あらすじ
好きなことだけして生きていきたい。それなのに、営業に行けば相手にされず、ジョギングすれば小学生に抜かれ、もらった車は交差点で立ち往生……。この不本意な毎日は、いったい誰の陰謀であろうか。後ろ向きだけど楽天的。なまけ者なのに心配性。空回りの日々も、がんばらない自分も、なぜか愛おしく思えてくる! 日常爆笑エッセイ。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なんと4度目。スットコランド日記の中でもこの本のことに触れていてとりとめのなさというか、中途半端な内容であるとか著者自身は気にしているようだったが、編集者の腕が冴えているのか本当に何度読んでも面白い。何度も読むほどの本なのかと聞かれれば迷わずイエスと言います、わたしは。
Posted by ブクログ
あとがきにもあるとおり紀行文ではない「なみ」のエッセイ。「恒例」や「おつかいナプキン」に自分と同期する心地よい思い。書かれていることは日常のとりとめのない事柄だけれど、こんなに面白く表現できるのは、やはり関西出身(大学も阪大だし)、小さい頃から物書きになりたいと思っていたという相乗効果なんだと思う。
Posted by ブクログ
表紙のかめさんたこさんが可愛い。本当にこの人の仕事をしたくない姿勢やら迷子になりたい気分やら仕事をさぼりたい姿勢やら仕事をやめたい姿勢は共感を呼び過ぎて困る(ほんまにな!)
Posted by ブクログ
なみのひとなみのいとなみ。
タイトルに惹かれ、表紙のイラストに惹かれ。
手に取ると、短いエッセイがいっぱい入っている。
エッセイのタイトルも謎。
気になる。
よし、勝負と思って購入。
大勝利!!
脳血管が切れる話。
自分も小学生のころ何回か経験した。
確かになんか動いちゃダメなような気がして、
おさまるまで、静かにしてた。
あれってホントになんだったんだろう。
みんな経験してるのだろうか。
おもしろかったの
おつかいナプキン
父親になるのはどんな感じか
ハイドンのかつら
ヒーローが年下
行く年くる年礼賛
先祖無限大に発散
Posted by ブクログ
働きたくない。好きなことだけして楽に生きていきたい。と、心から願う著者の日常を綴ったお気楽エッセイです。将来の心配ばかりして堅実に生きるか、はたまた、そんなこと気にせず楽観的に生活するか、どちらが正しくて、どちらが間違っているかなんて、誰にもわからないんじゃないでしょうか?清く、正しく、真面目に生きてみても、前途洋々たる豊かな将来が約束されているわけではありませんものネッ。なのに、人生一度きりなら、悔いを残さぬよう、やりたいことやって生きていこうッ!!って、多くの人が思いきれないのはなぜでしょう?そういうことを〝エイヤッ!!〟とやってのけるってことも、才能のひとつなのかもしれませんネ。ヤなこと忘れて脱力したい方におススメの一冊です。
Posted by ブクログ
ものすごく嫌なことがあって、心がどん底に近く沈んでた時に、衝動買いに近い状態で購入。この著者の本は以前に何冊か読んでたので、どんな本を書く人かイメージできたたため、心が軽くなるだろうと期待して読んだ。
第1章「なみのひとなみのいとなみ」は声に出して笑ったけど、第2章「明日への不手際」では、会社勤めすることへの著者が感じた違和感がおもしろおかしくもつづられていて、なんだか身につまされるというかなんというか……そんな感じになってしまった。第3・4章は楽しく読めた。
私の場合、夜買って、次の日の朝には読み終わった(しかもちゃんと寝てる)というくらい長くないエッセイなので、ちょっとした時間に読める本。おかげさまでだいぶ心は軽くなったので、再読するときは普通の状態で読んで大笑いしたい。
Posted by ブクログ
脱力系の旅エッセイが気に入っている、著者の「自伝的」エッセイ。子供時代、学生時代、就職、父になる…等々。ドラマチックなことは何も無く、後ろ向きで、ぐだぐだな内容が多いけれど、妙におかしくて笑える。
Posted by ブクログ
H25.4.29
空き時間の合間合間に読みました。
ふふっと笑えて力が抜けるよい本です。
「ううううおおおおお!」って叫ぶとこ(笑)
あーおもしろかった!
