宮田珠己のレビュー一覧

  • ふしぎ盆栽ホンノンボ

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    2005~6年webマガジン連載。支那の盆景が日本では盆栽となったが、ベトナムでは周囲が水であることが必要条件のホンノンボ(ホン=ノン=ボ、で「ホン」は島を意味する。岩山はヌイノンボ)岩があり、草を木に見立てたりでミニチュア人形を置く(山水画のように小さな人物で雄大な自然のスケールを表現する)(太公望と西遊記と碁を打つ二神が定番)(まるで精神科の箱庭療法)。巨大仏探訪で知られた著者が惹かれたのは、突き詰めて考えなくて良いその“いい加減さ”に共通点があるような。人気になるかも知れない、俺もちょっと欲しい

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    2024年12月04日
  • わたしの旅に何をする。

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    読書習慣のなかった自分でもまず読み進められそうと思って選んだ一冊。大当たりだった。
    終始ニヤニヤ、ときにクスクス声が上がってしまう。
    ちょっとした隙間時間に日常から世界中にぽんと飛ばしてくれる素敵なエッセイ。

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    2024年03月17日
  • ときどき意味もなくずんずん歩く

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    話が脱線しまくる。が、おもしろい。
    思わず笑ってしまうような描写もあり、宮田さんの本は読んでいて楽しい。
    でも『私の旅に〜』の方が好きだったかな。

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    2023年09月19日
  • 東京近郊スペクタクルさんぽ

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    ネタバレ

    宮田珠己さんの本めっちゃ面白くてすき!絶妙なユーモアでいきなり吹き出させてくる(笑)彼の本を読んでいると、旅行に行きたいなあと思う。

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    2023年04月22日
  • ジェットコースターにもほどがある

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    一緒に行く西島くんが面白すぎる。
    15時に「サイコー!」の状態になるというジェットコースターに乗るために、朝からそのジェットコースターに乗って待つという奇行。
    でも本気なのだ。
    本気の人間ってちょっとおかしい。

    「ジェットコースター、なんかいいよな…」って感じの著者が、ジェットコースター好きな変わった人たちとジェットコースター別に好きでもない変わった人たちを連れて、ジェットコースターを乗り尽くす旅にでるそんな話。

    情熱があるんだかないんだかよく分からん軽妙な文書がまた良いです。
    ジェットコースターについての座談会もあるよ!

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    2023年03月19日
  • なみのひとなみのいとなみ

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    星3.6
    2023 1冊目の本になりました
    適度なゆるさの文章が好きです
    妊娠中の奥さんに頼まれたおつかい、笑いました!

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    2023年01月01日
  • 日本全国津々うりゃうりゃ 仕事逃亡編

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    本編ではありませんが、まさかの解説「こんなテレメンテイコに誰がした」、大変面白かったです。最後はご自身の不明を恥じて殊勝に終わるのですが、私が宮田さんの立場でこの解説を読んだら戦慄するだろうと思う…(笑)。

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    2022年12月13日
  • 東南アジア四次元日記

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    この本で取り上げられているような珍妙なものはいまやメジャーになってしまったけども、1997年頃はまだマイナーだったのですね。今はへんなものがあったらすぐ拡散されちゃいますしね。それもまた「世界をさまよう体験の機会損失」に繋がってるのかも。

    のび太がひみつ道具で小さくなってお人形の家で遊ぶという話がドラえもんにあって、子供の頃むちゃくちゃ羨ましかったんですが、これは築山に憧れる宮田さんの気持ちに近いような気がします。どうでしょう。どうでもいいか。

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    2022年10月07日
  • 晴れた日は巨大仏を見に

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    巨大仏の風景が好きなわけではないけれど、宮田さんの文章はいつも面白いので読みたくなりました。世の中には色々な興味の対象があるんだなぁと思いました。

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    2022年08月28日
  • そこらじゅうにて 日本どこでも紀行

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    地図を引いたり、気になるものの画像を検索したりしながら読みましたが、平家ガニは検索しなくても良かった。き…気持ち悪い(笑)。

    宮田さんと高野秀行さんがお友達というのを初めて知りました。楽しそうに遊んでらっしゃる様子をほのぼの拝読しました。マイ池作ってキャッキャされてるところを陰から見守りたい。

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    2022年01月16日
  • 日本全国津々うりゃうりゃ 仕事逃亡編

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    実はこれ、シリーズ3作目だそう。
    たまたま自分の気になる旅先があったから
    ここから読み始めたけれど
    他のも読んでみたくなった。

    エッセイっていうのは
    著者のアンテナがひっかかる場所が
    自分と近いかどうかで
    おもしろさが違ってくると思う。
    紀行文なら場所、食べ物、人の雰囲気…
    例えば和歌山まで行って
    河原でロックバランシングに夢中になる
    いやいやいや(笑)
    そういうところが楽しい。

