山田順子のレビュー一覧
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アメリカ中西部の片田舎でひっそりと暮らすイーノック・ウォレス。閉鎖的な土地柄に守られて余計な干渉を受けずにただ一人生活するイーノックは、実は齢100歳を超えながらほとんど歳を取らず、銀河の星々を渡る旅人を送り迎える「中継ステーション」の管理人を務めていた。異星の旅人とのひとときの交流を心のよすがに、永遠とも思える孤独の中に生きるイーノックの周辺で、彼の存在を嗅ぎ付けて正体を暴こうとする不穏な動きが見え始める。大切な中継ステーションと自分自身の生活を守るため、イーノックが取った行動とは、そしてその結末とは?
古き良き、暖かくも寂寥感溢れるSF。
1963年の作品です。牧歌的で懐古的な舞台設定の -
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解説がすごく詳細。髪型や着物で、或る程度年齢や身分が分かると解説してくれてるんだけど、何度出てきても髪型の見分けがつかなくて、それをイラストで最初にまとめてくれていたら、もっと楽しめると思った。
あと、解説が詳細すぎて、途中で疲れてきちゃった。
読者って贅沢者だわ(^^;)作家さんも大変だ。
4ページで1セットになっていて、絵が見開き2枚で、その解説が次の見開き2枚。でもどちらかというと、解説を読んで、戻って浮世絵を眺めて納得を繰り返すのが面倒で、見開きで浮世絵とその解説を書いてほしかったな。。。
題材の浮世絵にがっかりするのが、美女といっても、このころは遊女がほとんどなのが、私はいつも -
Posted by ブクログ
13編収録の短編集。
有名な「たんぽぽ娘」はヤングらしいロマンチックさあふれる作品。未来から来た少女に恋をした妻を持つ男の恋模様を描いた短編で、結末の鮮やかさにはため息が漏れます。
そのほかでは「河を下る旅」もおススメ!二人の男女が出会いによって希望を持ち、再生していく姿、そしてこちらもラストに息が漏れます。
「エミリーと不滅の詩人たち」は詩人のアンドロイドの管理をする学芸員の話。詩人たちのアンドロイドでは採算が取れない、ということでアンドロイドは破棄され、新型自動車の展示スペースにされそうになり…
誰も不幸せにならないオチのつけ方が見事なだけでなく、未来の技術への希望を文学で -
Posted by ブクログ
全13編の短編集。作者の作品は初読。『ビブリア古書堂』シリーズで取り上げられたことがきっかけで手に取る。表紙の装丁も好み。作品の雰囲気を如実に表す。ロマンティックでハッピーエンドの話がほとんどである。大筋は王道と言ってしまえばそれまでだが、SF的要素が加わり面白い。短編であるため、気軽に読める。あとがきによると、作者の長編はイマイチなようである。訳者は日本と関わりのある作品の邦訳に意欲を示しているようなので、そちらに期待したい。
『たんぽぽ娘』『荒寥の地より』『第一次火星ミッション』『11世紀エネルギー補給ステーションのロマンス』が特に印象的だった。最後の作品は、ありふれた童話がまさかのSF