神永学のレビュー一覧
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若き探偵、真田省吾が活躍するシリーズ第1作。
探偵ものと言えば、一般的には探偵が主になって、様々な推理を働かせて事件を解決していくもの。しかし、この探偵は切れ者には違いないが、無鉄砲で短絡的に突っ込んでいってしまうタイプ。それをサポートする探偵事務所長の山縣は元刑事で抜け目なし、もう一人の従業員公香も仕事が早く的確。
この3人が今回依頼された件は簡単に片付くはずだったのだが…。思わぬことに巻き込まれ事件はその後二転三転。最後の最後まで目が離せない展開が続くノンストップミステリー。
事件解決後も、今回ゲストととして登場した予知夢の少女志乃との新たな関係が築かれ、第2作以降どのような展開が待っているのか余韻を残しつつ終わっている。次作以降の人間模様も楽しみな作品。 -
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「心霊探偵八雲10 魂の道標」
第10弾。
宿敵の七瀬美雪に左眼を傷付けられて、死者の魂を見る力を失った八雲。失意の底に落ちてしまう。そんな中、唯一の肉親である奈緒が幽霊に憑依され、行方不明に。奈緒を探す鍵はマンションで多発する心霊現象にあるらしいが、八雲は自分に出来ることは何もないと動けない。
憎んでいた男の血が流れる眼の力を奈緒が失ったタイミングで使えない。自分は最早何も出来ない無価値な男だ。君(晴香)も、死者が見えなくなった自分には用は無いだろう?
と想定内の形で自暴自棄になった八雲。彼を引っ叩くのは皆さま予想通りの晴香である。このフォーマットは、まあだろうね、となるが、次はそうはいかない。七瀬美雪の暗躍である。
もはや捕まることは見込めないのか。八雲も彼女が現れるのは予想通りだと言いながら、逃げ道までは予想通りではないのか。いつも逃げていくのだ。どうやって逃げているかは、さっぱり分からない方法で。どうやら警察はこの殺人犯の逮捕を諦めている。まあだろうね、と言う側にも体力の限界があると言うことを知ってほしい。
八雲シリーズは、会話にせよ、関係性にせよ、展開にせよ、テンプレート祭りではあるのだが、流石に最終章まで、祭りが続くとは思わなんだと言うのが正直なところだ。
因みに、最終章突入!な訳だから、次回で完結と言う訳では無さそう。この祭りはまだまだ続きそうで、次回もなんか想定内の様で、完結してから読むかも知れない。 -
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ネタバレ晴香たちが通う大学の文化祭を舞台にした三篇の短編集。
劇場の亡霊
演劇サークルからまたまた相談を受けた晴香。
八雲は晴香が「やぁ」と呼び掛けるとき、大抵厄介ごとだと断言するけど、「やぁ」って話しかけることってあるかな…?「やっほー」とか「どうも」ならあるけど、、。
確かにめちゃ不自然だわ(笑)
そのシナリオを舞台でしようとすると、不可思議な事象が次々と起きて中止になるという、呪われたシナリオを演じることになった演劇サークル。
舞台の荷物を運搬中だった部員の羽美とその友人が倉庫で幽霊を見てしまい、舞台に立つのも怖いと晴香に相談する。(晴香が無理矢理聞き出した?)
引っ張り出された八雲は、今舞台に幽霊はいないと言うが、練習が始まると舞台装置が倒れて、主役が怪我をした。幽霊の仕業とざわつく中、八雲は晴香を主演の代打にさせる。
すると練習中に再び同じ事象が起こり、犯人は現行犯。犯人は羽美にストーカーばりに執着していて、主役に羽美が選ばれなかったことに納得できずに凶行に及んだ。
舞台裏に現れた幽霊はシナリオを書いた学生の霊で、シナリオを修正したくて、もう一人の友人に取りついていていた。
背後霊の呪い…
おとうさーん!娘に近づく男は皆許さん!って…!
除霊されかねないくらいの被害がでてるよ!