    本州をママチャリで横断する企画も
    また妙なこと考えついたなぁと面白かったし
    沢田マンションの住み心地も確認できて満足。

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    2021年09月06日
  • ふしぎ盆栽ホンノンボ

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    それなりに面白い本。

    作者がホンノンボに魅せられて、取材をする苦労話もホンノンボの本質に迫ろうとする考察も面白いのだが、イマイチのめり込めなかった感がある。

    文庫じゃなくて大きい版で読んだ方がよかったかな。あるかどうか分からないが。

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    2021年04月17日
  • ときどき意味もなくずんずん歩く

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    宮田珠己さんの本初体験。リラックスしたい時に丁度いい感じか。
    「わたしは冒険家ではないのこと」がじわっとくる面白さだった。おかしなことは、ちょっとした認知のズレが重なって起きる、ってことかな。

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    2021年02月27日
  • わたしの旅に何をする。

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    軽い文体で、スルスル読むことができる。
    最近の作品を見た後だからか、若干、嫌な思いをしたような話が多めだったかと。

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    2020年11月25日
  • 東南アジア四次元日記

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    宮田珠己の旅行エッセイ。肩の力抜いて、なんも難しいこと考えずにモワーっと読めばいい。例えば、スーパー銭湯のロウリュウで蒸されたりしながら読むにも良いかも。

    しかし、今から20~30年前の日本とか東南アジアってなんだか雑然としたパワーが残っていたんだなぁ、と万感の思いが立ち込める。時代が進む文化も化学もそれなりに進歩したはずやのに、息苦しさがあるような現在…

    人間はもっと、おおらかに生きていいんちゃうか。と思うんだけどなぁ。

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    2020年11月09日
  • ニッポン脱力神さま図鑑

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    図鑑と銘打っているだけあって、フルカラーの写真中心の「図鑑」になっていて、多分1時間くらいで読めちゃう。真面目なようでいて脱力な文体は、羨ましいとさえ感じる安定さ。リモート疲れの脳に効くかも。

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    2020年08月20日
  • わたしの旅に何をする。

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    よみおわった、読みはじめてからけっこう時間がたってしまった。読みやすい語り口。

    サラリーマン時代から旅好きで、有給やサラリーマンの出張やらで、海外にいきまくっていた著者。そのこまごまとした記録や記憶や感想をとりまとめた脱力エッセイ。

    これが、20年前とあって、語り口がその時代にしては最新というかネット的というか、たいへん滑らかでユーモアで軽くてどうでもいいかんじがする。電車で読んでて酔った。じゃあもう読むなよって言うレスポンスが著者から返ってきそうなくらいフランクな本。

    むずかしい話題は一切ない。ただ旅にいきたい、仕事はしたくない、なんか知らないけど生きてける、なんだこいつら(現地の人た

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    2020年06月01日
  • わたしの旅に何をする。

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    旅関連のオススメ本として紹介されていたので読んだ。

    自虐も入れられていて、小さな声でへぇと納得したり、漏れるかわからない量で鼻笑いをした。あるある、という旅人の話もあれば、実はあまり知らない内容も紹介されてた。

    1番最初の章と項が1番面白い。その勢いままに最後まで突き抜けてる感じがある。ただ、これらの各項は雑誌(旅行人)への掲載をまとめたものなので、文庫本にするにあたり修正したのかもしれない。

    この方の旅の仕方がワタシの旅と似てるのも良かったのかもしれない。長すぎない、ハッチャケ過ぎない、みたいものを見るというスタンス、そして旅ごとに時間軸が異なり徐々に変わっていってるのが良かった。そし

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    2020年02月22日
  • 東京近郊スペクタクルさんぽ

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    ドーンと散歩しようじゃないか、ドーンと。旅や散歩で大切なのは、人情ではない。スペクタクルだ。
    大谷石の地底湖、湘南モノレール、まるでジェットコースター!称念寺、初代伊八の龍、飯綱寺、天狗と牛若丸、伊八の最高傑作、燈籠坂大師の切り通しトンネル、澤田美喜記念館、隠れキリシタンコレクション、伊豆大島の裏砂漠

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    2019年05月03日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    タイトル通りアバウトなお遍路参り。誰が何の目的であろうとやいやい言われる筋合いはないし、せっかくいくのであれば観光しても寄り道もしたいと思うのは人の心であるし、ゆるくといえどもお参りはするわけで、その中で感じることや落ちる何かもあるわけで。全体的に足にできるマメ(水ぶくれ的な)に心奪われているお遍路参りだが、それも、また、一つの真実で。150日はテント泊というインストラクターさんみたいな生き方もあれば、お遍路さんを接待するという名のお節介をやく生き方もあり、速さ日数にこだわる人もいるわけで。様々ではある。

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    2019年04月20日