【感想・ネタバレ】日本ザンテイ世界遺産に行ってみた。のレビュー

あらすじ

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「ザンテイ世界遺産」=世界遺産の登録候補となっている国内各地をめぐるこの旅のナビゲーターは、いま「脱力系」の旅行エッセイを書かせたら右に出る者はいない、かもしれない宮田珠己さん。いざ世界遺産に登録されたら人気が出て混むし、いまのうちに先取りしてしまえ! という名目ではじめた全12回の国内旅行記です。候補地だけあって各地とも観光名所には事欠かず、その観光情報も満載ですが、宮田さんの視点はその斜め上、ふつうのガイド本には載らない隠れ名所や珍スポットのほうに向きがちで……。ファンの期待を裏切らない、著者独特の軽妙な語り口は本書でも健在です! とはいえ、登録に向けた取り組みなど、地域の実情や課題などといった、意外とマジメに考えさせられる一面も。月刊誌『なごみ』2014年連載「ザンテイ世界遺産の旅」の電子書籍版です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

なんだか面白そうと思い手に取ったら、行きたい観光地がたくさんあった。今年の3月に本に載っている四国お遍路の1つの善通寺に行ったが、五重塔の柱が浮いてるのに気づかなかった…
時代を経て塔が縮んできた時に柱としての役割を果たすとのこと。築100年程だが、先を見て柱を浮かしている技術が凄い。生で見たかったなと思った。
善通寺は弘法大師誕生の聖地であり、東寺、高野山と並ぶ大師三大霊跡の1つで戒壇巡りでは弘法大師のお声がAIで再現されているのが聞けます。お寺としても素晴らしい所だったのでザンテイ世界遺産で見つけることが出来たのが嬉しかった。
他にも善光寺や熊本阿蘇のカルデラも行きたい!世界遺産だから行くのではなく自分の琴線にふれるかどうかが全てという著者に共感した。

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2024年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

行った処 佐渡めぐり、熊本阿蘇めぐり、栃木足尾足利学校めぐり、石川金沢めぐり、長野善光寺松本城めぐり
行きたい処 福井小浜めぐり 百舌鳥古市古墳群めぐり 岩国錦帯橋めぐり 長崎教会群めぐり 北東北縄文遺跡群めぐり 四国お遍路 奄美大島の自然遺産 

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2015年10月23日

Posted by ブクログ

「少々真面目な書き方になった」とあとがきで書かれているとおり、いつものタマキング節はやや控えめ。これは、訪れたのが世界遺産登録を目指して多くの人が努力している所であり、また、タマキング的興味からではなく編集部の提案に従って行った旅だからだろう。それでも当然スットコ感はもれなく付いてくるわけだけど。

これは「なごみ」という淡交社の雑誌に連載されたものであるという。茶道の専門誌にタマキング。すごい取り合わせである(「淡交」という月刊誌もあって「なごみ」は一般向けらしいが)。しかしこの雑誌、かつて藤森先生と山口画伯の「日本建築集中講義」も連載されていたし、安西水丸さんも描いていた。やるなあ。

宮田さんが編集部の「可能君」のことを、「何を考えているのかつかみにくい」と書いている。山口画伯も、「空気を読まない」編集部の方たちの振る舞いについて、冗談交じりに怒ってた(半分は本気だったな)。この会社の編集部ってなにやら独特の雰囲気があるようだ。

ちょっと興味が湧いて調べてみたら、この会社は茶道を軸とする出版だけでなく、茶室の設計・施工、茶道具の製造・販売、カルチャー教室の運営などなど、幅広く手がけているそうな。てっきり「本の雑誌社」的小出版社だと思っていたが、従業員100人以上の規模らしい。そうだったのか。

京都市内に住む娘の所に行く途中、いつも「淡交社」と側壁に書かれたビルを通り過ぎる。あれも自社ビルで、「淡交ビルヂング」というそうだ。渋い名前だな。通りすがりに見ると、一階がギャラリーというか書店というか、本の展示スペースになっているようだ。今度是非行ってみたい。

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2015年08月31日

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