満園真木のレビュー一覧

  • さよなら、シリアルキラー

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    以前続編が平積みになってるのを見かけて惹かれたのだが、一巻目が見当たらなかったので買うのを断念したシリーズ。
    書店は最新刊だけ並べるのでなく、既刊もそろえていてほしい……(何十冊とでてるなら別だが、当時はまだ二冊目だったし)

    今回は漫画家が帯と表紙を描くフェアに便乗して購入。リボーンの天野明さんのジャズ、ワルっぽくてかっこいいですね。ニヒルな表情がイイ感じ。

    三桁の犠牲者を出した全米ナンバー1のスーパーシリアルキラーを父にもつ主人公ジャスパー。
    彼が住む田舎町ロボズノットで殺人事件が起こり……
    という話。

    ミステリーと青春要素でいうなら、後者の比重の方が大きい印象。ジャスパーは生い立ちこ

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    2019年04月10日
  • さよなら、シリアルキラー

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    『青春ミステリー』なんて言う生易しいもんじゃないなぁ。連続殺人犯の息子として生きるジャズ。それも、シリアルキラーとして洗脳されて。僕は殺さない……葛藤と苦悩のジャズを支える恋人と、親友。殺人鬼にならないように何度も何度も自分に問いかけるジャズ。父親ビリーとの対面の時は、ジャズがビリーに飲まれてしまう!てハラハラした。最後のタトゥーでジャズがグッと大人になったような気がした。三部作の序章。次が楽しみです。負けるな!ジャズ!

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    2019年01月20日
  • ラスト・ウィンター・マーダー

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    壮絶な生い立ちと真実に読んでる私が苦しかったです。ただ、ジャズにはジャズを見守る友人や恋人、恋人の父親……が居ることが救いでした。一作目、二作目は仲間と事件を追いかける『青春ミステリー』なのかも?知れないけど、シリーズ三作目は辛いだけでした。人は大事……ジャズの未来が平和で静かな日常であるように願いました。最後、母親の耳元で囁く台詞にニヤリとしてしまいました。。。シリーズ通して良かったです。

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    2019年01月20日
  • ラスト・ウィンター・マーダー

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    いやー面白かった!全三部作、途中でダレることもなく(主人公のガールフレンドと親友が自分勝手に動いてアレコレしちゃってたときはバカ!!と思ってたけど) きちんと、ほぼ全てに落とし前をつけてくれたところも良かった。
    YA向けとは思えない濃密でかなり凄惨な描写もある作品だけど、その陰にはいつでも他者への思いやりや気配りが張り巡らされている。
    主人公の親友の、ハウイーっぽく言うなら「一生かけても分かり合えない人間と、分かり合う必要はないよ、でも共存もできるし、もちろん殺さないことも出来るし、愛し合うことも出来る」てことなんだろうな。
    良作です。

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    2018年07月04日
  • ラスト・ウィンター・マーダー

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    近年稀に見る素晴らしい作品でした。
    主人公の自分を保ち続ける強い精神力には驚きを隠せない。ユーモアに隠された男の子の友情。いいね!ジャズお前はほんとに強い子だぜ!最高でした。

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    2017年09月09日
  • 棺の女

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    初読み作家。シリーズ第1作らしいが、なかなか読み応えのあるハードなサスペンス・ミステリーだった。冒頭に描かれた事件は物語のほんの導入部に過ぎないことに驚かされる。リアリティのある事件の描写、予想を覆す、展開の連続に600ページでは物足りないくらいの面白さだった。

    過去に472日間に亘る監禁・暴行事件から生還した二十代の女性フローラは再び、バーテンダーの男に監禁される。過去の監禁から生還後にサバイバル技術を身に付けていたフローラはバーテンダーの男を黒焦げの死体に変え、再びの生還を果たす。この事件の現場に駆け付けた主人公の女刑事D・Dは事件の捜査を行うが…

    と、これだけでも凄い物語なのだが、こ

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    2016年12月01日
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った

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    北朝鮮編:想像以上の衝撃。
    中国編:想像通り。
    韓国編:想像通り。
    いずれにしても至近の話というのが恐ろしい。
    すぐ隣の国々なのに。
    読み終えてすぐ演説の動画を見て涙した。
    彼女はたくましい。

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    2016年11月19日
  • 殺人者たちの王

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    前作の事件が終わって数か月後、ジャズの元にニューヨーク市警が事件協力を請いに来るところから始まります。
    帽子と犬のマークをつける連続殺人事件。

    最初は渋るものの関わるうちに泥沼にずぶずぶハマっていくのがすごく怖い。けど面白い・・・!!

