満園真木のレビュー一覧

  • ラスト・ウィンター・マーダー

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    ビリーが息子の親友に電話かけてくるとこ良い
    両親はどうしてる? 親父さんの腰の具合はどうだ?とか世間話の調子で尋ねられるの怖い 携帯番号教えるのイヤすぎる
    原題は創世記の一節をもじったもの

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    2020年07月12日
  • ハーフムーン街の殺人

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    裏表紙の内容紹介を読まずに本書を開いたので、まず主人公が実はトランスジェンダーと言うのが最初のミステリーに感じた。主人公のヘナチョコぶりと、相反する捜査への執念が読んでいてハラハラした。一気読みした。

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    2020年06月14日
  • ハーフムーン街の殺人

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     やれやれ、この作家、よくもここまで難度の高い小説を書きあげたものだ。主人公は、体は女性だが心は男性というトランスジェンダー。現代であればありがちな設定なのだろうけれど、なんと舞台は19世紀1880年のロンドン。難度に難度を重ねるチャレンジングな設定。

     今年読んだ『探偵コナン・ドイル』の設定が本書とほぼ同時期で、ホームズが登場し、切り裂きジャックが夜を掻き回していた時代であり場所である。同じ、ロンドンの夜は、本作でもかなり手強い暴力や殺意に満ちており、怪しい霧に包まれて真相がなかなか見えないところも、やはり同じである。

     当時の警察権力の粗暴さが際立ち、その犠牲になる誤認逮捕など珍しくも

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    2020年06月04日
  • ハーフムーン街の殺人

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    ミステリーだけではなくて、トランスジェンダーについて、考えさせられる、少し趣の違う作品!!
    英国のビクトリア時代のお話なので、BBC等のテレビドラマなどから、映像は、容易に、思い浮かび、さらっと読める!
    謎の追及は、現代ならば、簡単な答!
    続編、続々編が、楽しみ!!

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    2020年03月21日
  • 営業の神様

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    1.世界No.1セールスマンは基本の中でも何を大切にしているのかを知る
    真似できることがあれば実践する

    2.営業とは、基本の積み重ねでしか成功しないというのが著者の意見です。下記の13のルールを自分に課し、実直に行動してきた経験が語られています。他のセールスマンと著者では何が違うのか、自分は顧客のためにどれだけ考えてきたかという熱い思いが込められている一冊です。
    ジラード流13のルール
    1.健康でいるための選択をする
    2.常にポジティブ
    3.計画をしっかり立てる
    4.働くときは徹底的に
    5.ジラード流厳禁リストを徹底する
    6.適切な装い
    7.聞き役に徹する
    8.笑顔をあげる
    9.連絡を絶やさ

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    2019年11月30日
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った

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    生きるための選択
    ○あらすじ
    13歳で母と脱北 中国へ
    母即レイプ 自分は売人の愛人へ
    生きるために体も捧げた少女
    ●教訓
    ・生きるために本気で学んだ人の吸収力はすさまじい
    ・環境がその人を作る 作ってしまう

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    2019年06月09日
  • 殺人者たちの王

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    殺人青春ミステリの第2弾。相変わらずリーダビリティが非常に高くページを繰る手が止まらない。前作から成長の見える主人公ジャスパーは魅力的だが、今作は掘り下げられたサブキャラのほうが魅力的である。彼女のコニーや血友病のハウイーなどが独自に動き、一般人としての視点で事件を見ているのが大きい。またジャスパーの助けとなる警察側の人間であるヒューズや美貌のFBI捜査官モラレスも前作にいなかったタイプのキャラであり、事件のスケール感を増すのに一役買っている。総じて褒める点の多い今作だが、ただストーリー面はやや難があって、犯人が明らかになるもののクライマックスの渦中で唐突に次巻に続く形で終わってしまい消化不良

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    2019年05月28日
  • 殺人者たちの王

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    ジャスパー・デントシリーズ第二弾。
    今回はジャズがニューヨーク市警に協力を要請されて現地に飛ぶ。

