図書室の怪 四編の奇怪な物語

図書室の怪 四編の奇怪な物語

中世史学者のジャック・トレガーデンは、オクスフォード大学時代の友人サイモンから、久々に連絡を受けた。サイモンが住むアシュコーム・アビーの図書室の蔵書目録の改訂を任せたいというのだ。稀覯本に目がないジャックはふたつ返事で引き受ける。だが、アシュコームに到着したジャックを迎えたのは、人が変わったようにやつれ、衰えた友人の姿だった。そこで彼に見せられた、彼の亡き妻の手記には騎士の幽霊を見た体験が書かれていた。表題作「図書室の怪」を始め4編を収録。ポオの研究家でもある著者が描く、クラシックな香り高い英国怪奇幻想譚。/【収録作】「図書室の怪」/「六月二十四日」/「グリーンマン」/「ゴルゴタの丘」

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図書室の怪 四編の奇怪な物語 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年11月20日

    図書室、怪奇小説、クラシックな香り、英国ゴーストストーリーなどと言われれば、そりゃついつい。表題作はまさにそれなんですけど、意外にも他の3篇が私の好みでした。

    仄暗く端正なゴーストストーリーで、とても現代の作品とは思えないほど。100年前の作品と言われても信じてしまいますよ私は。
    ああ面白かった。

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    Posted by ブクログ 2022年10月22日

     2017年刊。
     作者はイギリスの人で、もともとエドガー・ポーなどのミステリや怪奇小説を研究してきた学者さんのようで、本作は初めての小説。
     表題作は200ページにわたる中編で、その後に短いのが3編入っている。
     現代において書かれながら、古き良き19世紀古典怪奇小説のスタイルで、そのアナクロ趣味...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月27日

    領主とか領館、執事、家令といった言葉が出てくるだけで雰囲気が出来上がってしまうのってズルいと思う。 

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    Posted by ブクログ 2020年11月08日

    古式ゆかしい、英国流ゴースト・ストーリーを、あえて現代風にモデファイせずにそのままやっている感じ。お話としては死霊の復讐だったり、異界からの誘惑だったり。正直怖いとは思わないけれど、この雰囲気は楽しい。

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