    親友と恋人も彼を助けたいがためにやっぱり仄暗い泥沼に入っていくのが無鉄砲な10代の青春っぽいです。
    でも前作より青春要素薄めかも。

    終わり方も絶妙でそこで終わっちゃうのー!?って感じです。
    3人がどうなってるのか気になる!
    早く続きを読みます。

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    2016年11月10日
  • ラスト・ウィンター・マーダー

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    すごい展開です。ジャズにはとてもつらいことだけど、その気持ちはわかるけど、いよいよ真打ち登場、という流れにはしびれました。しかし、たいへんな境遇ですね。殺人者にならないでいられることに、むしろ驚嘆します。やはり、周りにいる人の暖かさですね。育ちとその環境が、人に大きな影響を与えるのだ、ということに改めて気づかされました。映画のようなラストシーン、背筋がゾクゾクしました。

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    2016年07月17日
  • ラスト・ウィンター・マーダー

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    前作「殺人者たちの王」のラストで、三者三様の危機に陥ったジャズ、コニー、ハウイーの3人。
    当然ながら、その危機が続いたままの状況から幕を開け、どうなるのか固唾を飲みつつページをめくる手が最後まで止まることはありませんでした。

    本作では、ビリーを倒すために、ジャズが吹っ切れたかのように自分の持てるあらゆるスキル(彼が忌み嫌っていたシリアルキラーとしてのものも多分に含まれます)を駆使して、ビリーの行方を追います。

    その変貌と逃走(あるいは追跡というべきか)の手口は、彼女のコニーや親友のハウイーを悲しませ戸惑わせるばかりでなく、読者である僕たちにも時には真剣に嫌悪感を抱かせるほどのものです。

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    2016年07月10日
  • さよなら、シリアルキラー

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    海外ミステリーを読んだのはほぼ初めて(シャーロックホームズくらい)なので緊張しましたが案外入り込めました。
    私には犯人が意外でびっくりしました。

    そして主人公のジャズに心情も物語の主軸になっていて胸を締め付けられました。
    父が連続殺人犯で幼少期から教え込まれたためにその呪縛から逃げられない。
    父とは違うと思いながらもその思考に落ちそうになる。
    町の人たちからも遠ざけられ普通の生活が送れない。
    毎日が必死だなぁ、と思いました。

    そんな彼に正気を保たせてくれる親友のハウイーと恋人のコニー。
    どちらもいい子ですね。
    ハウイーはあやうく死にそうだったのに絶交どころか責めもしない。
    コニーは喧嘩して

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    2016年06月01日
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った

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    13才で北朝鮮を脱北した女性の手記。
    2014年にアイルランドで開かれた国際会議での
    彼女のスピーチを YouTubeで見て衝撃でした。
    ある程度のことは想像してたけど
    それをはるかに越える 壮絶な北朝鮮の現状。
    こんな赤裸々に語って ヨンミさんの平穏は保たれるのか
    心配になってしまいました。

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    2016年05月15日
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った

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    死後の世界には天国と地獄があるという。
    しかしこの本を読んで、この世にも地獄が存在することを知った。

    その名は北朝鮮。

    筆者である彼女の名はパク ヨンミ。
    北朝鮮の鴨緑江近くで生まれ育ち、13歳で脱北。
    中国、モンゴルを経て、21歳の現在、韓国を中心に世界で北朝鮮の実態を世界に知らせるべく活動している。

