満園真木のレビュー一覧
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書かれている内容が充実していることはもちろんだが、それよりも、“文章が上手い”。これは訳者によるところも当然あるのだろうが、僧の例え話など、イメージがしやすく、大変わかりやすい。マインドフルネスや瞑想といったものが、抽象的なものであるからこそ、“どれだけイメージしやすい説明ができるか?”が重要。なので、必然的に高い文章能力が必要とされる。本書は見事にそこをクリアしている。良書。
読み終えて。
「瞑想」と「マインドフルネス」を混同していた自分がおり、まず、ここをわけて考えることが重要だと思った。それに気づけたのがよかった。
個人的にふと思ったのが、つい、はやく本を読み終えたくて、要点だけを摘んで速読してしまうことがあるのだが、これはマインドフルネス的にはあまりよくない行為かもしれないなと思った。無駄と思えるような箇所でも、ざっと読み飛ばすのではなく、意識を傾けてじっくり読んでみることが時には必要だと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
【読んだ理由】
YouTubeで何度か紹介されていたので。
瞑想を取り入れたくて。
あっちこっちに気が散りながら、マルチタスク、同時並行、効率最優先なわたし。
マインドフルネスに憧れあり。
今この瞬間に集中して生きてみたい。
【読んだ後】
瞑想の概念が変わった。
62
「空はいつでも青いのだ」
その時の気分がどうであれ、心は本来、青空のように常に変わらないものだ。
頭を空っぽにしなければならない(空っぽを作り出さなければならない)のではない
瞑想とは、人為的な無心状態を無理に作り出そうとするものではない
青空すなわち「からっぽの状態」は、いつでもそこにある。
自分の心の中には、常に静かで澄み渡った場所がある。人はいつでも帰ることができる場所がある。
それは、人生にどんなことが起ころうと、落ち着いた安らかな気分でいられるということ。
70
よいものにしがみつこうとすることも、不快なものを懸命に取り除こうとすることも、すべて「抵抗」。
抵抗している限り、受け入れる余地は生まれない。受け入れられない限り、安らかな心は決して得られない。
『幸福はただの幸福だ。大騒ぎするものではない。悲しみもただの悲しみだ。大騒ぎするものではない。いつも心地よい体験をしたいという欲望を捨て、同時に、不快な経験をすることへの恐れを捨てることができれば、静かな心が手に入る。』
心地よい感覚を味わうことだけを望み、不快な感覚を常に恐れていないか?
80
瞑想←意識を研ぎ澄ますトレーニング
不快な感情を追い払えるとは言っていない。ただ、より意識を研ぎ澄ませていれば、不快な感情が湧いてくる隙がほとんどなくなる。ずっと不快な感情のことを考えていたら、当然、多くのすきを与え、それを自由に動き回らせることになる。だがそれについて考えなければ、それは勢いを失う。
不安になった時、不安になっていることに不安を感じる=反応
↓
一歩下がってもう少し視野を広げ、もとの感情をありのままに観察し、意識を向ける
↓
それはもう自分の出番は終わったとばかりに、どこかへ行ってしまう
160
あなたは身の回りに起きる様々なことで浮かれたり落ち込んだりし続ける。1日を通して変わらないことは、あなたの思考があなたの気分を左右しているということ。
意識していなければ、思考が全てを支配する。
↓
マインドフルネスは一日中、何をしている時でもできるもの。
マインドフルネスとは、自分が今している行為に100%注意を向けること。
(10分瞑想の時間だけがマインドフルネスタイムではない!)
