満園真木のレビュー一覧

  • さよなら、シリアルキラー

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    レクターが父ちゃん設定の主人公が巻き込まれるミステリーぞ。

    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)まずまず楽しめる。父ちゃんの巻末脱獄のクダリをちゃんと書けよ

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    2025年01月08日
  • ブレグジットの日に少女は死んだ

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    イギリスの架空の田舎町、クロウ•オン•シーが舞台。

    海辺の田舎町で16歳の少女が拷問の末ガソリンをかけられ焼殺される事件が起こった。
    捕まったのは同じ高校の少女3人。

    この事件の当日はブレグジットというイギリスのEU離脱を問う国民投票日であったため殆ど報道されなかった。
    ジャーナリストのカレリはこの事件のノンフィクション本を書くために移住。
    関係者からインタビューを実施し本を出版した。
    しかし出版後に虚偽、捏造、誇張、違法に資料を手に入れていたことが発覚し本は回収されることになった。

    ・感想
    この手の疑似ノンフィクション作品は最近増えてきた。
    こういうの好き。
    しかし私の苦手

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    2024年11月10日
  • ブレグジットの日に少女は死んだ

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    英国の海辺の町で16歳の少女が同年代の女子3人に焼き殺された事件を追うルポの形式で文章は始まっている。少女と加害者側の小さい頃からの聴取りや関わる人々を細かく描写している。がこれはノンフィクションではなくそれに見せかけたフィクションと言うのが1番の返し所。

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    2024年08月05日
  • 頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる

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    ちょっと、取り入れてみようかなと思った。10分なら始めやすいかも。朝がいいな。でも子らが起きてくるまでの時間は貴重な読書タイム…その内の10分…作戦を練らなければ。いや、とにかくやってみる。少しずつやってみよう。

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    2024年07月22日
  • 海に呼ばれて

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    読み終えて爽やかな潮風を感じた。
    40代のダイアンはひょんな事から独身に戻る。彼女が出会ったのはサーフィンだった。
    ノンフィクションというと重たい雰囲気の作品が多いイメージだが、本作のように軽やかに人生の陥穽から浮き上がり、波に乗ることを覚える、という作品もあっていい。
    サーフィンの経験がないので用語に関してはGoogleを頼りにした。フワッと心が軽くなれる作品です。

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    2024年05月27日
  • 夜に啼く森

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    ネタバレ

    フローラ・デインものの恐らく最終作。生存者が生還者となり、日常の側に一歩踏み戻れたのは素直に喜ばしいシーンだった。あれの「父親」とのやりとりもなかなかよい。
    妙に活躍するキンバリー捜査官については、あとがきで別作品の主人公とは知って納得。そちらも気が向けば読んでみようと思う。
    それにしても、謎に包まれ続けた主犯の正体が急にバレる終盤のダイナミックさよ。いい意味で雑な処理のおかげでするする読めた。
    他、いつもの被害者応募企画で、大勢の友人に推挙してもらって作中で自殺したステイシーさんはそれで本当にいいのかと思わず笑った。

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    2024年04月10日
  • さよなら、シリアルキラー

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    全米最悪のシリアルキラーを父親に持ち、その父親から殺人の英才教育をうけた少年が主人公のサスペンス、ミステリー。

    ・感想
    特異な環境で育った主人公だから仕方無いけど、思春期の少年特有の青臭さと万能感が読んでて少し恥ずかしくなってしまったw
    俺ツエー感ある主人公であんまり好きになれなかったけど話的には面白かった。
    育ってきた環境とうけてきた教育が悲惨。
    父親から呪いを刷り込まれてるからそれを修正し拒否しようと必死な主人公の心の葛藤がメインなのかな。

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    2024年03月03日
  • 海に呼ばれて

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    ネタバレ

    表紙の絵と帯の引用に惹かれて、手に取った。

    幸せで長く続く結婚生活や子供を持つという願いが、40代にして散っていった主人公。見事に立ち直り、自分を見出した最後に、読み終わって清々しい気分がした。仲間も恋人もできて良かったね、ダイアン。