    前半での記述は北朝鮮でのおぞましい実態が克明に描写されているが、そのあまりも残酷で凄惨な世界に言葉を失う。

    学校に通う道端には死体が普通にころがり、町では日常的に公開処刑が行われる。
    密告が奨励され犯罪者の烙印が押されれば一族そろって処罰される。
    自分の考えを持つことは許されず、幼い頃

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    2016年03月31日
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った

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    これは、未読の人は是非読んで欲しい一冊。北朝鮮の脱北者である著者が、どのようにして韓国へ渡り、どのようにしてアイデンティティを確立したかが詳細にして余すところなく著されています。北朝鮮の思想教育がどれほど人間として生きる力を奪うものなのかがよく分かり、人権侵害をしている、かの国の恐ろしさを知ることができます。著者がまだ若く聡明なこともあり、世界中にメッセージを発信してほしいと思うと同時に彼女の一人の女性としての幸せも祈らずにはいられません。

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    2016年03月23日
  • ラバーネッカー

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    面白い。
    最後の一行まで完璧に面白い。

    アスペルガー症候群の主人公パトリック。
    その母親サラ。
    そして、昏睡状態の入院患者にその病棟で働く看護師。
    張られた伏線が回収される様にゾクゾクする。

    物語として謎解きも面白いが、それ以上にパトリックの言動に心揺さぶられ、彼がみせる心の成長に胸が熱くなる。

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    2014年08月16日
  • 営業の神様

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    ・人々が買うのは商品ではなく人。
    ・紀律ある習慣こそ、長い目で見て成功する唯一の方法。
    ・人が失敗する原因の大半は準備不足。
    ・モチベーションを出すのは姿勢である。
    ・個人的な問題を職場ではなすな。
    ●「時は金なり」というより「時は王なり」
    ・職場についてから1日の予定を立てるのではなく、前の日に立てておけ。
    ・ソクラテスの話。「溺れかけているとき、一番ほしかったものはなにか」若者はまだ荒い息をしながら答えた「空気です」ソクラテスはほほえんで言った「おまえが空気を求めるほど必死に知識を求めるなら、それを手に入れられるであろう」
    ・ベンジャミン・フランクリン「自分の好きなものを食べていい。だが、

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    2014年02月15日
  • マイケル・ムーア、語る。

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    野球帽を被った肥満のむさくるしいオッサン。
    彼は、どこから来て、どこへ行くのか?
    2004年の『華氏911』は最高だった。

    この本、ページをめくって、まず最初の、ウッディ・アレンのおかしすぎるジョークに笑った。

    マイケル・ムーアは、ケネディやケリーらと同じ、元は移民のアイルランド系家庭に生まれたローマカトリック教会の熱心な信者。

    神学校に通いながら神父を目指していたとは。

    過激な映画を撮影して、いろんな奴らから命を狙われながらも、生きのびてて、すごい。

    生きることは、なんて素晴らしいんだ!

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    2014年11月21日
  • ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語

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    結末が全く予想できなかった

    青年ゾンビが、感染していない女の子に恋してしまうっていう設定がおもしろい。

    そんな感情的なゾンビ今まで聞いたことない。

    その設定だけで、読む価値あると思う。

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    2012年10月30日
  • 頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる

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    ◼️コメント
    初めて実践したマインドフルネス本。最初なだけあって効果の程にはかなり感動した。自分の感覚に集中することで、自分は今この瞬間を生きている生き物であることを実感できた。音に集中するマインドフルネスと呼吸に集中するマインドフルネスは今でもよく使っている。非常にオススメ。

    ◼️メモ
    ・瞑想とは今この瞬間をじかに体験すること
    ・「からっぽ」は幸福感や充実感に近い。

    ◼️エクササイズ
    1.何もしない
    2.五感を意識する
    3.肉体の感覚に集中する
    4.心地よさ、不快感に集中する
    5.自分の感情に気付く
    6.頭からつま先までをスキャンする
    7.食べながら「今、ここ」を意識する
    8.歩きながら

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    2025年12月04日
  • 頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる

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    心には青空がある。このことを忘れず、10分間の瞑想をしてみます。思考の原点が少し理解できた気持ちになる本です。本の内容を自分のものにするには、もっと読み返して実践する必要がありますが。。

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    2025年10月11日