小椋ムクのレビュー一覧
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ネタバレ今回は障がいを扱ったお話です。
一穂さんはBL業界ではこれでもかってほど、特殊設定をうまく
利用する作家さんではありますが、最近特殊設定でなければ
話が書けないのかな……と思ったり。
題材が題材なだけに、何ともコメントしにくいお話でした。
うるっときたり、じーんと目頭が熱くなることはあったけども、
作者の意図が透けて見える部分が何カ所か合って、そのあたりに
何とも言えないモヤモヤというか、あざとさを感じてしまいました。
基本、障がい設定はデリケートな題材なので、納得させるだけの
展開や書き込みが必要だと思います。
その点、妙にさらっとしていたので、何となく読んで何となく終わった
感じがしまし -
Posted by ブクログ
ネタバレこれまた読み物としては楽しかったです。
紋別に行ってみたくなりました。
BLとしては相変わらずノンケ同士があれよあれよという間に
という展開ですが、これはもう一穂さんの持ち味なんでしょうね。
連続して一穂さんの本を読んでるので、感覚が麻痺してきて
いるのかもしれませんが、以前のような無理無理感はなかったです。
受さんが健気で一途で必死感があり、非常に可愛いツンデレ
さんなんですが、いかんせん攻様がどうしようもない感じで……。
初めて男と寝たのに、10年近く前の話とはいえすっかり忘れてる
とかあり得ないだろ……それも憎からず思ってた相手を。
なんとなぁく、受さんが不憫に思えるお話でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな一穂さんとムクさんタッグで、カバーも何やら切なモードで否が応でも期待が高まる。
結論として、私的に萌えカップルではなかったのだけど、
色々興味深いお話でした。あ~世の中には人知れず色んなものを抱えている人が
いるんだな~的な。
自宅でひっそりCGで画像修正の仕事をしている縁は上司でもある叔父の誘いを断りきれず
飲み会に参加する。
そこで偶然出会ったのは、子供の頃一緒に仲良く遊んだ年下の男の子〝数真〟だった。
今ではりっぱな編集者になっている。
縁にとって、数真とのことは苦い思い出だった。
幼い頃目が見えなかった数真は自分を女の子だと勘違いしていた。
ある時数真が手術を受けることになり、 -
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ネタバレボーイズラブというよりも、ホームドラマな味わいの一品。ヤクザモノスキーからすると、かなりなんちゃって感はあるけれど、そもそもそういう趣旨じゃないので目をつむります。
無認可の幼稚園で見習い教諭として働くひかりは、ある日園に立ち退きを迫りにやってきたヤクザの若社長の瑚條と出会う。ちょっと変わり者で、立ち退き話に反発した威勢のいいひかりをすっかり気に入った様子。精悍な風貌なうえに人当たりもソフトで、ひかりの身の上話にも親身に耳を傾ける。その上自分と付き合ってくれるなら、この立ち退き話を水に流すとまで言い出す始末。
すっかり困惑するも無碍にもできず進退極まったところ、瑚條が園の子供を庇って怪我を負い -
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ネタバレ幼馴染みの天然アホッ子受を溺愛するジャイアン攻ww月村さんらしいコミカルでかわいらしいお話でした。
わりと最近、別の作家さんのジャイアン攻の話でムカッ腹たったけど、これは全然大丈夫だったな~。
受の裕貴の浮き世離れした1人リア充ぶりに、かわいさ余ってついいぢめちゃう大介の悲しい性が笑える。
俺様で傲慢で時には狭量な面さえ見せるのに、なぜか大介がかわいらしくさえ見えてしまった。たぶん、裕貴を手元に置いておきたいばっかりに、猫好きな裕貴のために20万するアメショー買ってきて拾ったってうそぶいたり、自己管理不行き届きで体調崩した裕貴の代わりにコンビニのバイト行ったり、結構捨て身でがんばってるからかな -
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ひかりが見習い教員として働いている幼稚園に、893がやって来て立ち退きを要求します。理不尽な要求に怒ったひかりは、身体を張ってその893を追い払おうとします。ひかりが喧嘩を売った893の瑚條は、とてもイケメンな29歳。瑚條は、強気なひかりのことを何故か気に入ってしまい、「恋人になってくれたら土地のことはあきらめる」と口説いてくるのですが。
いろいろツッコミどころはあるけど、海野センセの素晴らしい文章力と小椋ムクセンセのほのぼのイラストで、なんだか上手くまるめ込まれてしまいます。
ストーリー自体はとても面白くて、どうなるのか先が気になって、読み出したら止まらなくなってしまいました。
特に瑚條。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ攻はゲイに近いバイ。受は本来ノンケ。
同じマンションに住む二人が、間違って郵便物が配達されたことから出会う。
その後、受は攻がゲイだと知ったときにショックを受けて一時はギクシャクとなるけれども、そのうち気になる存在に…
そしてめでたく恋人同士になるけれども、その後、攻が記憶喪失になるお話。
まぁそんな、可もなく不可もなく、と言った感じ。
ただ、記憶喪失ものはよくあるけれど、私が読んだ中では、今のところ記憶喪失になった後で、話が終わるまでに記憶が結局もどらなかったのは初めてのパターンだったので、それはそれで新鮮だった。
ただ、二人とも最後は「もう思い出さなくてもいいよ」となっているけれど
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