宮田珠己のレビュー一覧

  • スットコランド日記

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    著者の苦悩を垣間見た感じだ。あんなに面白い文章を書くために、こんなにも苦労していたんだ、と敬服するばかり。また、結婚し子どもがいることで著者の旅行がままならないようになっており、お察しする次第だ。上期はスットコランドでの日常を描いているのだが、下期になると描写が変わってきた。妻が著者の人生をハッピーと評価しているくだり(客観的にはそうなのかも)から、妄想とも幻影とも思える日記が入るようになった。特に11月の四国遍路・金剛頂寺の内容は不気味さを感じた。

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    2017年08月29日
  • ふしぎ盆栽ホンノンボ

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    著者の他のエッセイの中でも紹介されていたベトナムの盆栽・ホンノンボ。はじめはホンノンボにしてもジェットコにしても読む気はなかったのだが、著者に心酔するうちに読みたくなった。著者の視点の面白さを再確認した。

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    2017年08月29日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    2014年1月が第1刷なのに楽○では入手できず、ようやく手に入れた本書。タイトルどおり程よく力の抜けたお遍路紀行で、お気に入りのフレーズに附箋を付けていったら、10本以上にもなってしまった。予想外に面白い文体で、著者の他作品を消費税増税前に駆込み発注してしまった。八十八番札所を打ち、札所巡り1周を果たすべく六番札所へ向けて歩くくだりで、何気ない文章なのに何故だか感動する自分がいた。

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    2017年08月30日
  • ウはウミウシのウ シュノーケル偏愛旅行記 特別増補版

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    シュノーケリングには全く興味がないのに、宮田氏の著作で文庫ということで買ってしまった。特別増補版という見出しがカバーに踊っていると、何だか得したような気もする。南の島々でシュノーケルにうつつを抜かす著者の紀行文は、四国遍路や東南アジアを旅したのと同じようにヘンテコな視線で書かれていて面白い。海外の南の島よりも日本の沖縄周辺の海のほうが素晴らしいサンゴと生物達がいるというのが意外だった。「○○はこうだ。」と言われて描かれるイラストがまた良い。

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    2017年08月29日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    お遍路さんの時の体験がゆるーく書かれていて、ぽーっと読むことができました。
    作者の辛かった、よかったと感じたところがいろいろ書かれていて、そういうことがありそうだなー、と感じる本でした。

    考え方的な部分は好みは多少あるかもしれないけど、僕はこの人の考え方はありかなと思いました。というか僕も同じようなことを考えそう。

    お遍路さんをいつか歩きたいと思わせてくれた本です。

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    2016年08月06日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    理由なく、四国八十八巡りを歩いてみたいと、思い立ったが吉日。東京からはるばるフェリーで徳島県1番礼所の霊山寺をスタートした著者。気分はお気楽観光、信仰心などこれっぽっちもない。タイトルの「だいたい」が示す通り、脱力系で寄り道しまくりの旅日記。いつでもやめてやるという鉄の意志を持った著者が四国内をずんずんと突き進む。

    足のマメの痛みに格闘したり、金剛杖の使い方に悩んだり、妙なところにスポットを当てつつ、外国人のガイド、カヌーの川下り、温泉めぐりなど観光も堪能。一人旅なんだけど、実に楽しそう。なんだかんだ言いいながも、八十八巡りを果たしてしまうのもニクい。

    著者は言う。旅の醍醐味とは想像してい

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    2016年07月30日
  • ときどき意味もなくずんずん歩く

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    初めてタマキングさんの本を手にとってみたけれども、軽快な文章と脱力表現で終始ニヤニヤしながらおもしろく読んだ。

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    2015年03月07日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    ネタバレ

    「だいたい」なんていい加減な、と思ったのですが、回るお寺を端折ったとかそういった事ではなく、何事にも縛られない、ただいろいろ見て回りたい、という思いからつけたものらしい。信仰があるわけでなく、本人自身が「偽遍路」という思いを持ちながら、それでも「区切り打ち」で64日間かけて、全行程1200kmを歩き通すのは立派。八十八か所は私もいつか回ってみたい。そんな贅沢(時間的に)できるのは、まだまだ先の事ではありますが。

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    2015年02月14日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    地元、気になるお遍路さんの旅行記ということもあり、個人的にはとても面白かった。
    ただ、それ以上に作者の文章や考え方が自分好みで終始楽しく読ませてもらった。
    「意味を考える前に計画を立て、結論が出る前に出発してしまう。これが大切である」
    「やりたいことは面倒臭い」

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    2015年02月09日
  • ときどき意味もなくずんずん歩く

