満園真木のレビュー一覧

  • 殺人者たちの王
    前作の事件が終わって数か月後、ジャズの元にニューヨーク市警が事件協力を請いに来るところから始まります。
    帽子と犬のマークをつける連続殺人事件。

    最初は渋るものの関わるうちに泥沼にずぶずぶハマっていくのがすごく怖い。けど面白い・・・!!

    親友と恋人も彼を助けたいがためにやっぱり仄暗い泥沼に入ってい...続きを読む
  • ラスト・ウィンター・マーダー
    すごい展開です。ジャズにはとてもつらいことだけど、その気持ちはわかるけど、いよいよ真打ち登場、という流れにはしびれました。しかし、たいへんな境遇ですね。殺人者にならないでいられることに、むしろ驚嘆します。やはり、周りにいる人の暖かさですね。育ちとその環境が、人に大きな影響を与えるのだ、ということに改...続きを読む
  • ラスト・ウィンター・マーダー
    前作「殺人者たちの王」のラストで、三者三様の危機に陥ったジャズ、コニー、ハウイーの3人。
    当然ながら、その危機が続いたままの状況から幕を開け、どうなるのか固唾を飲みつつページをめくる手が最後まで止まることはありませんでした。

    本作では、ビリーを倒すために、ジャズが吹っ切れたかのように自分の持てるあ...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    海外ミステリーを読んだのはほぼ初めて(シャーロックホームズくらい)なので緊張しましたが案外入り込めました。
    私には犯人が意外でびっくりしました。

    そして主人公のジャズに心情も物語の主軸になっていて胸を締め付けられました。
    父が連続殺人犯で幼少期から教え込まれたためにその呪縛から逃げられない。
    父と...続きを読む
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った
    13才で北朝鮮を脱北した女性の手記。
    2014年にアイルランドで開かれた国際会議での
    彼女のスピーチを YouTubeで見て衝撃でした。
    ある程度のことは想像してたけど
    それをはるかに越える 壮絶な北朝鮮の現状。
    こんな赤裸々に語って ヨンミさんの平穏は保たれるのか
    心配になってしまいました。
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った
    死後の世界には天国と地獄があるという。
    しかしこの本を読んで、この世にも地獄が存在することを知った。

    その名は北朝鮮。

    筆者である彼女の名はパク ヨンミ。
    北朝鮮の鴨緑江近くで生まれ育ち、13歳で脱北。
    中国、モンゴルを経て、21歳の現在、韓国を中心に世界で北朝鮮の実態を世界に知らせるべく活動し...続きを読む
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った
    これは、未読の人は是非読んで欲しい一冊。北朝鮮の脱北者である著者が、どのようにして韓国へ渡り、どのようにしてアイデンティティを確立したかが詳細にして余すところなく著されています。北朝鮮の思想教育がどれほど人間として生きる力を奪うものなのかがよく分かり、人権侵害をしている、かの国の恐ろしさを知ることが...続きを読む
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った
    中国と北朝鮮の国境の町・恵山に住んでいた少女の脱北経験を書いたノンフィクション。

    彼女の家は、常に貧しかったわけではないという。
    配給制度が形骸化し、自らの手でお金を稼ぎ、食べていかなければならなくなったとき、両親はあらゆる商売をした。父親は危険を犯して平壌から金属を盗み、それを中国に売る商売を始...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    この作品の読みどころは3つ。
    ①史上最悪の連続殺人犯の父に「殺人犯」としての英才教育を受けた17歳の高校生ジャズが主人公
    ②街で起こった殺人事件の犯人追及
    ③ジャズとハウイーの友情
    この3つだろう。
    もしかしてぼくは殺人犯の血を潜伏させているだけかも…と言う自分の土台を疑いながら生きているジャズにと...続きを読む
  • ラバーネッカー
    面白い。
    最後の一行まで完璧に面白い。

    アスペルガー症候群の主人公パトリック。
    その母親サラ。
    そして、昏睡状態の入院患者にその病棟で働く看護師。
    張られた伏線が回収される様にゾクゾクする。

    物語として謎解きも面白いが、それ以上にパトリックの言動に心揺さぶられ、彼がみせる心の成長に胸が熱くなる。
  • 営業の神様
    ・人々が買うのは商品ではなく人。
    ・紀律ある習慣こそ、長い目で見て成功する唯一の方法。
    ・人が失敗する原因の大半は準備不足。
    ・モチベーションを出すのは姿勢である。
    ・個人的な問題を職場ではなすな。
    ●「時は金なり」というより「時は王なり」
    ・職場についてから1日の予定を立てるのではなく、前の日に立...続きを読む
  • マイケル・ムーア、語る。
    野球帽を被った肥満のむさくるしいオッサン。
    彼は、どこから来て、どこへ行くのか?
    2004年の『華氏911』は最高だった。

    この本、ページをめくって、まず最初の、ウッディ・アレンのおかしすぎるジョークに笑った。

    マイケル・ムーアは、ケネディやケリーらと同じ、元は移民のアイルランド系家庭に生まれた...続きを読む
  • ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語
    結末が全く予想できなかった

    青年ゾンビが、感染していない女の子に恋してしまうっていう設定がおもしろい。

    そんな感情的なゾンビ今まで聞いたことない。

    その設定だけで、読む価値あると思う。
  • 頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる
    かなり詳しく瞑想について書かれている本。
    10分間瞑想
    体スキャン、呼吸に意識を向ける
    雑念が浮かんだら第三者的に眺めるだけ
    そしてそっと呼吸に意識を戻す繰り返し
  • さよなら、シリアルキラー
    シリアルキラーの父を持つ少年の話、海外の作品にしては読みやすかったと思う。スピード感があり、面白かった。
  • 頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる
    この本を読むまで瞑想とは、心がざわついた時に、座ってただ心を無にするものだと思っていましたが、それは違うということ。
    瞑想に対する意識の持ち方の土台となるものを教えてくれるような本でした。
  • ラバーネッカー
    主人公の成長の物語です。隙間時間に読書する習慣なのですが、わりと一気に読んでしまいました。解剖描写などはちょっと辛いけど……。病棟殺人の理由や母親の秘密とその証拠隠滅部分はちょっと短絡的と感じまし。
  • 頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる
    瞑想、マインドネスフルの本

    メモ
    ・僧侶とピエロは似ている。体の動きに徹底的に集中する点
    ・人生における幸福感も充実感も、他者との良い人間関係も全てはこころ次第
    ・私たちはなぜか、幸福こそが人生のあるべき状態であり、そうでなければ何かが間違っていると思い込んでいる。
    ・世界の見方を変えれば、実質的...続きを読む
  • 殺人者たちの王
    えええ、そんなぁぁ。。
    最後まで読んで思わず声が出た。
    確かに海外ドラマのように映像が浮かび
    楽しく読んでいたけれど
    海外ドラマのようにクリフハンガーな
    幕切れになるとは。

    前作「さよなら、シリアルキラー」は
    続きがありそうな終わり方ではあったものの
    事件としては解決していたし、
    読み終わって、一...続きを読む
  • 殺人者たちの王
    待って待って!これ前編じゃないか!3作目セットで買っておいて良かった(発刊当時、3作目を待ったファンの方、やきもきしただろうな)

    前作と違ってジャズ、コニー、ハウイーが別々に行動しているので心配でたまりません。歯止め役だと思ってたコニーが実は結構無茶をする子で心配だし(無茶は全部ジャズのためなのだ...続きを読む