目的と集中と意識を保ちながら、ある行動からある行動へと移っていく◎
次はこれをしなきゃあれをしなきゃといった、何かをしながら別のことを考えている心ここに在らずな状態が、多くのストレスを生む。
「自動操縦」の状態で日々をこなしていく
⇔マインドフルネス
瞑想トレーニングとは、誰かのために、自分が本当の意味でそこにいられるよう心を訓練すること。
いつも自分の考えに沈んでいては、幸せを感じたり、誰かとの絆を感じることなどできない。
33
「からっぽ」=「幸福」ではない。
人はなぜか幸福こそが人生のあるべき状態であり、そうでなければ何かが間違っていると思い込んでしまう。
45
マインドフルネスのトレーニングをし、日々瞑想することでより良い精神状態を手に入れられれば、他人ともよりポジティブに関われるようになる
瞑想とは、どれだけ忙しくても、大勢の人と一緒でも、生活にマインドフルネスを取り入れ、より注意力を高めて日々を生きられるよう、その手助けをするもの。
57
生きるためには考える能力が必要。考えることは心の本質。道路は車が走るために作られているように、心は思考や感情を体験するために存在する。あらゆる思考が悪いなどと誤解してはならない。ただ、それらとの関わり方を知る必要があるのだ。自問しなければならないのは、思考のうち有用で生産的なものがどれだけあって、無用で非生産的なものがどれだけあるかということだ。
58
瞑想とは、コントロールを手放して一歩下がり、受け身の姿勢で注意を集中することを覚え、その一方で心を落ち着けて自然な意識を保つプロセス。
思考とは、ひとりでに浮かんでくるもので、どれだけ努力しても防ぎようのないもの。
一歩下がり、心を解放して自由にさせてやった時、はじめて本当に頭が空っぽになったと感じられる
62
「空はいつでも青いのだ」
その時の気分がどうであれ、心は本来、青空のように常に変わらないものだ。
頭を空っぽにしなければならない(空っぽを作り出さなければならない)のではない
瞑想とは、人為的な無心状態を無理に作り出そうとするものではない
青空すなわち「からっぽの状態」は、いつでもそこにある。
自分の心の中には、常に静かで澄み渡った場所がある。人はいつでも帰ることができる場所がある。
それは、人生にどんなことが起ころうと、落ち着いた安らかな気分でいられるということ。
70
よいものにしがみつこうとすることも、不快なものを懸命に取り除こうとすることも、すべて「抵抗」。
抵抗している限り、受け入れる余地は生まれない。受け入れられない限り、安らかな心は決して得られない。
『幸福はただの幸福だ。大騒ぎするものではない。悲しみもただの悲しみだ。大騒ぎするものではない。いつも心地よい体験をしたいという欲望を捨て、同時に、不快な経験をすることへの恐れを捨てることができれば、静かな心が手に入る。』
心地よい感覚を味わうことだけを望み、不快な感覚を常に恐れていないか?
80
瞑想←意識を研ぎ澄ますトレーニング
不快な感情を追い払えるとは言っていない。ただ、より意識を研ぎ澄ませていれば、不快な感情が湧いてくる隙がほとんどなくなる。ずっと不快な感情のことを考えていたら、当然、多くのすきを与え、それを自由に動き回らせることになる。だがそれについて考えなければ、それは勢いを失う。
不安になった時、不安になっていることに不安を感じる=反応
↓
一歩下がってもう少し視野を広げ、もとの感情をありのままに観察し、意識を向ける
↓
それはもう自分の出番は終わったとばかりに、どこかへ行ってしまう
160
あなたは身の回りに起きる様々なことで浮かれたり落ち込んだりし続ける。1日を通して変わらないことは、あなたの思考があなたの気分を左右しているということ。
意識していなければ、思考が全てを支配する。
↓
マインドフルネスは一日中、何をしている時でもできるもの。
マインドフルネスとは、自分が今している行為に100%注意を向けること。
(10分瞑想の時間だけがマインドフルネスタイムではない!)