    相変わらず面白い!……田舎町ロボズ・ノットで猟奇的な生い立ちのジャズの恋や友情、将来や学校生活、地元の人間関係に主軸を据え、悩み多き青春を描く路線でいくと思ってたら、突然ニューヨークに舞台が飛んでのっけからサスペンス色が強くなったのでびっくり。
    やっぱり犯罪捜査のメッカはNYなのか。

    個人的にはYA青春路線のほうが好きだったので残念。
    今回から完全にジャスパーVSビルの親子関係メインというか、親子対決にテーマがシフトしちゃった感じ。
    一巻の雰囲気が好きだったので、ジャスパーの日常と並行して事件

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    2019年04月17日
  • さよなら、シリアルキラー

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    ネタバレ

    連続殺人鬼の息子として、「あっち側」に行きそうになる自分を必死で抑える主人公ジャズ。人を騙す技とか普通に使っちゃってるから、半分足突っ込んでるんでは?とは思うけど…。
    友人であるハウイーもコニーも、ジャズのこと本気で心配してくれて本気で力になろうとしてくれる。そこが救い。
    殺人の方法はグロいけど、翻訳文だからかドロドロ感あんまり感じられなかった。ハウイー達もいるし。
    ハウイーのおかげで鬱々としない。ハウイーの功績が大きい…。
    主人公グループが17歳という若さだからか読みやすいなと思ったら、そもそもYAだった。

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    2019年01月31日
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った

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    普段、メディアを通して見る北朝鮮という国と実際、生まれ育った著者を通して見る北朝鮮。内情は想像を絶するものだった。これは是非、たくさんの人に読んでほしい一冊。

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    2019年01月19日
  • 無痛の子 FEAR NOTHING

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    女性の皮膚が無数に剥がされた遺体、連続殺人。D・D・ウォレン刑事は捜査の過程で怪我をし、痛みのコントロールのため精神科医アデラインにかかる。その医者は無痛症であり、父親ハリーは連続殺人鬼で既に死んでいる。そした姉シェイナも殺人犯として長年刑務所にいると分かった。そして今回の事件は40年前のハリーが起こした事件と似ている・・・

    おぞましい。久しぶりに激しくおぞましい話を読んだ。

    これの続編が「棺の女」だそうなので、翻訳は出るのが逆になってしまっているけれど、あまり問題はないように思う。

    父親も姉も殺人犯であるアデラインの苦悩たるや。かなり我儘なシェイナのキャラクターもいい。一つの時間が本人

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    2019年01月16日
  • 営業の神様

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    この本は表紙にも書いてあるように、車のトップセールスで12年間ギネスに認定された男の自叙伝である。
    はっきりいって、うるさいぐらいの頭ごなし口調笑

    私の座右の書「営業の魔法(中村信仁著)」と180度違う書き方で、章立て構成のよくある営業啓発本である事に違いはないのだが、なぜか共感でき読み進めて行くことができるのが不思議。

    恐らく、上司が部下に対して営業はこうあるべきだ!といった内容ではなく、孤軍奮闘してきたジラートの自慢話なので、客観的に受け取る事もできて、書いてある事にも納得できるからなのかも知れない。

    万人にオススメできないが、神様からの思し召しと受け止められる本だと理解すれば、かな

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    2018年11月10日
  • 無痛の子 FEAR NOTHING

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    リサ・ガードナー『無痛の子』小学館文庫。

    シリーズ邦訳2作目。『棺の女』の前日譚。邦訳順が逆になったのでシリーズ第1作目ということになる。『棺の女』に比べると些かまどろっこしい感じがする。設定が面白いだけに非常に勿体ない。シリーズの第1作目ということを考えれば致し方無しか。

    小さな皮膚片を幾つも剥がされた女性の遺体。犯行現場を捜査していたボストン市警殺人課の女刑事D・D・ウォレンは、何者かに階段から突き落とされ、大怪我を負う。リハビリの過程で、D・Dは精神科の女医・アデラインと知り合う……

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    2018年10月15日
  • さよなら、シリアルキラー

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    面白かった!YAだからとたかをくくっていたら、なかなかに凄惨な場面もあり…。 "普通"であろうとするためにもがくジャズの姿が印象に残って、それがこの物語の核なんだと思った。彼女であるコニーの優しさと、友達であるハウイーの明るさにジャズは支えられているんだなとホッとした。

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    2018年09月12日
  • ラスト・ウィンター・マーダー

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    途中からこんなことではないかと思っていたらやはりそうで,ジャズが本当にかわいそうだ.後半はジャズの頑張りと三人組のそれぞれの強い思いからの活躍で,警察にもできなかったことを成し遂げる.かなり悲惨な殺人場面がなんども登場する割に,爽やかな印象を与えるのは,気のきいた会話とハウィーのとぼけた味わいのおかげなのだろう.