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    2冊目ですが、相変わらず面白い!
    考え方が面白い!文章が面白い!
    さりげない面白さをさりげなく組み込んでくるところがタマキングさんの凄さだと思う。
    どうだ、面白いだろう、ではなく、えっ、今なんか面白いこと言わなかった?ぐらいのさりげなさだ。

    さて次はどれを読もう。

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    2014年12月11日
  • わたしの旅に何をする。

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    サラリーマンを辞めて旅をする、ということとタイトルに惹かれて購入。

    最初の文からこの著者のユーモアが伝わってきた。
    エキゾチック近所などはお金がなく旅行に行けない私はぜひ参考にしたい。
    退職の時の話や旅でなんとも言えないことにしょっちゅう出会ったり、自己を強く持ってみたり、どうしてこんな旅ができ、こんなに上手な文が書けるのだろうか。

    一緒に並べてあった"ときどき意味もなくずんずん歩く"もタイトルが気になって一緒に買ったのだがどんな出来事が待ち受けているのかこれから読むのが楽しみだ。

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    2014年12月05日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    知ってるお寺とかが出てきて楽しく読めた。

    区切り打ちだったら別に歩きにこだわらず公共交通機関を使ってもいいんじゃないかと思った。楽して回ろうよ。

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    2014年09月25日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    おもしろかったー!!
    私はゆる~いエッセイが好きなので、とってもゆる~い気分で四国八十八か所を体感した気分♪
    何でも人によって感じ方やこだわりが違って、こんな楽しみ方もあるんだと感心した。
    電車で読んでると吹き出しそうになって危ない。

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    2014年09月03日
  • わたしの旅に何をする。

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    面白い!
    これを読んでハマった気がする。

    ストーリー
    ある日、サラリーマンが会社を辞めて東南アジアの迷宮へと旅立った。ヒマラヤ、ミャンマー、インド、ブルネイ等、謎の元会社員の変な旅行記。『旅行人』連載をまとめる。

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    2014年07月08日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    お遍路前に読みたくって。
    とにかく!面白かった!!!
    お遍路観が変わった一冊。
    わたしも筆者のように観光気分が強くて、さらに一緒に行く友達には時間制限もあるから、さくさくお遍路しようと思っていた。
    とにかく長い距離をワイルドに目的をもって歩いてみたくて。もはや長期的スタンプラリー。
    お寺が目的だから高知は電車乗っちゃおう☆って思ってたし。
    だけどこれを読んで考えが変わった。というか、影響された。
    お遍路の醍醐味は、四国の自然なんだ。さくさけ歩いちゃもったいないし、お寺ないからって海沿いの道をカットするのも損してる。
    むしろ、どこでも歩けるような街中こそカットしていくべきなのかもなー。
    方向性と

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    2014年07月12日
  • スットコランド日記

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    H26.3.30
    寝る前とか移動中にちょこちょこ読み進めて、やっと完読。
    ふふっと笑えて、ちょっと羨ましくもなり、日常なんだけど日常を忘れて癒される本でした。
    宮田さんはあっけらかんとした、あまり思想に捕らわれない人と思ってたけど、現実的な人間味のある…というか、深いところにある思想的な感じも読み取れる部分があって、ますます興味深くなりました。

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    2014年03月30日
  • 東南アジア四次元日記

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    ネタバレ

    東南アジアの変な像なんかを探す旅行記。好き嫌いが分かれると思うが、私は大好きだ。

    特にワットケク!巻頭のカラー写真と合わせて本文を読むと笑いが止まらない。実は読むのは3度目だが、多分また忘れた頃に読むと思う。是非一度本物の「得体のしれない生き物を料理する」像を見てみたい。

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    2014年01月05日
  • なみのひとなみのいとなみ

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    表紙のかめさんたこさんが可愛い。本当にこの人の仕事をしたくない姿勢やら迷子になりたい気分やら仕事をさぼりたい姿勢やら仕事をやめたい姿勢は共感を呼び過ぎて困る(ほんまにな!)

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    2013年01月15日
  • ときどき意味もなくずんずん歩く

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    何度読んでも面白すぎる。

    読み終わった後に、「ふざけてはいけない」とタマキング節がうつっている自分に驚く。ふざけてはいけない。

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    2012年12月03日
  • ジェットコースターにもほどがある

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    タマキング氏の手による、ジェットコースターオンリーのエッセイ。

    こりゃ良い!おもろい!

    ジェットコースター及び絶叫マシン関係に興味のない人々も笑えること確実。

    タマキング氏のイラストによる、マシンの詳細かつ精緻な解説もグー。

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    2012年09月10日