山田順子のレビュー一覧

  • 赤い館の秘密

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    クマのプーさんの作者が書いたミステリー小説とは知らずに読み始めたけど、何と100年ほど前の作品だそう。古さは全く感じず、ぐいぐいと内容に引き込まれた。別の作品もあるのかな。あるならぜひ読んでみたい。

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    2024年12月07日
  • 赤い館の秘密

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    ネタバレ

    プーさんの作者がミステリを書いてるとは知らなかった!まんまと釣られた。

    古典作品という事もあって変なややこしさは無く、途中で何となくトリックはわかると思う。

    ホームズ役とワトスン役のキャラクターが良い。軽快な会話をしながらしっかり連携して情報収集したりと読みやすい。

    瞬間記憶持ちは強い。些細な違和感を紐解いてじわじわ真相に近づくやり方。

    金田一耕助のモデルっていうのちょっとわかる。

    訳者のあとがきでちょっと微妙な気持ちになった。

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    2024年11月20日
  • 豪華客船オリンピック号の殺人

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    死が訪れるのは6割がた経ってからだから、無理に邦題を揃えなくても。まだまだ続くとは。
    船長の謎は??

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    2024年11月07日
  • たんぽぽ娘

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    ネタバレ

     本作は13の短編を収録した本で、作品の多くがロマンス的で、ボーイミーツガールという特徴がある。本作のなかでも有名なのが「たんぽぽ娘」であるが、これは主人公が出会った若い女性と主人公の妻の関係がポイントである。

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    2024年10月20日
  • 赤い館の秘密

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    『クマのプーさん』は子どもの時に読んだけど、同じ作者が推理小説を書いてるなんて知らなかった。
    しかもその作品は、乱歩ベスト10の堂々8位。

    裏表紙からあらすじ少し。
    赤い館で銃声が轟いた。死んだのは15年ぶりに館の主マークを訪ねてきた兄だった…。

    推理小説なのにずっと優しい。
    クマのプーさんがいつ登場しても違和感ないんじゃないか?ってくらい全部ほんわかしてる。
    A・A・ミルンさんという人は、上品で優しい紳士なんだろうなと読んでてずっと感じた。

    この作品は、ホームズのような超人的な名探偵とへっぽこワトソンではない。
    素人探偵のギリンガムは、性格が良くて優しくて、ワトソン役を褒めて伸ばすタイ

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    2024年10月19日
  • たんぽぽ娘

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    ネタバレ

    好きだなというお話と意味がわからないお話が顕著すぎた。読み終えることが目的になってしまいよくわからない作品がたくさんあった…。

    ・特別急行がおくれた日
    あまりよく分からなかった。列車を動かしている人たちは実は列車のパーツ、擬人化みたいな話?
    ・河を下る旅
    各々自殺した男女が、(夢の中?意識朦朧としてしいる中)河を下る中で出会い、恋に落ち、やっぱり生きたいと思うお話し。幻想的で好きだった。
    ・エミリーと不滅の詩人たち
    アンドロイドの詩人家たちを愛する博物館勤務の女性のお話。これも好きだった。
    ・神風
    ちょっとこれもよく分からなかったけど、昔の「お国のために死ぬ」みたいなお話し。自国の男性と敵国

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    2024年09月26日
  • 図書室の怪 四編の奇怪な物語

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    読みやすい本かというと、少々ためらうところはある。
    しかしミステリーやホラーというジャンルでありがちな、悪意満載の内容ではなく、むしろ悪意は少なめ、過去の悪行に巻き込まれる子孫という感じだった。
    表題に4編の奇怪な物語とあったので、同じ長さの短編をまとめたものかなとおもったが、実際は表題にある『図書室の怪』が2/3くらいを締めていた。
    若干増長なところはあるけれど、表題作品はとても面白かった。

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    2024年05月07日
  • 赤い館の秘密

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    「くまのプーさん」を書いた人がこんなに本格的なミステリーを書くんだ!という驚きを常に抱きながら楽しめた。

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    2024年01月29日
  • たんぽぽ娘

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    昔のSF仕立てのファンタジー。やはりこの手のジャンルは短編がいい。

    牧歌的という言葉が似合う。テーマはボーイ・ミーツ・ガール。昔の少女マンガを読んでる感じ。都合よすぎな面は否めないけど、手にした時の期待値よりは面白かった。

    「失われし時のかたみ」。さだまさしの「博物館」って唄に似てるなって思った。

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    2023年12月28日
  • メナハウス・ホテルの殺人

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    アガサ賞デビュー長編賞受賞との事で手に取ってみた本書。

    戦争で夫を亡くして寡婦になったジェーンは、裕福な叔母・ミリーの付き添いで、エジプトのメナハウス・ホテルに滞在していましたが、ある日偶然若い女性客の死体を発見してしまいます。
    それによって、地元警察から疑われる羽目になってしまったジェーンは、容疑をはらすべく真犯人を見つけようと独自に動きだしますが・・・。

    第二の殺人、全員“何かありそう”なホテルの宿泊客たちの人間模様、魅力的で謎めいているメンズとのロマンス等々・・・確かに、“クリスティー風味”な感じはありますね。
    主人公・ジェーンの読んでいる本も『茶色の服の男』だったりするのも、著者の

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    2023年10月25日
  • ウェッジフィールド館の殺人

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    英国の領主屋敷で発生した事件… ロマンスと異国情緒を感じるミステリー #ウェッジフィールド館の殺人

