山田順子のレビュー一覧

  • 中継ステーション〔新訳版〕

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    優しい世界。
    この表紙の絵まんまです。
    中はキッチリSFなんですけど、どこかファンタジック。
    ザンスシリーズの山田さんの手腕なのかしら。

    中盤まではイーノックの静かな生活が中心に
    描かれており、
    (其処で退屈だと切らないで頑張って!)
    後半は急展開。

    映像化されたりしてもおかしく無さそうですが、
    この優しい世界を読んだ人の中だけで
    こっそりひっそりして置いてもいいのかな。

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    2016年02月01日
  • 中継ステーション〔新訳版〕

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    クリフォード・D・シマックが贈るヒューゴー賞受賞の本書は、やさしさに溢れた作品です。

    アメリカ中西部、ウィスコンシン州の片田舎。農家住まいの元北軍兵士イーノック・ウォレスは齢124にして、外見は30歳にも届かぬ不思議な男。じつは、彼の一軒家は銀河の星々を繋ぐ中継ステーションで、彼はその管理人なのだ。地球でただひとり異星人と接する男。その存在を怪しむCIAが調査を開始し…

    解説でも触れられていますが、銀河を結ぶ中継ステーションが舞台にも関わらず、物語のおおくは、ウィスコンシンの片田舎が誇る緑豊かな自然の描写にあてられます。これは著者自身がウィスコンシン州出身であるように、彼の生まれや育ちが影

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    2015年12月27日
  • たんぽぽ娘

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    SFというか村上春樹的な話で、人間の心の機微を題材にしたものが多く、また男女の交際もかなりの頻度で物語のキーになっている。短編はどれも楽しめたものの、表題にもなっているたんぽぽ娘自体は普通のタイムパラドックスものでした。

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    2015年11月17日
  • たんぽぽ娘

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    おとぎ話のような雰囲気のあるロマンチックなSF短編集。表題作の『たんぽぽ娘』のみ既読でしたが、やはりこれが最高の出来。
    『エミリーと不滅の詩人たち』『主従問題』『神風』『河を下る旅』も好み。
    面白くないなと思うものもあり玉石混交の感はあります。

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    2015年08月09日
  • たんぽぽ娘

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    ・R・F・ヤング「たんぽぽ娘」(河出文庫)の 「編者あとがき」にかうある。「ヤングの短編集を編むとき、ぼくが特化したのは、ロマンスものーーというか、彼のボーイ・ミーツ・ガールものである。ほか の作家ならいざ知らず、彼の作品中ずばぬけた出来ばえを見せているのはボーイ・ミーツ・ガールものとそのさまざまなヴァリエーションだった」(384 頁)。確かに、これはこの通りの短篇集である。これ以上でもなくこれ以下でもない、ボーイ・ミーツ・ガールもの集成である。巻頭の「特別急行がおくれた日」から最後の「ジャンヌの弓」までの全13編、外れはない。どれもおもしろい。
    ・巻頭の「特別急行がおくれた日」は蒸気機関車運

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    2015年03月09日
  • たんぽぽ娘

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    奇想コレクション最終回配本。で持っているのに
    文庫本を買ったのは、ざっくりとした短い話で
    ふわっとしたい気分になりたいときに
    ポケットに入れておけるから。
    それにしても、ちょっと前まで
    入手困難な幻の名作がうちに3冊もある。
    ネットで英語版、苦労して読んだ反動だ。

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    2015年01月13日
  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    全体的に古いので謎解きについては新鮮味は感じない。とくに狂気についての見解は古過ぎる。名誉の書は面白かったが、これはあまりミステリ的ではないな。

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    2026年08月21日
  • たんぽぽ娘

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    「ビブリア古書堂〜」と「名探偵のままでいて」で言及されていたので読んでみた。古き良きSF短編集。
    ハードな世界観の作品もあるが、ファンタジー的なロマンスもあり読みやすい。やはり情景が目に浮かぶような詩的な表題作がピカイチ。

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    2026年08月13日
  • メナハウス・ホテルの殺人

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    暑い暑いエジプトの高級ホテルで起こった殺人事件。
    登場人物も多く、でも混乱するほどではない。あっと驚く結末、ではなかったけれどスマホも捜査技術も発展する前の話。ミステリとしてはちょっと物足りなかったけど、でも王道な古典的な良さがあった。

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    2026年08月10日
  • たんぽぽ娘

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    「名探偵のままでいて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」に描かれており、気になって読んでみた。
    さわやかな読後感ではあったが、ページ数の少ない短編であり物足りなさや理解しきれない感覚は残った。

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    2026年07月02日
  • メナハウス・ホテルの殺人

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    途中で、何となくわかってしまった!でも主人公とミステリアス紳士のバディはロマンチックでよかった!確かにアガサクリスティ感が時代のせいかあるっす!!

