Cielのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
作者様買いです
作者様の後書きにもありました『真の悪人がいない世界』がコンセプトゆえ、始終穏やかな気持ちで読めました。
ヒロインである転生悪役令嬢が、自信を持って王太子殿下の婚約者だ!と言えるようになるまで相当時間がかかります。聖女が現れてしまったら、ゲームのシナリオ補正力で王太子殿下から婚約破棄されてしまうのではないか、という恐怖に常に悩まされています。
逆に王太子殿下は、ヒロインにベタ惚れなので聖女が現れたとてヒロインの事が大好きに決まってる!と強い意思を持つお方です。
『皇子が外堀を埋めてきます』と、タイトルにありましたが、外堀埋められてるかは疑問??
ヒロインのが、自ら埋め立てに行っている気がす -
匿名
購入済み面白くサクサク読みました
元々の彼女の実家の伯爵家当主である父親は、何をやっていたんでしょうか。仕事でも閑職の文官だと描いてありましたね。こういう継子いじめの話の場合には、父親が仕事が忙しくて家庭を顧みない場合と、知っていても目をつぶっている場合とありますが、この父親は興味がなかったのでしょうかね。自身が目を離したら、母親を失った娘が、どんな立場になるのか分かり切ったことでしょうに。仕事でも家庭でも役に立たないボンクラですね。その報いが長女が将来の王妃にも拘らず実家と名乗ることができなくなり、せっかく亡き前妻が遺してくれていた侯爵家との繋がりも失って。一連の流れについて、後妻である現夫人と次女が如何に長女を虐げていたの
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ネタバレ 購入済み
皇子の執念がすごかった
オススメされたので購入してみました。
悪役令嬢になりたくないと運命に抗うヒロインの物語。
ゲームの世界に転生するお話はよくありますが、これはヒロインの努力で運命が変わっていって、最後は幸せになるというお話。
ゲームのイベントをただ辿るだけだったらつまらないですもんねぇ。
結果的に、ヴィヴィアンヌが必死で生きてきたことが幸せを導いたことになって、そのプロセス丁寧に描かれていたのがよかったです。
皇子の執念もすごかったし。
執念深い男の人ってちょっとカッコいい。
変な方向に向かなければ。
全体的によく練られていておもしろい作品でした。
あとどエロかったです。 -
ネタバレ 購入済み
タイトルと若干違う気が…
転生悪役令嬢は合ってるのですが、外堀を埋めるって所が若干違うんじゃないかな〜って思いましたが、話自体はサクサクと読めました。ヴィヴィアンヌが未来に怯えてしまうのも納得できるのですが、自分の思いをしっかりと決めた後の考え方は好感が持てました。あと、聖女の正体にはビックリしました。聖女もまた転生者か??って思ってましたが違いました。正体が分かるのは最終章に近くなってからなんで、焦らされすぎて一気読みしました。
でも、ヴィヴィアンヌそこまでゲームのストーリーに執着する必要性があるのか…?少しこじつけ過ぎなのでは…。と思いました。 -
購入済み
ヒロインは何事にも冷静で強いのに、ヒーローとのことになると途端に気弱で思い込みの激しい女性になるのですね。ヒロインに対してはヘタレなヒーローでした。一番カッコよかったのはヒーロー妹のエルザでした。
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ネタバレ 購入済み
ウィスタリア色とは鮮やかな青紫
上巻があまりにも面白かったので期待し過ぎたかな?下巻は説明くさいしイチャイチャもお腹いっぱい。俺の女神と愛してますのオンパレード。でもまぁ幸せになれたしハッピーエンドでよかった。
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購入済み
できたヒロイン
自分の立場を誰より理解し、客観的に判断できるヒロインの淡々と受け止める姿が印象的でした。
途中から、なかなか彼女の良さが現れなかったのが個人的には残念なトコ。ヒーローandヒロインの婚約が決まったあたりから、最初や印象と少し変わったような?
でも、全体的にハマり込んだお話でした。 -
勿体無い!
読み応えありました。
あとがきに、ヒーローの愛と正義の物語、とありますが、正にそんなお話。
ヒーローを次々と試練が襲い、どんどん心を病んでいきます。
読んでいて辛かった!
ところで、このお話、一冊になんとか収まってますが、詰め込んだ感が否めなく感じました。
どうしても、歴史&政治部分が説明的になっていて、そこが惜しいです。
あらすじのような?
その辺りのドラマも、もっと詳しく読みたかった!
TL だから、恋愛要素もしっかり描かないといけないし、難しいですよね。
しかも、一冊で纏めないといけない。
ライトノベルで、巻数を分けて、歴史&恋愛小説として読んでみたかったな〜!
折角の力 -
購入済み
スパダリ攻めと健気受け
アーシェが小さな体できびきびと動いたり、ペラペラと楽しくお話する姿がとても可愛くて、周りの人々が暖かく見守っている姿含めて、微笑ましい気持ちになりました。
そして、王様らしく、どっしり構えているラシードの包容力の高さよ。スパダリすぎる…。
この人に任せておけば大丈夫という安心感が半端ない。
物語の終わりらしく、幸せに暮したということがわかる締め方も良かったです。