マイケル・サンデルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『これからの「正義」の話をしよう』のマイケル・サンデル教授が市場主義と倫理の問題を扱った本。原題は、"What Money Can't Buy: The Moral Limits of Markets"でもう少しストレートに道徳上の観点から市場主義を批判していることを示している。
サンデル教授の授業をTVで見たが、事例が豊富で対話での対応が非常にうまい。本書でも市場で取引される微妙な事例が多数取上げられている。『正義』では、その事例の判断を読者に委ねるところが多かったが、本書では踏み込んで市場主義を倫理によって制限すべきであるとする著者の立場を鮮明にしている。そ -
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ハーバード大学の人気講義の翻訳本(台本)。
正義とはなにか…事例を交えながら、生徒との会話で講義を作り上げていく。
下巻は上巻の続きですが、段々と生徒のキャラクターが浮き出てきたところが、また面白い。ハナの顔が見たいな~!
サンデル先生の話が上手いから、人気講義になるのもよくわかる。言語を越えて、彼の授業(の翻訳本)に触れることが出来るのはありがたい。
結局、偉大な哲学者たちにもひとつの答えを出すことができないけれど、避けられない問題があって、いろんな考えで問題をみて共に考えていくことが重要だってことかな。
なにが私にとって正義と思えるのか、落としこめるところまではまだこの本を読めて -
Posted by ブクログ
ハーバード大学の人気講義の翻訳本(台本)。
正義とはなにか…事例を交えながら、生徒との会話で講義を作り上げていく。
はじめて哲学に触れる人にも生徒と同じ立場で読めるので、とてもわかりやすい。哲学って面白いと思わせてくれる。
『これからの「正義」の話をしよう』はこの講義をもとにして執筆されただけあって、内容は重複している。もっと学問的な視点から知りたい、理解を深めたいのであれば、この本の後に『これからの~
を読むといい。
『これからの~』を平易な表現で分かりやすくしたのが本書という感じ。『これからの~』で十分理解できた人には物足りないかもしれない。
私は『これからの~』と平行で読んでいるけ -
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Posted by ブクログ
随分前にNHK スペシャルを観た。
その頃、とても話題で、著書も盛り上がっていて、その時に買ったのに今まで読んでいませんでした。
正確に言うと、最初の「トロッコ問題」辺りで挫折しておりました。今回ガンバッテ、とりあえず最後まで行きました。
皆さんのコメントで、初心者には優しい本
とのことですが、初心者の私には、とっても難解な本でした。
それは、この本のテーマが、そもそも難解だからです。文章は、優しかったかな?
具体的な事例をあげて、話を進めるのは、
とても理解しやすかったし、
あ、でもやっぱり難しかったかな?
読むのに、疲れはててしまいました。
再読する元気が、今はありません。
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Posted by ブクログ
息子へ)
有名なベストセラー作家でハーバード教授のマイケル・サンデル氏が書いた本。サンデルの本は、小難しいがそれでも世の本質をついているように思う。
本書に書かれてあったことをいくつか残しておこう。
- 他人に保険、公共施設に命名権、妊娠中絶に補助金、腎臓の販売。市場原理に従うだけだと、認められる内容も、倫理観に基づくと問題視される。
- 金持ちだけが入れるスタジアムのボックス席のせいで、格差関係なく交流できる場もなくなった。
結局、市場原理が解決できないものをどう捉えて、正しい社会とは、幸せとはを考えることが重要なのだ。と父さんは理解した。
もし本書を手にすることがあれば、じっくり考 -
Posted by ブクログ
正直今の私にはレベルが高かった。
アメリカの本だから、一般論として書かれる内容に普段生活している一般論とのギャップを感じて、?となる所があった。
でも、確かに視野が広がったし、脳に衝撃が走ったのは確か。
普段読んでいる本は、まあそうだよね(聞いたことがある)、とか、そうなんだ(予想出来てすぐに理解できる)となる事が多い。
この本は、そういう考え方があるのか!って新たな視野を得られる。
特に、国(政府)の役割についてだ。
日本の政治活動を見ていると、国民の生活のための施策が多いし、訴求する点は国民へのメリットだと感じていた。
そして、国や政治の役割はそういうものだと思ってた。
でもこの -
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2024年5月20日にパリ経済学校で行われた対談の編集本。
「21世紀の資本」のトマ・ピケティと「これからの『正義』の話をしよう」のマイケル・サンデルの対談ということで大変豪華というか贅沢な布陣に期待は高まったが、対談だけあって新しい視点、新しい学説が展開されるわけではなく、専門分野が異なる一流の人同士が会話すると、こういう感じになるのか、というのが、素直な感想。二人とも大学の教授なので、本職は研究ながら、副業で(?)授業もやっているので、対話を展開するのはうまい。が、関心領域が異なるので、相手の言説を自分の思考を深めるために聴いている、という印象。
トマ・ピケティが、「所得格差は一対五ま