    一方、良い終わりではあったが、そこまでの過程がどんなに大変だったかをもう少しわかりやすく書いてくれたら、感情移入しやすくて良かったなとも思った。

    帯にあった引用もそうだが、そこに期待して読み始めたので、そこは少しがっかりした。

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    2024年01月16日
  • 頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる

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    瞑想とは?
    マインドフルネスとは?
    この1冊で深く学べる。

    メリットややり方は、多くの書籍で紹介されている今日この頃。
    この本では、それは補足程度のことでメインではない。
    瞑想やマインドフルネスに対しての捉え方や心の持ちようなどを、筆者の師匠や自身の経験をもとに文章にしている。

    特に印象的であったのは、
    雑念や感情は目の前に車がブンブン通っているのと同じ。それを追いかけることもあるが、また、再び傍観できるところに座ってみておけばよい。
    というもの。
    「今ここにある」をまさに体現している表現と感じた。
    感情や雑念の日々、苦しもがく今日。
    良いことを考える、ポジティブに。。
    そんなもんより、よ

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    2024年01月01日
  • 頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる

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    瞑想のすすめ。
    10分てことでハードルを下げてくれてる。
    内容も、スピリチュアルではないので入りやすい。

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    2023年05月09日
  • 完璧な家族

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    かなりしんどい内容。母親がシングルマザーでアル中。育児放棄とみなされ、施設に子供三人引き取られる。頑張って再生して、子供を引き取って新しいまともな恋人ともうまくやっていこうとしていたその時に、一家はある日銃で皆殺しにされる。16歳の長女を残して。大人が「これでいい」と思っている出来事がけして子供にいいとは限らず、子供と思っていても、体や心は大人の危険な環境と同じくさらされ、未完全なまま立ち向かわないといけないという。家族問題だけでなく、普通の大人の人間関係にも通ずる、痛い(ささる)内容だった。

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    2023年02月04日
  • 棺の女

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    ネタバレ

    カタルシスNo.1のハードサスペンス!とのことだが、確かに読み終えた今はそう感じる。
    でも読み終えるのが大変だった。

    誘拐された主人公の悲惨な状況、女性刑事D.Dの奮闘と独りよがりな性格。リサ・ガードナーは「無痛の子」が最初で2冊目に本作を読んだ。
    いつも特異な体験をした女性が出て来てD.Dと絡む。

    読み進めるのが辛くて時間が掛かるのが難点だが読み終えて暫く経つとまた読みたくなる。
    でも当分いいかな。


    作品紹介・あらすじ
    カタルシスNo.1のハードサスペンス!

    ガレージで発見された、黒焦げの男の遺体。殺したのは、男にさらわれ全裸で監禁されていた20代の女性フローラ。現場に駆けつけた女

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    2022年10月10日
  • さよなら、シリアルキラー

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    全米を震撼させた連続殺人犯の息子が主人公。

    彼はジャズという名前の田舎町の高校に通う高校生。血友病を患う親友とガールフレンドと楽しく暮らす普通の高校生だが、父親が四年前連続殺人の罪で逮捕されたことが、普通と少し違う点だ。

    しかも父親は二十年間で百人以上を殺したという。さすがアメリカ様、桁が違うとしか言いようがない。

    そしてその父親は自分の息子に殺人方法の教育を施し、実際に殺しを手伝わせたと思わせる節もある。この辺りはジャズが子供で記憶が曖昧、というふうにぼかしてはあるが、ジャズ自身は自分も「やったこと」があると信じている。

    物語はその田舎町の公園で一人の女性の死体が発見されたことから始

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    2022年07月18日
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った

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    北朝鮮から中国に行きそして韓国へ行った
    北朝鮮の女性のノンフィクションです。
    本の中の写真を見たら 写真も撮れるし 綺麗な服を着ていたのに
    どうして 脱北したのだろうと 読んでいくと
    北朝鮮の社会というものが わかってきました。

    中国へ行ってからも 大変な思いをして
    やっと自由になった パクさんですが
    このような 本を書いちゃって大丈夫かしら?と 心配になりましたが
    これだけ反響のある本を書いたのだから 人目を集めてるし大丈夫でしょう。

