宮田珠己のレビュー一覧
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「いっぱい歩きたい」という理由で始まるゆる~い四国遍路。
とっても面白かった。
四国は電車で(だいたい)一周したことがあるけれどすごく楽しかった。
また行きたいところBEST5に入る。
そしてやはり次も一周したいような気がするから不思議だ。
別に九州は一周したいなんて思わないから、四国にはそう思わせる何かがあるのかもしれない。
お遍路さんなんてまさにそれで、歩いて一周するなんて本当にすごい。
さらに強者は野宿するらしく、もう何故そこまで…。驚愕。
宮田さんも「だいたい」なんて言いながら素晴らしいお遍路さんぶり。
しかもただ札所に行くだけではなく、四国の自然を満喫しているから頭が下がる。
やっ -
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働きたくない。好きなことだけして楽に生きていきたい。と、心から願う著者の日常を綴ったお気楽エッセイです。将来の心配ばかりして堅実に生きるか、はたまた、そんなこと気にせず楽観的に生活するか、どちらが正しくて、どちらが間違っているかなんて、誰にもわからないんじゃないでしょうか?清く、正しく、真面目に生きてみても、前途洋々たる豊かな将来が約束されているわけではありませんものネッ。なのに、人生一度きりなら、悔いを残さぬよう、やりたいことやって生きていこうッ!!って、多くの人が思いきれないのはなぜでしょう?そういうことを〝エイヤッ!!〟とやってのけるってことも、才能のひとつなのかもしれませんネ。ヤなこと
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タマキングのお遍路体験記。何か清められたいとかなんとかいうお遍路らしい目的があったのではなく、歩きたいという気持ちで歩いたらしい。それがタマキングらしくていい。
お遍路に対して、過度に魅力を述べるでもなく、かといって、神様だの仏様だの信じるのはバカみたいだと切り捨てるでもなく、そういったものを信じてきた人々の思いを大切に感じている……といったところは、とても共感できた。
この本の魅力は、基本笑えるんだけど、それだけじゃなくて、しっかり考えさせるところもあり、しかも、お遍路の実用的なガイドブックにもなっているところ。お遍路はしたいと思ったことはないし、これからもすることはないだろう私でも、 -
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ものすごく嫌なことがあって、心がどん底に近く沈んでた時に、衝動買いに近い状態で購入。この著者の本は以前に何冊か読んでたので、どんな本を書く人かイメージできたたため、心が軽くなるだろうと期待して読んだ。
第1章「なみのひとなみのいとなみ」は声に出して笑ったけど、第2章「明日への不手際」では、会社勤めすることへの著者が感じた違和感がおもしろおかしくもつづられていて、なんだか身につまされるというかなんというか……そんな感じになってしまった。第3・4章は楽しく読めた。
私の場合、夜買って、次の日の朝には読み終わった(しかもちゃんと寝てる)というくらい長くないエッセイなので、ちょっとした時間に読める本。 -
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ネタバレ宮田珠己さんの著作は、脱力系でなんとも妙な面白さがあり、紀行ものは結構好きなのですが、これは少し変わり種。タイトルの通り、ジェットコースターマニア(?)として、国内や北米のジェットコースターを乗りまくるというもの。もう何年もジェットコースターには乗っていないけれど、落下の状況を思い浮かべると、なんだかお尻のところがムズムズしてくる感じ。
最後はジェットコースターマニアが集まっての座談会。これは文庫化で追加したものらしいですが、中には本著(単行本版)を読んでジェットコースターマニアになった人も参加していた。曰く「人生を変えた本」と。いやあそこまで行くとよくわからない(笑)。 -
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いやぁ、楽しい!
数年前に本屋さんで巨大仏の写真集を見つけてから、巨大仏のことがずっと気になっていた。
この本で取り上げられているのは40メートル以上の巨大仏。
どうやらウルトラマンより大きいらしい。
奈良の大仏は高さ15メートルとのこと。
私が愛してやまない鎌倉の大仏は奈良の大仏よりも小さいはずだから、40メートルとはやはりかなりの大きさだ。
そして、最初に訪れる牛久大仏は高さ120メートルとのこと。
数字だけで圧倒されてしまう。
巨大仏の旅は、著者の宮田珠己さんと編集者さんとの珍道中。
同じものを見ていても、感動するポイントが違うのがなんとも楽しい。
巨大仏の胎内のしょぼさに対するツッコ