作品一覧

  • 棺の女
    3.5
    1~4巻1,067~1,364円 (税込)
    カタルシスNo.1のハードサスペンス!  ガレージで発見された、黒焦げの男の遺体。殺したのは、男にさらわれ全裸で監禁されていた20代の女性フローラ。現場に駆けつけた女性刑事D・D・は、フローラの素人離れした身の守り方に不信感を抱く一方で、男と3人の女性失踪事件との関連を疑う。そして、フローラもまたかつて世間を震撼させた誘拐監禁事件の被害者であることを知る。ところがその矢先、フローラがまたも失踪する。未解決失踪事件の被害者、フローラを取り戻そうとする母と彼女が唯一頼るFBI捜査官、そしてかつて彼女を監禁した男。一見バラバラだったピースがつながった時、あまりに壮絶な過去が浮かび上がる。そしてすべての謎が解けた時、震えるラストが……!  米国のヒットメーカーが新境地に挑んだ、カタルシスNo.1のハードサスペンス。
  • 無痛の子 FEAR NOTHING
    3.5
    1巻1,023円 (税込)
    手負いの女刑事が謎に迫る傑作サスペンス!  自宅のベッドで殺された女性の遺体からは、小さな皮膚片がいくつも剥がされ、持ち去れていた。現場を検証していたボストン市警殺人課の女刑事D・D・ウォレンは、何者かの気配を感じたはずみに階段から転落し、左肩に大怪我を負う。リハビリ中、ペインコントロールのためにクリニックを訪れたD・Dは、精神科医の女性アデラインに出会う。先天性無痛性であるが故に「痛み」を専門にした、という彼女。その矢先、第二の事件が発生した。ふたつの事件の類似性を辿ると、やがて40年以上前の連続殺人事件が浮かび上がる。その犯人はアデラインの実父であり、さらに彼女の姉もまた14歳で初めての殺人を犯し服役中だった――。  大好評D・D・ウォレンシリーズ『棺の女』の前日譚。残酷な運命の下に生まれた女医と、執念を燃やす手負いの女刑事のドラマティックすぎる傑作サスペンス!

ユーザーレビュー

  • 完璧な家族

    Posted by ブクログ

    リサ・ガードナー『完璧な家族』小学館文庫。

    あの『棺の女』の続編。ボストン市警の豪腕女刑事D・D・ウォレンと472日間にわたる壮絶な監禁・暴行事件から生還した女性フローラ・デインの二人の女性を主人公に新たな物語が描かれる。

    本作も読み応えのあるハードな物語だった。『完璧な家族』を願い続ける少女が抱える家族の闇。うねるような起伏に富んだストーリー展開。そして、哀しくも感動の結末。

    ある朝、平凡な家族が何者かに銃撃され、思春期の次女のローラと幼い長男のマニー、母親のホアニータとその恋人のチャーリーの4人の命が奪われた。唯一生き残った16歳の長女ロクシーは何故か2匹の犬とともに姿を消す。ロクシ

    0
    2022年02月09日
  • 棺の女

    Posted by ブクログ

    初読み作家。シリーズ第1作らしいが、なかなか読み応えのあるハードなサスペンス・ミステリーだった。冒頭に描かれた事件は物語のほんの導入部に過ぎないことに驚かされる。リアリティのある事件の描写、予想を覆す、展開の連続に600ページでは物足りないくらいの面白さだった。

    過去に472日間に亘る監禁・暴行事件から生還した二十代の女性フローラは再び、バーテンダーの男に監禁される。過去の監禁から生還後にサバイバル技術を身に付けていたフローラはバーテンダーの男を黒焦げの死体に変え、再びの生還を果たす。この事件の現場に駆け付けた主人公の女刑事D・Dは事件の捜査を行うが…

    と、これだけでも凄い物語なのだが、こ

    0
    2016年12月01日
  • 夜に啼く森

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    ネタバレ

    面白かったー。町の中の悪者だれだ??と思っていたら、最後の方で急に判明した。ずっと保安官疑ってたけど、町想いのいい人だったな。フローラも新たな人生に踏み出し、ネスの父親も判明。なかなかの回だったな。

    0
    2024年05月30日
  • 噤みの家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    相変わらず面白いなあのウォレン刑事部長4作目。今まで読み飛ばしていたのか、白人だったことには今作でようやく気付いた。
    もう二度と読み返したくない(振り返りたくない)「棺の女」時代のエピソードが戻ってきたのにはデインならずも嫌な気分にさせられた。必要なことではあったのだが。
    弁護士の独白にはまんまと同情してしまい、不幸にならずに終わってほしいなあと思っていたらあの有様。まんまとひっかけられた。そしてうわ毒母(?)つよい。
    しかし現代が「NEVER TELL」だったのを知ると、訳題はちょっと凝りすぎではないだろうかとも思う。

    0
    2022年12月22日
  • 完璧な家族

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ウォレン刑事部長のシリーズとしては10冊目らしいが、裏表紙の煽り文句通り『棺の女』の続編として読んだ。当初の混乱をよそに容疑者は着々と絞られていくので、犯人の予測は途中でついたものの、その動機については(犯人の視野狭窄もあって)予想外だった。殺すべき人間を選んで一気にかつ大量に殺してしまえる銃社会はやはり怖い。

    0
    2022年11月25日

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