目的と集中と意識を保ちながら、ある行動からある行動へと移っていく◎
次はこれをしなきゃあれをしなきゃといった、何かをしながら別のことを考えている心ここに在らずな状態が、多くのストレスを生む。
「自動操縦」の状態で日々をこなしていく
⇔マインドフルネス
瞑想トレーニングとは、誰かのために、自分が本当の意味でそこにいられるよう心を訓練すること。
いつも自分の考えに沈んでいては、幸せを感じたり、誰かとの絆を感じることなどできない。
230
睡眠がいつも完璧でないのはわかっているけれど、波があってもかまわない、と思えるようになった。
235
日々の習慣(歯磨きなど)を「今ここ」に在るための支点として利用する
→一日の中であちこちに短いマインドフルネスの時間が点在するようになる
→それらの時間は、自分が他の考えに入り込んでいないかチェックし、その時していたことに自分を連れ戻す「再集合」の時間となる
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Posted by ブクログ
シリーズをこんなにも一気読みしたのは久しぶりで、最後まで映画を観ているような感覚で楽しめました。みんな無茶をするのでハラハラしてばかり。でもそこが良い(エンタメ大好き)
首謀者に関してはやっぱりお前か!になってしまったものの、今回もそこへ辿り着くまでにたっぷりワクワクしました。特にビリーの教育を存分に活かして、ビリーと対決したシーン。やっぱりジャズは「人」でいたいんだな…
3作目は、大人たちの存在感がgood。ヒューズ捜査官、G・ウィリアム、そしてコニーのお父さん。ジャズの緊張状態が続いている分、大人たちの選択、冷静さが絶妙に入ってくる。彼らの存在はこれからもジャズの支えになるんだろう。ジャズの人生は続くのだから。
ハウイーが想像した「田舎に隠棲して時々地元の事件を解決しているジャズ」も見てみたいけど、できるならビリーの青年期の物語を読んでみたいです。 -
Posted by ブクログ
タイトル買いした本書。本屋さんって、こういう出会いがあるから大好きです。
私は中身が少年なので、とても面白く読みました。読みました というより、まるで映画を観ているようでした。ものすごく読みやすい。
親友がとびきり楽しいやつで、一緒に悪さをしたり軽口をたたいたり、かわいい恋人がいて、癒されたり不安になったり。冒険あり、アクションあり、これはもう青春映画です。犯人が分かっても(年の功かな?)それ以上に楽しみました。
突然狂気に支配されてしまうかもしれないという恐怖と、殺人犯から学んだことを武器にして戦う優越感。不安と自己肯定の狭間を行き来するジャズは、少年特有の危うさがあって目が離せません。 -
Posted by ブクログ
一つ一つ挙げることが出来ないほど、たくさん衝撃を受けた。実在する国が現代でもこんな生活を強いているなんて。
韓国に着いてからの彼女の意志と行動力は本当に立派で、同じ人間として尊敬した。
全てを話してくれた彼女に感謝している。
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"脱北"―― 金正日政権の恐怖の暮らしから逃げた少女パク・ヨンミ。
いかなる危険を覚悟しても、自由を手にしようとした少女と、その家族の選択の物語。
13歳まで過ごした北朝鮮での地獄のような日々、そして北朝鮮から母親とともに鴨緑江を渡って中国に入った夜から、韓国に着いて新しい人生を歩みだすまでの2年間に自らが体験した、
それまで彼女の母親しか知ることのなかった―過酷で悲惨な―想像を絶する出来事を、本書ではじめて語る。
世界15カ国で翻訳化。今、世界が最も注目する衝撃のノンフィクション、待望の邦訳がついに刊行。 -
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リサ・ガードナー『完璧な家族』小学館文庫。
あの『棺の女』の続編。ボストン市警の豪腕女刑事D・D・ウォレンと472日間にわたる壮絶な監禁・暴行事件から生還した女性フローラ・デインの二人の女性を主人公に新たな物語が描かれる。
本作も読み応えのあるハードな物語だった。『完璧な家族』を願い続ける少女が抱える家族の闇。うねるような起伏に富んだストーリー展開。そして、哀しくも感動の結末。
ある朝、平凡な家族が何者かに銃撃され、思春期の次女のローラと幼い長男のマニー、母親のホアニータとその恋人のチャーリーの4人の命が奪われた。唯一生き残った16歳の長女ロクシーは何故か2匹の犬とともに姿を消す。ロクシーが銃撃事件の犯人なのか……
