宮田珠己のレビュー一覧

  • 東京近郊スペクタクルさんぽ

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    風景描写から実際の風景を想像することが不得手なので(そもそもスペクタクルな場所ばかりというのもあり)もう少し写真を入れてもらえたら有難かったのですが、とても面白かったです。岳南鉄道が取り上げられてて嬉しかった。湘南モノレールにも近いうちに乗りに行きたいなあ。

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    2022年01月05日
  • ときどき意味もなくずんずん歩く

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    意味もなくずんずん歩いている距離がおかしい……。これ、ウォーキングが趣味の人はどう感じるのだろう。国内にせよ海外にせよ、サラリと軽快に書いているけど、冷静にその状況を想像すると真似できない。冒険家でいいよ。迷子になりたいなんて。本気で目的地をめざした結果、真逆の方向に進む人間の苦悩を、そう簡単に経験されてたまるかと思う。あれもこれも無謀に見えるが、なぜ遭難せずにいられるのか不思議でならない。

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    2021年12月27日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    面白かった…『日本全国津々うりゃうりゃ仕事逃亡編』を読んでたいへん面白かったので、次にこの作品を読んでみましたが、四国遍路をこんなに面白く書くのは難しいのでは…?と思います。なぜこんなに面白く書けるのか…。
    ここは行きたいぞという寺がいくつか見つかり、マメの話はタメになる。こんなに不真面目風を装っているのに、普通にタメになるってなんだよ!と突っ込みたくなります。解説で森山伸也さんが仰っているように、「四国お遍路ガイドブックでもある」ことは間違いないです。また解説にある実話がとにかく面白い。

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    2021年10月19日
  • 日本全国津々うりゃうりゃ 仕事逃亡編

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    珍旅エッセイ。「オホーツク」ワカサギ釣りと流氷ウォーク。「和歌山」粘菌探しから石積み遊びへ。「栃尾又」西福寺は行くと思った。「立山黒部アルペンルート」絶景の山肌。「本州横断」ママチャリ小旅行。「宮崎」高千穂峡ボート遊覧。「高知・徳島」沢田マンションへ。「都会」スパの話。「解説」テレメンテイコ女史。数多の無茶ぶりに対応できる女史の存在は欠かせないと思う。私なら日本酒の一本も差し入れしたいくらいだ。

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    2021年09月28日
  • 日本全国津々うりゃうりゃ 仕事逃亡編

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    重苦しい北欧ミステリの合間に息抜き、笑いたくなったらタマキングです。
    ものごとに対しての面白がり方、思考回路が好きである。本人イラストがまたよい。(1回目感想)

    コロナ禍中の文庫化だったんですね。

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    2021年09月09日
  • 日本全国津々うりゃうりゃ 仕事逃亡編

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    久々、宮田珠己さん。

    この方の旅先は、私の好みにぴったりなので、読んでいてとても楽しい。
    そして、相変わらずちょっと残念なところも好き。

    なかなか旅しづらい時代になってしまったけれど、いつかまた世の中が日常を取り戻したら、私も出掛けみようと思う。

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    2021年09月02日
  • 日本全国津々うりゃうりゃ

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    読みやすい文体の本。あまりメジャーでない観光地も書かれているので今後の参考になった。
    特に妙義山は作中に出てくる写真も素晴らしく、行ってみたいと思った。

    日光の話で、クラゲなのかどうなのかよくわからないが、彫りの一つ一つを細かく見ていくという観光の仕方は、自分も今後やってみたい。

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    2021年08月26日
  • わたしの旅に何をする。

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    ところどころバカらしく、ところどころどころ面白く、ところどころ身につまされる。
    旅と生き方の脱力系エッセイ。

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    2021年08月08日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    「歩き遍路」と「区切り打ち」で四国遍路をする著者。
    読みやすい文でおもしろかった。
    四国遍路って、あまり良く知らなかったが、よく知ることもできた。

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    2021年07月31日
  • わたしの旅に何をする。

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    クスッと笑える描写がたくさんあります。
    何度か電車で吹き出しそうになりました。
    文章に勢いがあって一気に読みました。
    読むと旅行、とくにアジア方面に行きたくなります。

    アジア各国の葬儀の話は面白かったです。
    当たり前だけど、国によって大分生死感が違うんだろうな。チベットの鳥葬はコミカルに書いてるけど、結構怖かった。バリの和やかな火葬はバリらしいな、と。
    アジアは奥深い。