    ■あらすじ
    1926年イギリス、戦争で夫を亡くしてしまった主人公ジェーンは、叔母とともに英国屋敷に滞在をしていた。ある日、館の使用人が自動車事故で命を落としてしまう。自動車を調べると、ブレーキに細工がされていることが発覚する。かつてエジプトで事件を解決していたジェーンは、叔母に頼まれて捜査を始めるのだった。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    大きなお屋敷と広大な大地を背景に、大空に羽ばたくプロペラ機…
    時代も国も違っていますが、目の前に美しい情景が浮かんでくるんですよ。異国情緒や壮大な自然を感じ

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    2023年09月19日
  • 赤い館の秘密

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    物語の最後、「そうか、では、そこで殺人が起ったら、わたしに知らせてくれたまえ。探偵仕事にも慣れてきたからね」というギリンガムの台詞があり、この先、ギリンガム&ベヴァリーのコンビでシリーズ化される雰囲気満々なのだが、実際にはミルンは、この1作しかミステリを書いてない(残念!)。

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    2023年09月09日
  • ウェッジフィールド館の殺人

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    前作がとても面白かったので。夫の戦死により不幸な結婚生活に終止符を打った女性が主人公。かなりの方が感想に書かれてるように「首をかしげる」とか「眉をつり上げる」「腕をたたく」の言い回しが多用されていて残念。内容もミステリーより恋愛の要素強めになってて残念。

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    2023年08月21日
  • ウェッジフィールド館の殺人

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    作者の癖なのか、眉をつりあげたという表現が多いのが好きではなかった。あと文化の違いなのか、お屋敷に客人として招かれて長期滞在していて、そこの主の書斎に勝手に入ったり、お酒を自由に作って飲んだりしている。日本人としては違和感がすごくあるけど、欧米では珍しくないのかもしれない。ミステリーのあらすじとしては悪くないが、表現で引っかかる所が随所にあったので★三つ。

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    2023年08月18日
  • メナハウス・ホテルの殺人

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    1926年のエジプトが舞台。
    登場人物たちの描写がもっとあると良かったけれど、みんな何かを隠していそうな雰囲気はあり…なかなか楽しめた。
    エジプト観光も面白そうだし、恋も…!

    レドヴァース、次回作にも登場するといいな。

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    2023年07月30日
  • メナハウス・ホテルの殺人

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    ネタバレ

    1926年のエジプト、高級ホテルを舞台にしたミステリー。アガサ賞デビュー長編賞受賞ということで読んでみたが、あまりツボにはまらなかった。アガサ・クリスティーが活躍した時代、異国情緒、怪しい登場人物たち、と好みの要素はあるのだけど、ちょっと展開が遅いというか、冗長に感じた。いわゆる「名探偵」タイプがいないからかもしれない。主人公ジェーンが探偵役ではあるけど、名探偵タイプではない。語りがジェーン目線なら、ジェーンをワトスン役にして、謎の英国紳士レドヴァーズか一癖ある叔母ミリーを名探偵役にしていたら良かったのになあ、と思った。

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    2023年07月19日
  • メナハウス・ホテルの殺人

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    ネタバレ

    1926年。ミリー叔母の付き添いでエジプトのメナハウス・ホテルにやってきたジェーン。
    戦争で未亡人となった彼女に有望そうな男性を紹介する叔母に辟易しつつ、ピラミッド群を眺望できるホテルで優雅な時間を過ごしていた。
    そんなホテルでのパーティーの翌日、ジェーンは殺害された遺体の第一発見者となって。
    チリチリと棘を持ってジェーンを容疑者扱いする警部。
    警察が絡んだ途端にジェーンを避け始める叔母。
    不自然に叔母と親密になる二人の若い女性たち。
    胡散臭い紳士のサマラ。
    阿片窟の常連と噂のホテルの専門医。
    新婚旅行が身分不相応な愉快な新婚夫妻。
    美丈夫な銀行員と自称する怪しげなレドヴァーズ。
    旅先のホテル

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    2023年07月11日
  • メナハウス・ホテルの殺人

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    これが処女作なのだと理解した上で購入。もっと人物深掘りしてほしいなあとか思いはするが、楽しんで読んだ。クリスティの「茶色の服の男」、好きなんだろうな。
    エジプトに惹かれて読んだのだけど、次回作も多分読んじゃうだろうな。

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    2023年05月14日
  • 図書室の怪 四編の奇怪な物語

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     2017年刊。
     作者はイギリスの人で、もともとエドガー・ポーなどのミステリや怪奇小説を研究してきた学者さんのようで、本作は初めての小説。
     表題作は200ページにわたる中編で、その後に短いのが3編入っている。
     現代において書かれながら、古き良き19世紀古典怪奇小説のスタイルで、そのアナクロ趣味が特徴である。作曲でも21世紀の現在においてもドイツのバロック時代の音楽を模倣し続けている人もいるし、人さまざまな中に、このような作品があっても悪くはない。
     さて実際に読んでみると、表題作はせっかくの王道的な怪奇プロットが、どうも文章に緊張感がなくて生かされない。書法がどうも上手くないのである。そ

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    2022年10月22日
  • 夜の庭師

    購入済み

    ファンタジー?かな

    ファンタジーかな? お話は面白かったけど ホラーとまではいかないかな 小さい子が読むと怖いかも たぶんSキングなんかが同じ物(一字一句同じ)を書いたら モダンホラーって呼ばれるかも

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    2022年08月29日