無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2016年02月10日
寛容が肝要。時代を映した優れた寓話。
これが書かれた頃は冷戦が更に強まっている時期で、米国は外側ではキューバ危機やらベトナム介入でゴチャゴチャし、内側では公民権運動やらケネディ暗殺やらでゴチャゴチャしていた。そんな中でシマックが何を思い、何を願って本作を書いたのか…大事なのは正義でも愛でもなく寛容な...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月03日
銀河の星々を結ぶ中継ステーションと聞いてイメージするのは、羽田のようなハブ空港。
行きかう人々。
雑踏の中で次々に起きるアクシデント。
などを想像してはいけない。
アメリカの片田舎のそのまた人里離れた一軒の古ぼけた一軒家。
そこに何日かに一回の割で訪れる宇宙人たち。
人型の異星人もいるが、植物型、...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月23日
アメリカの片田舎にある何の変哲もない一軒家が、実は銀河の星々を繋ぐ中継ステーションだった!という飛躍がまず素晴らしい。一見するとワンアイデアものにも思えるが、冷戦という時代設定における核の恐怖であるとか人類の進化といったテーマも内包した奥深い作品。
様々な生態を持つ宇宙人たちが主人公の中継ステーシ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月01日
優しい世界。
この表紙の絵まんまです。
中はキッチリSFなんですけど、どこかファンタジック。
ザンスシリーズの山田さんの手腕なのかしら。
中盤まではイーノックの静かな生活が中心に
描かれており、
(其処で退屈だと切らないで頑張って!)
後半は急展開。
映像化されたりしてもおかしく無さそうですが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月27日
クリフォード・D・シマックが贈るヒューゴー賞受賞の本書は、やさしさに溢れた作品です。
アメリカ中西部、ウィスコンシン州の片田舎。農家住まいの元北軍兵士イーノック・ウォレスは齢124にして、外見は30歳にも届かぬ不思議な男。じつは、彼の一軒家は銀河の星々を繋ぐ中継ステーションで、彼はその管理人なのだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月23日
アメリカ中西部の片田舎でひっそりと暮らすイーノック・ウォレス。閉鎖的な土地柄に守られて余計な干渉を受けずにただ一人生活するイーノックは、実は齢100歳を超えながらほとんど歳を取らず、銀河の星々を渡る旅人を送り迎える「中継ステーション」の管理人を務めていた。異星の旅人とのひとときの交流を心のよすがに、...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。