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    2021年03月13日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    四国八十八ヶ所の歩き遍路体験記。きちんと全部のお寺を回って結願しているのだが、さほど信仰心があるわけではなく、お遍路用品にこだわりもなく、寄り道や観光もする「だいたい」四国八十八ヶ所という、ゆるいスタンス。ユーモアのある文章の中にも、たまに鋭い考察があったりして面白かった。
    読んでいて思ったのは、お遍路さんにもいろんな人がいるんだな~ということ。年齢も様々、方法も様々。お遍路に行く動機も、かける時間もお金も人によって様々で、でもそれでいいんだろうな。私もそういうゆるさをもって、いつか四国お遍路してみたい。

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    2021年01月24日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    リラックスして読める本。本編と関係ないような、作者の考えたことや、妄想がしょうもないことが多く、楽しい。
    一歩謙遜したようなところがありつつ、卑屈でないその人間性が、文章に表れているのかもしれない。
    非常に好きな文体。

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    2020年11月11日
  • そこらじゅうにて 日本どこでも紀行

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    軽く読めて楽しめる本。日本の旅行先の中でもマイナーなところがチョイスされており、新しい発見がいくつかあった。

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    2020年11月07日
  • ニッポン脱力神さま図鑑

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    その地域に存在する、独特の素朴な神さまたちを紹介。
    01 TANOKANNSAA 田の神さま・・・豊作祈願の素朴な姿と顔。
    02 ONIKO 鬼コ・・・鳥居に明治生まれの鬼。山伏や力士も。
    03 KUNISAKINIOUSAMA 国東仁王さま・・・フレンドリーな仁王さま。
    04 KAGOSHIMANIOUDON 鹿児島仁王どん・・・マッチョな仁王さま。
    05 NINNGYOUDOUSOJIN 人形道祖神・・・魔除けの巨大な人形たち。
    06 HIZENKOMAINU 肥前狛犬・・・小さくデフォルメだけど歴史は古い。
    画像はオールカラー。BOOK&WEB GUIDE有り。
    え、これって神さ

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    2020年10月20日
  • ニッポン脱力神さま図鑑

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    実に宮田さんらしい一冊。
    取材先が東北と九州のみという地域的な偏りなど、いくらでも話を膨らませられそうなのに一切触れやしない。
    エッセイ的な面白さは少ないけれど、題材のゆるさは確かに素晴らしい。実物を見たくなってしまうし、或いは身近な地域でも探したくなってくる。
    掲載されている神さまで一番のお気に入りは、秋田県の「巨体カシマさま」。

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    2020年07月25日
  • わたしの旅に何をする。

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    ずっと女性だと思ってました。笑
    そして野宿入門で知った方でした。

    とにかく、ゆるーくたのしーく旅してます。笑
    色々と思い通りにいかなかったり、
    ヘンテコなこともあるけど
    ひっくるめて旅なんですね。

    私は旅をするタイプじゃないので、
    本で楽しませてもらいました。笑

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    2019年06月15日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    久し振りに宮田珠己さんの文章を読んだ。やっぱりいいなこの文体。『真面目⇒おふざけ』に変化する流れが絶妙。こんな感じで日頃トークができれば、きっと友達・・・減るだろうな。
    でも好きなんだこの文体。大学生の時に好きな子に薦められて読み始め、それ以来ずっと好きで、好きな子とは早々にお別れしたけど、別れずに付き合ってます。
    ありがとう、タマキングだけを残して去ってしまった人。
    さて、今回は国内、しかも四国だけと宮田さんにしてはフィールドは一見狭いようだけど、タマキングワールドは健在です。文章を書くのが仕事だから表現力が面白いのは当たり前なのかも知れないけど、それ以上にこの人の引きの強さを感じる。あと着

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    2018年11月11日
  • 日本全国津々うりゃうりゃ

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    笑える旅エッセイ。旅とはいっても、観光目的の旅ではなくて、ヘンな海の生き物をさがしたり、きれいな石を拾ったり、自宅の庭を一周してみたりと、かなりマニアック。そして、ちょいちょい話が脱線する。
    大げさな表現と絶妙にくだらない感じは嫌いじゃない。こういうノリで旅するのも楽しそうだな。

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    2018年11月09日
  • 東京近郊スペクタクルさんぽ

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    身近な東京近郊にスペクタクルなものを探しに出かける作者。妄想入り乱れながら散歩を楽しむスタイルがいい。湘南モノレールと読売新聞の三原山火口探検の話が面白かった。

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    2018年10月10日
  • わたしの旅に何をする。

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    最初は毎行、ギャグ(ボケ?)が入ったような独特な表現が鼻につき読み始めたのを後悔したが、段々と癖になり、著者の別の本も読んでみようと購入してしまった。癖になりますね。ただ、本書のエッセイでもおもしろいのは半分くらいで、おもしろくないのも多かったです。

    ところで著者は、阪大工学部→リクルートのエリートなのですね。この文体とのギャップがおもしろいです。リクルートはおもしろい人をたくさん輩出しているという印象です。

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    2018年03月10日