満園真木のレビュー一覧

  • 無痛の子 FEAR NOTHING
    女性の皮膚が無数に剥がされた遺体、連続殺人。D・D・ウォレン刑事は捜査の過程で怪我をし、痛みのコントロールのため精神科医アデラインにかかる。その医者は無痛症であり、父親ハリーは連続殺人鬼で既に死んでいる。そした姉シェイナも殺人犯として長年刑務所にいると分かった。そして今回の事件は40年前のハリーが起...続きを読む
  • 営業の神様
    この本は表紙にも書いてあるように、車のトップセールスで12年間ギネスに認定された男の自叙伝である。
    はっきりいって、うるさいぐらいの頭ごなし口調笑

    私の座右の書「営業の魔法(中村信仁著)」と180度違う書き方で、章立て構成のよくある営業啓発本である事に違いはないのだが、なぜか共感でき読み進めて行く...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    面白かった!YAだからとたかをくくっていたら、なかなかに凄惨な場面もあり…。 "普通"であろうとするためにもがくジャズの姿が印象に残って、それがこの物語の核なんだと思った。彼女であるコニーの優しさと、友達であるハウイーの明るさにジャズは支えられているんだなとホッとした。
  • ラスト・ウィンター・マーダー
    途中からこんなことではないかと思っていたらやはりそうで,ジャズが本当にかわいそうだ.後半はジャズの頑張りと三人組のそれぞれの強い思いからの活躍で,警察にもできなかったことを成し遂げる.かなり悲惨な殺人場面がなんども登場する割に,爽やかな印象を与えるのは,気のきいた会話とハウィーのとぼけた味わいのおか...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    英才教育ならぬ殺人の英才教育を受けて育ったジャズ.連続殺人犯の息子という特殊な立場から,新たに起こった殺人事件が連続殺人事件だと確信する.犯人の思考を先回りすることで犯人を捕まえようと親友や恋人と共に調べるところ,ハラハラドキドキする.殺人方法がかなりショックなもので,気持ち悪くなったりもするが.血...続きを読む
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った
    この本を読んで北朝鮮という国を覗けたような気がします。ヨンミが勇気を出して声をあげ、前にでてきてくれたおかげで私たちが知る事もなかったであろう北朝鮮の実情を知れました。洗脳されている中にも自由を求めて脱北を試みる人が多い事も知りました。その人達の声をどうかもっと届けて欲しいと思いました。みんな自由に...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    高校生のジャスパー(ジャズ)は祖母と二人暮らし。友人も血友病患者のハウィーと、恋人のコニーだけ。彼の住む街 ロボス・ノッドの人たちはジャズには近づかない。なぜなら、ジャスの父親のビリーは100人以上を殺したシリアルキラーで、ジャズは幼いながらもその手伝いをさせられていた、シリアルキラーの息子だからだ...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    連続殺人鬼を父親に持つジャズの住む街で起きる凄惨な殺人事件。
    父親は既に逮捕済みだけれど、幼少期の本人の自覚すらない頃から人を殺すノウハウを叩き込まれていたジャズはその知識を使って犯人の行動をトレースし、その目的と次の被害者を予測する。

    自然と『殺人鬼の思考』が出来てしまうジャズの過去と彼を縛る呪...続きを読む
  • 棺の女
    リサ・ガードナーといえば、ヴィレッジブックスのロマサスだが、小学館から本格サス出版。新境地開拓でも、さすがリサ様、ぐいぐい読ませる

    ボストンが舞台 誘拐監禁から生還したフローラ そのフローラが又もや災難に巻き込まれる(またか…もう、勘弁したってくれ)監禁中のフローラの心情をこれでもかとえぐる筆力に...続きを読む
  • 営業の神様
    習慣が人を作るという典型例ですね。

    車のセールスでココまでデキる人はそんなにいないと思います。
  • 棺の女
    だいぶんと前にFBIプロファイラーの”Killing Hour”を読んだ事があっておもしろかったような記憶があるんですが、今回翻訳版で読むのは初めて。デテクティブDDワレンのシリーズ8作目、今回の被害者はフローレンス・デイン、7年前にフロリダで女子大生をしていたときに、誘拐され棺桶に入れられ洗脳され...続きを読む
  • 視える女
    ジェームズ(アナの夫)は、なんて優しい人なんだ こんな夫ばかりだと世界は平和だろうなぁと思ってしまう
     それに比べ、マーヴェル警部がとてつもなく嫌な奴 もう、人としてどうなんだ、こいつ…と思ったら、あの「ダークサイド」のクソ警部かよ マーヴェル警部、ジェームズの爪の垢をありがたく頂いて飲んでくれ 
    ...続きを読む
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った
    隣の国の話だけに自分にできることを考えたい。脱北を助ける中国人が自分たちも平気で女性を強姦する人身売買業者しかいないとは情けない。人道的支援がもっと必要だし、著者はたまたま鴨緑江沿いの村に生まれたが、内陸にはもっとたくさんの人たちが苦しい生活をしている。もちろん脱北を助けるだけでは根本的解決はしない...続きを読む
  • 殺人者たちの王
    ラノベのような設定が日本受けするのかなわと思い、読んでみたシリーズだったけどこらは買い!
    脇を固める登場人物がいずれも魅力的。とくに主人公の親友は白血病という病を抱えていても少しも悲観的な感じがなくて、頼もしさMAX。主人公の彼女やそのお父さん、主人公の父親を逮捕した警察官などなど…。みんなそれぞれ...続きを読む
  • 殺人者たちの王
    さよならシリアルキラーの続編。
    前作は1冊でひとまずの解決になっていますが、今作は明確な続き物のラストになっています。

    ビリーが脱出してから起こった連続殺人事件に、またもジャズが巻き込まれていく。
    陰鬱になりすぎず、青春小説の名の通りぐいぐいと読ませてくれます。

    続刊を用意してから読み始めるのが...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    すごくよかった…
    先の読めないストーリーに加えて、殺人鬼に育てられた主人公が殺人鬼としての思考と1人の人間としての感情の間で葛藤しているシーンが他とはまた違った視点も味わえるのが楽しい!
    実在する殺人鬼の名前や行動が描写としてあったりするので、知ってる人はおっ、と思うかもしれない。
  • ラバーネッカー
    アスペルガー症候群のパトリックが、父親の死から「死のなぞ」に取り憑かれ、解明するべく医大の解剖学を学ぶが、解剖体から不審物を見つけその死に疑問を抱き、一心不乱に死の謎の解明にあたる。 物語の後半からは展開も早く一気読みで、そして読後感は良い。
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った
    13歳で脱北した著者の自伝。こんな公に出て大丈夫なのだろうかと妙な心配をしてしまいます。何しろ謎に包まれた北朝鮮。何をするか分からない国、一握りの人間だけが富み、大半の人々が飢えているかもしれない国。そんなイメージしかなかったのですが、著者が語った状況は私の想像を超えていました。
     歴史の中で、北朝...続きを読む
  • ラスト・ウィンター・マーダー
    ああ、もうコニーとハウイーがいい子過ぎて!
    ジャズが殺す為に教え込まれた知識と技を生きる為に使う展開もいい!
    エンタメとして、YHとして楽しく読めたシリーズだった。
  • 殺人者たちの王
    三部作の2作目。これは三冊一気に読んだほうがよいかも。少なくとも三作目早く読みたい。青春ミステリとあるが決して軽いわけじゃないです。