 庵堂三兄弟の聖職

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    2015年、6冊目。
    真藤順丈初読み作品。
    第15回日本ホラー小説大賞受賞作。
    遺体を用いて生活用品を創る「遺工士」という架空の職を生業とする「庵堂家」の男三兄弟の物語。
    家業を継いだ長男。家を出、東京でサラリーマン生活をおくる次男。知人の葬儀会社で働くも、暴力衝動を抑えきれずにいる三男。三人は先代である父の七回忌を前に、久々に顔を揃える。
    コレを
    「ホラーか?」と問われれば。
    「No!」と答えるでしょう。
    「では、何か?」と質問を重ねられたら。
    「エンターテイメントなヒューマンドラマだ!」と答えるでしょう。
    「遺工士」という職業柄、スプラッター場面は度々出てくるが、ソレがメインで話が展開して

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    2015年02月09日
  • 東京ヴァンパイア・ファイナンス

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    ネタバレ

    抹茶ゼリーが何度もちゅるるるんと舌のうえをサーフィン!真夜中の情報交換という名のスイーツ会が良いなあ。ニトベさんが女の子らしくて可愛いなぁと思っていたら、まさかの小夜。ヴァンパイアは、そういう意味で使われたのね。

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    2014年08月23日
  • 畦と銃

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    こんなとてつもなく面白い本を今まで知らなかったことを恥じ入りたい。架空の山村ミナギを舞台に語られる荒々しいクロニクル。百姓が
    杣びとが、幼い牧童たちが破天荒な物語を繰り広げてくれる。なのに読んでいるあいだは、この身も間違いなくミナギの畔や山や牧場に生きている気にさせられる。誰かれなく勧めてしまいたくなる一冊。

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    2014年06月07日
  • 東京ヴァンパイア・ファイナンス

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    面白かった。
    「ヴァンパイア・ファイナンス」というネーミングなど、伏線の張り方がやっぱり上手いと思った。
    地図男のときと同じでラストがふわっとした感じだったけど良作だと思う。

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    2011年07月27日
  • GANTZ/EXA

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    公共の場でいきなり読む場合は、注意が必要です。
    きをつけてくだちい。

    主人公は宇宙飛行士のナガトモ。犯罪者の彼が宇宙で出会ったのは岸本。それをきっかけに、ナガトモはガンツに巻き込まれてしまうのです・・・。
    スピンオフということですが、自分は漫画のGANTZも読んでいます。細かい設定は失念していましたが、こちらのEXAでもオリジナルの設定はもちろん踏襲しているわけで。原作を知っているほうが愉しいかと思います。というか、そうじゃないと読まないだろ。
    ストーリーはなかなかスピーディーに展開します。
    かなり、さらりと読めました。
    ちょっと物足りないくらいかな。ぽんぽん進み過ぎて、もう少し丁寧に描写し

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    2011年02月08日
  • 庵堂三兄弟の聖職

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    グロテスクな描写が続くわりに、生理的な嫌悪感は全くわかなかった。ホラー小説なので、それが良いことなのか悪いことなのかは微妙なところ?ホラー&グロテスクというよりは、変人気味の兄弟の話として捉えた。悪趣味と思ってはいても、さおりの剥製を一目見たい。

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    2010年10月06日
  • 庵堂三兄弟の聖職

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    舞台が地元でちょっと興奮。
    大切な人が死んでしまってもずっと一緒にいたい。それをかなえる遺工師を父に持つ三兄弟の話。
    リアルなグロ注意

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    2010年09月18日
  • 東京ヴァンパイア・ファイナンス

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    なんだこのスピードとパワーは...! とにかく速い! サブマシンガンを乱射
    するがごとく繰り広げられる言葉の鉛玉がそこかしこに飛びまくる。
    スゲーなー。 まだこの速さに対応出来る自分に安心したりします。

    ハチャメチャなストーリーは主人公たちの持つ力と、衝動で
    自然と収まり、読後もかなり気持ちいいです。
    「地図男」でのスピード感にもスゲーと思いましたがこっちの方が
    断然上。 その速さは90年代後半のアメリカン・ハードコアの如く
    ユーモラスかつ、シンプルで太い。

    今作を読んで喜んでる10代達の将来は明るい...のか?

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    2009年10月07日
  • 宝島(下)

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    正直上巻が読み進めるのが辛くて下巻読むのを躊躇ってたけど、読んで良かった。
    戦後の沖縄ってこんな感じだったのかと色々考えさせられた。

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    2026年01月05日
  • ジョジョの奇妙な冒険 無限の王

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    ネタバレ

    どんな話なのか全く知らずに読んだ。
    ジョジョ好きには面白いが、やはり文章だけではバトルシーンやスタンドのビジョンがイメージできなかった。
    時代は2部と3部の間、まだ「スタンド」という名前で呼ばれる前のスタンド使いの話。
    他作品の登場キャラクターとしては、唯一リサリサが登場する。もちろん波紋使いだが、最後の最後、90歳を超える老婆として再登場した時は、スタンド「ザハウスオブアース」の使い手として登場する。
    そして前半は仲間だったのに最後は敵として対峙するオクタビオとホアキン。悲しい2人。ホアキンのスタンドから生まれる化物はビジュアルが凄そうなのでやはり荒木先生の漫画で見たかった。
    ホアキンはオク

