満園真木のレビュー一覧
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一つ一つ挙げることが出来ないほど、たくさん衝撃を受けた。実在する国が現代でもこんな生活を強いているなんて。
韓国に着いてからの彼女の意志と行動力は本当に立派で、同じ人間として尊敬した。
全てを話してくれた彼女に感謝している。
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"脱北"―― 金正日政権の恐怖の暮らしから逃げた少女パク・ヨンミ。
いかなる危険を覚悟しても、自由を手にしようとした少女と、その家族の選択の物語。
13歳まで過ごした北朝鮮での地獄のような日々、そして北朝鮮から母親とともに鴨緑江を渡って中国に入った夜から、韓国に着いて新しい人生を歩みだすまでの2年間に自らが体験し -
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リサ・ガードナー『完璧な家族』小学館文庫。
あの『棺の女』の続編。ボストン市警の豪腕女刑事D・D・ウォレンと472日間にわたる壮絶な監禁・暴行事件から生還した女性フローラ・デインの二人の女性を主人公に新たな物語が描かれる。
本作も読み応えのあるハードな物語だった。『完璧な家族』を願い続ける少女が抱える家族の闇。うねるような起伏に富んだストーリー展開。そして、哀しくも感動の結末。
ある朝、平凡な家族が何者かに銃撃され、思春期の次女のローラと幼い長男のマニー、母親のホアニータとその恋人のチャーリーの4人の命が奪われた。唯一生き残った16歳の長女ロクシーは何故か2匹の犬とともに姿を消す。ロクシ -
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瞑想本なのに読みやすい。自身の体験やさらには、はまってしまった罠をどういう思考(捉え)で解決したのか、僧のはなしをもとに載せてあるのがいい。
最後に科学的な根拠もダイジェストで載せてあり、必要性も実感。買ってよかった。
自分的には、行動に[今、ここ]をあてはめること、ボディスキャン、思いつくものを認め受容する(抗わない)ことは実践に当て嵌められるなあと思った。生活につなげよう。
二周目、とにかく瞑想とは意識を研ぎ澄まし自分の状態を観察することだと捉えよう。意識を研ぎ澄ませるために何かに集中すること、それが体の感覚。
観察を通して気づくことが大切。また、発見があり。 -
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北朝鮮の恐ろしさは想像を絶する。国全体が強制収容所だ、なぜ、なぜ、なぜ。なぜ今も存続しているのか。私が呑気に明るい部屋で食事をするその瞬間にも、餓死で死を彷徨う人がいて、命懸けで国を脱出しようとする人がいて、生死を彷徨う信じられない状況でも指導者に絶対の信仰と敬意と服従をする洗脳された人々がいる。
私はなんて無知なんだろう。どんな言葉をもってしても薄っぺらく聞こえてしまうかもしれない、でも、これが、フィクションではなく今まさにこの2021年にも現在進行形で起こっていることなのだ。読みながらあまりの衝撃の情報量に、脳と感情の処理が全く追いつかず、読み進めるのに非常に時間がかかった。読み飛ばした -
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本を読んでいる最中に何度も涙が出た。彼女が命をかけて自由を手にし、命の危険を冒してまで真実を伝えようとする姿に感動した。この本を読んで社会主義と自由のどちらが悪でどちらが善だとははっきり言えないと思った。勿論彼女の母国で起こっていたことは非人道的であったが、自由を手にした時彼女が混乱したように、自由は全ての責任を自分で負い、選択肢も自分で考える。常に頭を働かせている。自由がなければ考えることもなく、選択することもないから、そっちの方が楽だったかもだなんて思うこともあるだろう。しかし彼女は自由によって努力すれば叶うということを知った。自由がなければ努力してもしなくても関係ないことだからだ。何も知
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脱北者の声を聞いてみたいという興味本位で軽はずみだった。時代は2000年を過ぎた北朝鮮。著者である彼女は、未だに20代。まるで文革の頃の中国かと思うくらい、未だに、そのような状態なのか。戦後の引き揚げを彷彿させるような、脱北における悲惨な経験。星何個で評価できるシロモノではない。初めて、著者の謝辞まで感情移入して読んだ。
生きるための選択。脱北もそう、亡き父が選んだ闇商売もそう。娘を守ってレイプされた母。アダルトチャットで金を稼ごうとした事も、最終的には韓国に辿り着き、テレビ出演で姉を探そうとした事も。
壮絶なノンフィクション。パク・ヨンミは、世界を変える重要な証言者の一人だ。 -
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ネタバレ「さよなら、シリアルキラー」シリーズ三部作の完結編。ぶつ切りで終わった前作と違い、今作は最後まで手抜かりなくきっちりと描き切っている。果たして主人公のジャズは殺人を犯すのか?という命題の熱を冷まさずに最後まで引っ張りつつ、誰もが認める大団円にまで持って行ったのには驚嘆に値する。主人公以外に止められない、止めるためには殺すしか無いという難題に対して出した主人公の解答は素晴らしく、よもやすれば漫画的な解決ではあるが、主人公のシリアルキラー設定というスパイスのおかげで成り立った主人公らしい裏技的な解決であろう。非常に小説的でいいと思う。また主人公が罪を背負って生きたり、主人公が死んで終わるパターンに
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ぶっちゃけ黒幕の正体は読めなかった。
中盤以降(看護師が登場するとこ)で漸く「ん??もしかして……」となるけど、ジャズを襲う試練は想像以上に過酷で残酷。なのでビリーとの直接対決からの怒涛の展開は、作中の言葉を借りるとアドレナリンでっぱなしで大興奮。
裏切られ続けたジャズの心情を思うと痛々しいですが、そんな彼を心から愛し案じ続けたコニ―と、剽軽な軽口を絶やさず支え続けたハウイー、思慮深く分別ある周囲の大人たちの存在が救い。
一巻は田舎町ロボズノットが舞台の青春ミステリ、二巻はNY舞台のサスペンスだが、最終巻でまた青春ミステリの様相が濃くなった。
父親が全米1のシリアルキラーであり、殺人の英才