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    2018年04月30日
  • さよなら、シリアルキラー

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    英才教育ならぬ殺人の英才教育を受けて育ったジャズ.連続殺人犯の息子という特殊な立場から,新たに起こった殺人事件が連続殺人事件だと確信する.犯人の思考を先回りすることで犯人を捕まえようと親友や恋人と共に調べるところ,ハラハラドキドキする.殺人方法がかなりショックなもので,気持ち悪くなったりもするが.血友病のハウイーやコニーの存在が何か青春ものの明るさを届けて,読後感は案外スッキリしている.

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    2018年03月10日
  • 生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った

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    この本を読んで北朝鮮という国を覗けたような気がします。ヨンミが勇気を出して声をあげ、前にでてきてくれたおかげで私たちが知る事もなかったであろう北朝鮮の実情を知れました。洗脳されている中にも自由を求めて脱北を試みる人が多い事も知りました。その人達の声をどうかもっと届けて欲しいと思いました。みんな自由になる権利はあるのに、生まれた国で違うなんて。。もっともっとこのような本を読んで北朝鮮が世界に発信する偽りの一部分ではなく、本当の濃く人の生の声を知りたいと思いました。

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    2018年01月22日
  • さよなら、シリアルキラー

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    高校生のジャスパー(ジャズ)は祖母と二人暮らし。友人も血友病患者のハウィーと、恋人のコニーだけ。彼の住む街 ロボス・ノッドの人たちはジャズには近づかない。なぜなら、ジャスの父親のビリーは100人以上を殺したシリアルキラーで、ジャズは幼いながらもその手伝いをさせられていた、シリアルキラーの息子だからだ。
    そんなジャズの暮らしに大きな異変が起きる。ロボス・ノッドで女性の他殺死体が発見された。
    ジャズは生まれた時から父に仕込まれたシリアルキラーとしての感覚から、これは連続殺人事件の始まりだと直感する…

    設定が秀逸である上に、ストーリー展開もうまく、読み始めるとどんどん読ませる。
    しかも主人公のジャ

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    2017年11月06日
  • さよなら、シリアルキラー

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    連続殺人鬼を父親に持つジャズの住む街で起きる凄惨な殺人事件。
    父親は既に逮捕済みだけれど、幼少期の本人の自覚すらない頃から人を殺すノウハウを叩き込まれていたジャズはその知識を使って犯人の行動をトレースし、その目的と次の被害者を予測する。

    自然と『殺人鬼の思考』が出来てしまうジャズの過去と彼を縛る呪いはどこまでもずっしりと重い。
    意外な人物が犯人とかではなかったし事件そのものよりはジャズの苦悩がメインで、青春物という前評判も納得。
    恋人と親友を縁に必死に足掻くジャズが早く解放されて欲しいと思いながら読み進めたのに、最後に飛び込んで来るニュースが衝撃的。
    これは三部作全部読まねば。

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    2017年10月18日
  • 棺の女

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    リサ・ガードナーといえば、ヴィレッジブックスのロマサスだが、小学館から本格サス出版。新境地開拓でも、さすがリサ様、ぐいぐい読ませる

    ボストンが舞台 誘拐監禁から生還したフローラ そのフローラが又もや災難に巻き込まれる(またか…もう、勘弁したってくれ)監禁中のフローラの心情をこれでもかとえぐる筆力に圧倒される。 
    それにしても、女刑事D・Dさん、フローラに冷たすぎませんか? D・Dの家庭は幸せそのもの。そんな、D・Dにフローラの何がわかるっちゅうねん⁉ムカムカ 
    Dr.サミュエルがフローラのママに恋してるってくだりいるのか? 全然いらないです。まったくもって余分です。リサ様のロマの血が騒いで、

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    2017年03月28日