八雲とアキが話しているのを目撃してモヤモヤする晴香。自分の気持ちに目を背けてるようだけど、八雲を父親に紹介したらどうなるかを想像してる時点でダウト~!(笑)
幽霊に憑かれていると相談に来た晴香と同じサークルの渡辺くん。
自分は呪われていると八雲に相談に来て気のせいだと一蹴されたアキさん。
実はアキさんが小さい頃に亡くなった父親の霊が彼女のそばにいて、下心でもほのかな想いでも、とにかく近づく男をアキさんに近づけないようにしていた。結果アキさんは呪われていると思いこみ自ら孤独に。そしてアキさんをデートに誘った渡辺くんが父に取りつかれた。
八雲が霊に対して、娘の幸せを阻害していると説得して解決。
魂の願い
廃墟になった病院で撮影した映像を編集中、途中で踏切と女の映像に急に切り替わるビデオを見て、映画サークルの部長が行方不明に。
部員のあさみから呪いのビデオに違いないと相談された晴香はいつものごとく八雲の元に。
晴香があさみに電話をすると、なんとあさみも行方不明に。
ビデオを見た八雲はすぐに後藤と石井を呼び晴香を囮に廃病院へ。晴香を襲った犯人を捕らえると、半年前に映画サークルに入った男だった。
ビデオに映った女性は男の恋人で、サークルの飲み会で無理矢理飲まされて急性アルコール中毒で亡くなったのだ。
しかしビデオに入ってたカナというサブミリナルを読み解くって、その赤い目は霊が見える以外にもすごい力があるのでは… -
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友人が八雲にはまり始めて、自分も久しぶりに八雲シリーズに手を伸ばす。
久しぶりに読んだけど、テンポは変わってなくてサクッと読めた。
八雲の態度は相変わらずと思っていたけど、
晴香が容疑者として証拠まで出てしまったことにかなり無自覚にショックを受けてた。
晴香の事を語れるほど情報を持っていないことに気づいて、なんなら本を読んで逃避行動しちゃってる。
あいつはそんな人間じゃない、と人は自分の物差しでしか判断することは出来ないけど、関わりが多くなればなるほど、データではわからないその人の人となりってわかるものだよね。
でも、情報が多いほど確かにもっとその人の事を知れるから、八雲は晴香の事をきちんと知りたいと自覚出来たようで…(//∇//)
まだまだ恋愛色にはほど遠いけど(笑)八雲の成長にほっこりしちゃったよ。
あと真琴さん優秀すぎでしょ! -
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読書録「確率捜査官 御子柴岳人」3
著者 神永学
出版 角川文庫
p163より引用
“「そうだ。人間が何かを選択するとき、無
意識のうちに過去の経験から、類似するもの
を引っ張り出し、それによって意思決定を
行っている」”
目次より抜粋引用
“殺意のジレンマ
密室のジレンマ
密室の法則
密室のゲーム”
新米刑事と数学者のコンビを主人公とした、
長編ミステリ小説。同社刊行作、加筆修正文
庫版。
警察の取調室で、容疑者の取り調べにあた
る主人公・新妻友紀。どれ程質問をしても反
応を示さない容疑者に、しびれを切らしたも
う一人の刑事が無理矢理供述調書に名前を書
かせようとした…。
上記の引用は、もう一人の主人公・御子柴
岳人の台詞。取り調べの名人刑事のやりかた
について。
人は、その人が生きてきた経験に、どこまで
も引っ張られるのかもしれませんね。選択を
迫られた時に、より良い選択肢を選べるよう
に、経験を積み重ねておきたいものです。
会話が非常に多い書かれ方がされているの
で、するすると読み進めやすい作品です。
確率や統計を使って真相に迫る様子は、数字
としてはっきり見えるのがわかりやすくてい
いのではないでしょうか。
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Posted by ブクログ
相変わらず面白かったぁー前回の仲間が今回も活躍してて、ストーリーのつながりも読み応えあり!!!
前回感想アップしたときに、ドラマになってると教えてもらい調べたんだけど、なんとなーく山猫は亀梨じゃないかと思ってたらやはりそんな感じ!ぴったり!
ただ!!!!菜々緒ー!!絶対リカコ役!!!って思ったらさくらだった!!!!!えーーー!ーーーーーー!ー!なんかちゃう。イメージが違う。
うーーーん。
あと勝村が成宮っていうのも違う気がする。もっと一見鈍臭そうなイメージなんだよなぁ勝村は、、、と、思いつつきになるからドラマ見てみたい。
本は非常に面白いし、どっちかというとアニメタッチだからドラマにしてもあんまりがっかりしなさそうだけど、、、配役どうなんだろうか。きになる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ八雲の元に新たな依頼が持ち込まれる。
それは、飛び降り自殺を延々と繰り返す女性の幽霊が出るのでなんとかしてほしい、という依頼。
しぶしぶその依頼を引き受ける八雲だったが、そんな八雲の前に、「幽霊が見える」という霊媒師の男が現れる。
なんとその男の両目は、燃え盛るように真っ赤で……
という話でした。
八雲が引き受けた依頼と、真琴が相談を受けた内容が、後藤刑事によってつなぎ合わされて……と今回は一筋縄ではいかない雰囲気が、途中から出てきます。
それがライトノベルの領域を脱出したミステリー感を出していて個人的にはとてもいいなあと思いました。
最後の余韻が次へのフラグのようで……。
今回は、次に残る話だったかなあ……と思いました。