    それにしても 
    北朝鮮もひどい国ですが 中国のブローカー達もひどいです。
    女性はいつも こういうつらい目にあってしまいます。
    この本が出たことで 今後同じ

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    2022年06月15日
  • 無痛の子 FEAR NOTHING

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    ネタバレ

    主人公がいきなり怪我して役立たずになってしまうという波乱の幕開け。それでも事件は連続して発生する。
    途中から無痛症の女性医師アデラインの語りになる。
    オチとしては、まあこんなもんだよな、という感じ。
    他の作品を読むかどうかは微妙。


    作品紹介・あらすじ
    手負いの女刑事が謎に迫る傑作サスペンス!

    自宅のベッドで殺された女性の遺体からは、小さな皮膚片がいくつも剥がされ、持ち去れていた。現場を検証していたボストン市警殺人課の女刑事D・D・ウォレンは、何者かの気配を感じたはずみに階段から転落し、左肩に大怪我を負う。リハビリ中、ペインコントロールのためにクリニックを訪れたD・Dは、精神科医の女性アデ

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    2022年06月04日
  • 無痛の子 FEAR NOTHING

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    ネタバレ

    翻訳本にありがちな、続編が話題になったので後から訳されたシリーズ前作品。「棺の女」で描写された主人公の怪我、てっきりラストで犯人と格闘してついたものかと思いきや、序盤も序盤で負ったものだったとは。本編中ずっと「痛み」と付き合っていくことになるのはテーマとして納得。エンタメとしては面白いように見せかけて話が重く(それも重い気分を味わずという種類のエンタメと言われたらそれまで)、ミステリとしては露骨なまでのミスリードが多い。もう少し面白くなりそうな気はするので、続編の翻訳に期待。

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    2022年04月10日
  • 噤みの家

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    リサ・ガードナー『噤みの家』小学館文庫。

    『棺の女』、『完璧な家族』の続編。今回はボストン市警の豪腕女部長刑事D・D・ウォレンと472日間にわたる壮絶な監禁・暴行事件から生還した女性フローラ・デインの二人の女性に疑惑の女性イーヴィを加えて、冒頭から驚愕の物語が描かれる。

    しかし、この後にもっと大きな展開があるのではと期待したのだが、驚愕したのは冒頭だけで、延々と平坦な展開と警察にとってはお間抜けな事実ばかりが描かれる。事件の真相も余りに偶然が重なり過ぎた上に普通だった。

    ある夜、ボストンの住宅街に銃声が響きわたり、警察が駆け付けると部屋に頭を撃ち抜かれた男性の遺体と12発の銃弾を浴びた

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    2022年04月09日
  • 棺の女

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    ネタバレ

    精神的にきつい描写が多め。これは本当に精神がきついという話で、肉体の損壊の描写を見て心が辛いとかではなく、人格崩壊プロセスとかそういう辛さ。共感できてしまうと割と嫌な気持ちになれる。
    主人公格のフローラは信用できない語り手と呼んでも差し支えないような印象で、作品としてのミスリードには何度も引っかかった。とはいえ全体としてはそこまで「おもしろかった」という感じにはなれず、このシリーズの邦訳が出ているとしても手に取りはしないと思う。

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    2022年03月25日
  • 死体は嘘をつかない 全米トップ検死医が語る死と真実

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    ノンフィクションはあまり好まないのだが、ゴッホの死の真相を知りたくて手に取った一冊。その章だけでも読む価値はあると思う。

    実際に手がけた案件+自伝的な要素も少しあり。
    ドラマのような劇的な展開や、すっきりした結末とはほど遠い現実が描かれていた。アメリカの制度の問題、検死官と検死医(病理医)の違いなども書かれていて興味深かった。

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    2021年09月04日
  • ハーフムーン街の殺人

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    トランスジェンダーを題材にしており、自身の性に葛藤しているシーンは表現もよくできていて面白かったと感じました。
    しかし元々海外文庫の作品のため、翻訳の影響か読みにくいところがいくつかありました。(自分の理解力かもしれませんが)

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    2020年12月18日