ボストン市警の女性刑事D・D・ウォレンは現場に駆け付け、事件を捜査する。
一方、壮絶な監禁・暴行事件から生還し、女性を守る自警団を自認するフローラ・デインは何か問題を抱えている様子のロクシーとインターネットでコンタクトを取っていた。そして、フローラはD・D・ウォレンと共にロクシーの行方を追うことに。
次第に見えてくる闇の正体……
本体価格1,200円
★★★★★ -
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北朝鮮の恐ろしさは想像を絶する。国全体が強制収容所だ、なぜ、なぜ、なぜ。なぜ今も存続しているのか。私が呑気に明るい部屋で食事をするその瞬間にも、餓死で死を彷徨う人がいて、命懸けで国を脱出しようとする人がいて、生死を彷徨う信じられない状況でも指導者に絶対の信仰と敬意と服従をする洗脳された人々がいる。
私はなんて無知なんだろう。どんな言葉をもってしても薄っぺらく聞こえてしまうかもしれない、でも、これが、フィクションではなく今まさにこの2021年にも現在進行形で起こっていることなのだ。読みながらあまりの衝撃の情報量に、脳と感情の処理が全く追いつかず、読み進めるのに非常に時間がかかった。読み飛ばしたくなくて、何が起こったのか、彼女が何を見たのか、何を経験したのか、全て知りたいと思った。
北朝鮮がここまで恐ろしい国だなんて。そして、なぜその北朝鮮が今も続いているのか。なぜ、崩壊しないのか。なぜ、他国は何もしないのか。読み進めるとそれは北朝鮮だけの問題ではないことが明らかになってくる。中国では人身売買が未だに行われているなんて。遠い遠い過去の話だと思っていた。人が売られる。どういうこと、
“知る”ということの力。無知であることがこわくなる。知らないまま生きていくこともできる。でも、知らないままというのは、彼らの痛みと隠されている現実を理解できないということだ。知らないままだと、私も、誰かを傷つけたり理解できなかったり、思いやったり、寄り添ったりできない。知るということの重要性を改めて感じる。この本は、本当に、後世に残る名著だ -
Posted by ブクログ
本を読んでいる最中に何度も涙が出た。彼女が命をかけて自由を手にし、命の危険を冒してまで真実を伝えようとする姿に感動した。この本を読んで社会主義と自由のどちらが悪でどちらが善だとははっきり言えないと思った。勿論彼女の母国で起こっていたことは非人道的であったが、自由を手にした時彼女が混乱したように、自由は全ての責任を自分で負い、選択肢も自分で考える。常に頭を働かせている。自由がなければ考えることもなく、選択することもないから、そっちの方が楽だったかもだなんて思うこともあるだろう。しかし彼女は自由によって努力すれば叶うということを知った。自由がなければ努力してもしなくても関係ないことだからだ。何も知らなければ社会主義の国で生きていることが不自由だとは思わない。しかし韓国という自由ではあるが競争の激しい社会で、また新たな困難の中で戦わなければいけない。北朝鮮へ残った人々も、脱北した人々もどちらが最善だったかなんて、その人にしか分からないと思った。
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ネタバレ「さよなら、シリアルキラー」シリーズ三部作の完結編。ぶつ切りで終わった前作と違い、今作は最後まで手抜かりなくきっちりと描き切っている。果たして主人公のジャズは殺人を犯すのか?という命題の熱を冷まさずに最後まで引っ張りつつ、誰もが認める大団円にまで持って行ったのには驚嘆に値する。主人公以外に止められない、止めるためには殺すしか無いという難題に対して出した主人公の解答は素晴らしく、よもやすれば漫画的な解決ではあるが、主人公のシリアルキラー設定というスパイスのおかげで成り立った主人公らしい裏技的な解決であろう。非常に小説的でいいと思う。また主人公が罪を背負って生きたり、主人公が死んで終わるパターンにしなかったのは立派である。血脈や人種といった変更不可能な属性というテーマに対して真摯的に取り組んだ結果だろう。クライマックスやエピローグのまとめかたも上手く、少年少女が主役の青春ミステリにおいて、大人がしっかりと大人の役割を果たしたのにも好感が持てる。最後の母との対面や、いつでも殺せるけど人間的で要るためにあえて殺さないという、生殺与奪の権利を持ったまま終わるという締め方も印象深い。設定やキャラクター、シチュエーション、ストーリーテリング、どれも高水準な本作ではあるが、何よりもその風呂敷の畳み方に感動した一冊でした。これぞエンタメ。