【感想・ネタバレ】日本全国津々うりゃうりゃのレビュー

あらすじ

諸君! 明日のことは旅行してから考えよう。日光東照宮では《眠り猫》よりも幻の《クラゲ》探しに精を出し、しまなみ海道では大潮の日に山のように盛りあがる海を求め船に乗る。名古屋で歴史ある珍妙スポットを続々と発見したかと思えば、なんと自宅の庭一周の旅まで!どこに行っても寄り道と余談ばかり。これぞ旅の醍醐味! 爆笑の日本めぐり。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

何度読み返しても吹き出してしまうのがほんのすこししかない犬の話。いきなり出てきたと思ったらいきなり終わる。ポプラの話に挟まれた不憫な犬の話がとにかく気に入った。「そのうちバターになるかと思って…」の文章で笑わずにはいられなかった。この文章が挟まれていることにより星数4ではなく5。読後、そのたった数行に支配され、他の記憶がほとんど飛んでしまった…
犬猫を特に好んでいないということがとてもわかる文章で満足した。私は犬猫(特に犬)がとても好きなので、犬に対してこんなひどく淡白な感想があるのかと笑い転げた。
(ちなみに犬の話はその数行以外ほとんどない。単語としては1度くらい出てくるが、犬の話はない。)

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2021年11月12日

Posted by ブクログ

タマキング読み始めるとくせになる。再読まつり2作目はこれ。前回2年前。
石拾い、海の生き物、巨大仏、ジェットコースターと盛り沢山のおいしい1冊だった。最終章の故郷探訪記のこの部分ー感慨深いのは、なんというか当時の自分が不憫というような感覚だ。(中略)何をがんばったわけでもないが、生きてるだけでがんばってたと思う。ー一瞬真顔になった著者が見えたような、自分自身のあの頃を思い出して胸が痛くなるような心持ちにさせられた。

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2020年05月11日

Posted by ブクログ

読みやすい文体の本。あまりメジャーでない観光地も書かれているので今後の参考になった。
特に妙義山は作中に出てくる写真も素晴らしく、行ってみたいと思った。

日光の話で、クラゲなのかどうなのかよくわからないが、彫りの一つ一つを細かく見ていくという観光の仕方は、自分も今後やってみたい。

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2021年08月26日

Posted by ブクログ

笑える旅エッセイ。旅とはいっても、観光目的の旅ではなくて、ヘンな海の生き物をさがしたり、きれいな石を拾ったり、自宅の庭を一周してみたりと、かなりマニアック。そして、ちょいちょい話が脱線する。
大げさな表現と絶妙にくだらない感じは嫌いじゃない。こういうノリで旅するのも楽しそうだな。

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2018年11月09日

Posted by ブクログ

紀行文でもエッセイでもない。
ましてや純文学でもない。
旅行本にしてはその土地の歴史とかを語るわけではなく、否、本当のことを書いているかも怪しい。
こんな本が何冊も出ている日本に安心する。

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2017年05月04日

Posted by ブクログ

日本全国の観光地を巡る脱力系旅エッセイといった感じ。著者自身の怪しいイラストと写真と文章のコラボレーション。大したことをテーマにしていないのに、無理矢理に、一生懸命に盛り上げている感じが痛々しい。

椎名誠のエッセイと沢野ひとしのイラストを真似た感がありありで、オリジナリティが無い分、楽しめなかったのは自分だけだろうか。

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2016年06月11日

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