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    2025年12月14日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    『宝島』の続編とあるが、それぞれに違う主人公による6つの短編集。
    『宝島』を読んで結構衝撃を受けたので、それに比べるとあっさり読めてしまった。

    それでも、戦後の沖縄の様子やそこで生きた人々の人生を、小説という形ででも触れられたのはすごく自分にとっては良かった。
    まだまだ知らないことだらけだった。
    「ナナサンマル」という言葉も初めて聞いたし、交通事情(沖縄には右側通行の時代があったんだ…)なんかも考えたこともなく、それが沖縄の人々にとってはすごく大きな意味合いがあったこととか、色々考えさせられた。

    決して過去の話ではなく、今も沖縄には多くの基地がある。
    知ることがまず大事、そこから自分に何が

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    2025年10月31日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    直木賞とった「宝島」の続編。続編といっても「戦後沖縄」という舞台を同じくしたスピンオフ短編集っぽい感じ。最後の書き下ろし中編だけは宝島の主要登場人物がでてきてその後を知れたりもします。

    正直「宝島」の話が半分くらいしか覚えてなかったのでざっとあらすじだけ確認してから読んだんですが、最後の話以外は別に読んでなくても問題なく楽しめる。最後のも知ってればより楽しめるくらいの位置づけかな。
    個人的にはむしろ最後の以外のお話のほうがしみじみと面白かったです。ほんのりとあたたかな人情噺っぽくて。「これからの沖縄がどうあるべきか」みたいな硬い話よりもエンタメ強めのこっちのほうが好み。

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    2025年10月28日
  • 宝島(上)

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    直木賞
    山田風太郎賞
    沖縄書店大賞
    細谷正充賞

    数年前に単行本に挑戦するが、読みづらく数ページであえなく断念。
    映画化されたということで、再度手に取る。

    全編、沖縄の語り部(ユンター)が語っているという形なので、正直読みやすいとは言えない。多くの言葉には沖縄弁のルビが振られており、それも読みにくさを増す。途中でまた断念しそうになった。
    しかし、この書き方により、沖縄で起こっているという臨場感が感じられる。この本の作者が東京出身とは驚きだった。

    血なまぐさいシーンが多く、私は得意ではないが、戦中戦後の沖縄を知ることができてよかった。

    とりあえず下巻に進みます。

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    2025年10月25日
  • 宝島(下)

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    美ら海、国際通り、シーサー、
    そして基地の島。
    観光地として訪れた沖縄のイメージ。
    本作品には
    本当に誰も教えてくれなかった沖縄の歴史が書かれていた。戦争はあんなに生々しく語られるのに。
    この作品を読むと
    今も全く変わってないじゃないか、と愕然とする。

    ただ、20年の月日を描くわりに物語がなかなか進んでいない感覚があって中弛みしてしまった。3人の激動が掴みきれなかったのは残念

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    2025年10月17日
  • 英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-

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    宝島を読んでからかなり時間が経っているので、作風に馴染むのに時間がかかった。
    今にも続く沖縄の苦悩。どれだけの人が苦しめられてきたのか。作品の中では多くを語られていないが、市井の人々の中に積もる鬱屈は痛いほど伝わってくる。
    日米地位協定は当時のまま日本に不利な取り決めで続いている。沖縄の歴史をもっと本土の人間も知るべきだと思う。

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    2025年10月16日
  • 宝島(下)

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    虐げられてきた沖縄の人々
    分かっていたつもりだが想像以上だった
    改めて沖縄の現状を考えるきっかけにしたい

    そろそろ本当に生きる時がきた

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    2025年09月23日
  • 宝島(上)

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    映画化の話題本
    戦後虐げられてきた沖縄県民の熱さ
    コザのじっとりした暑さが本から滲み出す
    物語はどんな結末を見るのか…

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    2025年09月17日
  • 庵堂三兄弟の聖職

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    ネタバレ

    平成22年8月25日初版発行。。。ま?ま。
    ホラーなのか、そうか。

    三人兄弟の話。三兄弟だから、まぁそうなのだが。
    全体通すと次男が主人公かと思うのだが、ドラマなところは長男と三男のスポットに太さがあったり。
    とはいえこの分量で散らかっているとか半端な感じはなく、大賞受賞作らしい読ませる作品。

    長男→インサイダー
    次男→バランサー
    三男→アウトサイダー
    ふむ。

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    2025年08月15日
  • 宝島(上)

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    ネタバレ

    直木賞受賞作ということで、前から興味はあったのをやっと読み始め。
    今の所、宝島感はないストーリー展開。
    所々に沖縄弁(あってんのかな?)の台詞があって意味というか意図が分からない部分がなんか、入って聞けないなぁと最初は思ってたけど、意外となれるもんだな。
    ストーリーの戦後沖縄。教科書程度の知識と勝手な想像での世界観とは異なり、生きるだけでも大変な世界。色々考えさせられる。
    話の展開からしてもどう考えても所謂ハッピーエンド機なならない予感しかしないな。

    どうでもいいけど、上と下の厚さが違いすぎてびっくり。

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    2025年06月07日