Posted by ブクログ
なんと言ってもタイトルが秀逸。
そして宮田節炸裂。
繊細な人なんだろうけど、この突き抜け感はそれこそなみのひとじゃ真似出来ない。ステキです。 2013/1/3
Posted by ブクログ
タマキングの初のエッセイ集だそうな。軽くて笑えるが、計算されている面白さだと思う。文章がいつの間にか踊りだして、別の観点に着地する。これはなかなかできないことだ。とりあえず面白い。
Posted by ブクログ
例の如く軽妙でゆるいタッチのエッセイ。
ただ中身はギッシリ詰まった濃い内容になっており、読み応えとまで言って良いのかは各々の感覚になりますが私にとっては十二分の内容に仕上がっていました。
文庫本なので電車の中で読みますが、ニヤッとしてしまわない様に注意が必要です。
クスッとしたい方、なんとなく疲れている方そんな方々に心の処方箋としてオススメしたい一冊です。
Posted by ブクログ
すっごくおもしろかった! 個人的に「わたしの旅に何をする。」より好きだった。本当に笑えるんだけど笑わせようって感じがなくて。そしておかしいだけじゃなくて、けっこう深いところもあって。人生に意味があるのか、っていう話とか。
心気症っぽくなるところとか細かいところをうじうじ考えるところとか、わたしと性格的に似ている気もして。
ほんとに、心配症なんだか楽天的なんだかわからないんだけど、読んでいるとなんだか慰められて、肩の力が抜けるような。
これからも読んでいきます。
Posted by ブクログ
タマキング氏の、旅以外のネタ満載のエッセイ。
なんつうか、ただただ笑わかされるだけでなく、ちょっと考えさせられたり、なにげに真理をついていたり、そんな成分がけっこう含有されてる気がしました。
あと、家庭的なセマい日常のホンワカしたカンジとか。
トロ氏の解説もグー。
Posted by ブクログ
電車の中で読んではいけない。実に面白すぎる。
ベトナムの盆栽や巨大仏など、マニアックすぎるエンタメ作家の宮田珠己が送る、日常的エッセイ。
ただ面白いだけではなく、どこか納得させる不思議な魅力がある。
タレントや女優のエッセイやナントカメソッドみたいな類には、一切見向きもしないが、この人の目の付け所と思考回路がツボにはまる。
Posted by ブクログ
好きなことだけして生きていきたい。それなのに、営業に行けば相手にされず、ジョギングすれば小学生に抜かれ、もらった車は交差点で立ち往生……。この不本意な毎日は、いったい誰の陰謀であろうか。後ろ向きだけど楽天的。なまけ者なのに心配性。なぜか愛しく思えてくる! 日常爆笑エッセイ。(裏表紙)
相変わらずの力の抜け具合で嬉しくなります。
ただ、紹介文といい、この評といい、作者さんはこう返されるでしょう。ふざけてはいけない。
決まり文句のようなこの一言が出てくるだけで、にやりとしてしまうようになりました。
Posted by ブクログ
宮田さんのエッセイ集、サラリーマン時代のエピソードがメインです、タイトルがとてもよい。
宮田さんの生への構え方が好きです、力を抜きつつも本質を捉えようとしている。
>どうやら人生の意味は、当の本人にではなく、その周囲の人々、あるいは周囲に限らず、ときには本人も知らない遠くの人々の心のなかに生まれるものらしい。
>私の人生の意味を知っているのは、私ではなく他人なのだ。
こんなこと言われると困るな。
Posted by ブクログ
ストーリー
好きなことだけして生きていきたい。それなのに、営業に行けば相手にされず、ジョギングすれば小学生に抜かれ、もらった車は交差点で立ち往生……。この不本意な毎日は、いったい誰の陰謀であろうか。後ろ向きだけど楽天的。なまけ者なのに心配性。なぜか愛しく思えてくる! 日常爆笑エッセイ。
Posted by ブクログ
久しぶりに読んだら宮田さんがいつのまにか父親になっていた。。
面白いけど、今回は電車でも読める程度の笑い。
パワーダウンしてきたかも?
でも沈んでた心がぽっかり浮き上がる。楽になる。
英語教育についてのはなし、意外と的を射ているかもなー
「おお、神よ、私は、働きたくない」
そのとーり!
Posted by ブクログ
先に読んだ、益田ミリさんと近いものがあるけど、後ろ向きな性格とはいえ、宮田さんのほうが、すっと入ってくる。しかし、初期のエッセイに比べると…。
Posted by ブクログ
北尾トロ氏の解説と、自分とこの本の出会いがぴったりマッチしていておどろく。
力の抜けた表紙のイラスト、すべてひらがなのタイトルがあらわす通り、著者のとりとめのない日常的エッセイ。
なんというか、すべすべで乳白色のぼんやりとした世界にいるみたいだ。気温は寒くも暑くもない。どこまで歩いても景色は変わらないし、座ってみても、寝転んでみてもそれは同じ。たまに現実が、テレビ画面を通してみるように遠くにちらっと映る、そんな世界。
旅エッセイを書かれている方だし、ちゃんと奥さんと息子がして、ほんとうに「なみのひとなみのいとなみ」か、それ以上の生活をしているだろうに、その日常がすごく遠く見える、なんだか不思議なエッセイだった。
Posted by ブクログ
サラリーマンからフリーで生きていくことを決心するまでを主に書いてあるが、決して楽観的にまた希望に満ちた表現で飾らないのがイイ。
願えば叶うのではなく、どうにかしようと足掻いて初めて動き出す。
人生を面白くするには、リスクを取る決心も、たまにはしなければならないのだ。