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    2026年06月27日
  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    本に関する短篇を集めたアンソロジーで16篇収録。
    ビブリオミステリって本が謎の中心にあるものと思っていたが、もう少し意味が広くて、本に関わればなんでもOKという感じらしい。このアンソロジーもバラエティに富んだ作品が収録されており、思ってたのとは違ったが逆に面白かった。
    ベストはロイ・ヴィカーズ「ある男とその姑」、ヴィクター・カニング「性格の問題」。

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    2025年12月05日
  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    少しづつ楽しめるのが良い。忙しかったからか疲れてたからか読むのにかなり時間がかかってしまったが。
    ロイ・ヴィカーズやクリスチアナ・ブランドが特に面白かった。

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    2025年11月15日
  • たんぽぽ娘

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    古き良きSFを堪能した。昔は古典SFに集中していた時期があったがご無沙汰だった。この手のSFで良いのは何かと豊かなアイディアに出会える事だ。特に表題作、これに胸を打たれた。なんとロマンチックな。今であればこの物語のあとまで描かないといけなくなるのだが、カチンと切っているところが良い。他の作品もなかなかに良かった。やはり好きなジャンルには手を伸ばしていくべきなのだな。

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    2025年10月31日
  • たんぽぽ娘

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     本作品を知ったきっかけはビブリア古書堂事件手帖。
    同名タイトルの栞子さんの本棚で『たんぽぽ娘』一度読んでいるがロバート・F・ヤングの他の作品も読んでみたいと思い手に取った。

    『たんぽぽ娘』が面白かったので他の作品もきっと素晴らしいものが多いだろうと期待を胸に宝箱を開けるような気持ちで本を開いたのだが思っていたのと少し違っていた。
    というのも『たんぽぽ娘』の持つ物語の雰囲気と他の作品がちょっと違う感じだからかな。
    『たんぽぽ娘』は甘くて切なく余韻が残る読後感があり、情景描写やあの有名な「おとといは兎を見たわ、きのうは鹿、今日はあなた」という詩のような世界観が他の作品からは感じられなかった。

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    2025年10月12日
  • 赤い館の秘密

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    クマのプーさんの作者が書いたミステリー小説とは知らずに読み始めたけど、何と100年ほど前の作品だそう。古さは全く感じず、ぐいぐいと内容に引き込まれた。別の作品もあるのかな。あるならぜひ読んでみたい。

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    2024年12月07日
  • 赤い館の秘密

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    ネタバレ

    プーさんの作者がミステリを書いてるとは知らなかった!まんまと釣られた。

    古典作品という事もあって変なややこしさは無く、途中で何となくトリックはわかると思う。

    ホームズ役とワトスン役のキャラクターが良い。軽快な会話をしながらしっかり連携して情報収集したりと読みやすい。

    瞬間記憶持ちは強い。些細な違和感を紐解いてじわじわ真相に近づくやり方。

    金田一耕助のモデルっていうのちょっとわかる。

    訳者のあとがきでちょっと微妙な気持ちになった。

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    2024年11月20日
  • 豪華客船オリンピック号の殺人

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    死が訪れるのは6割がた経ってからだから、無理に邦題を揃えなくても。まだまだ続くとは。
    船長の謎は??

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    2024年11月07日
  • たんぽぽ娘

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    ネタバレ

     本作は13の短編を収録した本で、作品の多くがロマンス的で、ボーイミーツガールという特徴がある。本作のなかでも有名なのが「たんぽぽ娘」であるが、これは主人公が出会った若い女性と主人公の妻の関係がポイントである。

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    2024年10月20日
  • 赤い館の秘密

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    『クマのプーさん』は子どもの時に読んだけど、同じ作者が推理小説を書いてるなんて知らなかった。
    しかもその作品は、乱歩ベスト10の堂々8位。

    裏表紙からあらすじ少し。
    赤い館で銃声が轟いた。死んだのは15年ぶりに館の主マークを訪ねてきた兄だった…。

    推理小説なのにずっと優しい。
    クマのプーさんがいつ登場しても違和感ないんじゃないか?ってくらい全部ほんわかしてる。
    A・A・ミルンさんという人は、上品で優しい紳士なんだろうなと読んでてずっと感じた。

    この作品は、ホームズのような超人的な名探偵とへっぽこワトソンではない。
    素人探偵のギリンガムは、性格が良くて優しくて、ワトソン役を褒めて伸ばすタイ

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    2024年10月19日