岡本麻左子の作品一覧
「岡本麻左子」の「死線をゆく アフガニスタン、イラクで部下を守り抜いた米海兵隊のリーダーシップ」「平等について、いま話したいこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「岡本麻左子」の「死線をゆく アフガニスタン、イラクで部下を守り抜いた米海兵隊のリーダーシップ」「平等について、いま話したいこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
非常に示唆に富んだ本でした。
都議選を終え、参議院選挙を控えた今の時期にぜひ読んでほしい一冊です。
トランプの台頭、日本でも排外主義が蔓延し始めた状況に危機感を覚えつつも、ポピュリズムに一定の魅力を感じなくもないと私は思ってしまいました。
怖かったです。
だってヒトラーでも民主主義のプロセスの中から出てきたのだから、自分が誤った価値観で投票することが一票という小さな影響がしれないけれど日本を悪くしてしまうかもしれないと。
なので、勉強の一環としてこの本を手に取りました。
漠然としか認識していなかった、
能力主義
平等と公平
グローバリゼーションの物/人/金の違った側面
それぞれ
Posted by ブクログ
大学入試や議会選挙にくじ引きを導入すべき?
アメリカのトランプ大統領の言動に始まり、
世界中の国で格差が拡大している現在、これだけタイムリーなテーマがあろうか。
しかも、それを語るのが「21世紀の資本」の著者のピケティと、
「実力も運のうち」のサンデル教授!
確かに、ピケティの言うとおり、昔っから世の中は不平等だった。
ある意味ここ数百年はましになってきていた。
しかし、ここにきて世の流れは富を集中させる方向に行きつつある。
ピケティが一番問題視するのは、GAFAMに代表される、
多国籍企業の莫大な利益に税金が取れないこと。
21世紀の資本はこれに真っ向から取り組み、国際的な累進課税を
Posted by ブクログ
不平等ineaquality(格差disparityではない)をアメリカの哲学者ハーバード大学教授マイケル・サンデルとフランス経済学者のトマ・ピケティとの対談本。
不平等がもたらす人間個人と社会のマイナスを累進課税とか大学入学を親の経済力ではなく能力プラスくじ引きで入学させると提案したり、アメリカアイビーリーグの出身者が社会で高い地位についているとの現実を学歴主義から脱皮させようと論じている。左派の論が経済富裕層をより富ませて民主党がアメリカの分断に拍車をかけ、トランプの支持を高めたと説いている。
地球温暖化、環境破壊も西欧社会が作ったもので、グローバルサウスに負担を強いるような西欧の対
Posted by ブクログ
早川書房ってこんな本も出すんだね。感動したよ。
作者だけでなく出版社も選ぶタチなので、これから狙いつけておく。
マイケル・・サンデルもトマ・ピケティも気にはしてたけど読むのは初めて。いきなり「再分配と脱商品化」から対談が始まってうれしかった。私のいまの関心事は教育や介護など公共物の民営化の危険性なのでドンピシャだ。さっそくノートを用意して構えを作った。
熱いトマと沈着冷静なマイケルが共感しながらも火花を散らしながら考えを交える。サスペンスフルだ。だから早川か。
市場勝利主義や能力主義が新自由主義と結んで現れるとき結局被害者になるのは我ら普通の国民。豊かさとは縁遠い自分のような人間はほんとに平等
Posted by ブクログ
市民の『尊厳』という視点を失った国家は分断が進み、やがて全体合意が取れず前進できなくなるというダイナミクスがイメージされる。読んでいるとドキドキする。
トランプのような人物が生まれる背景についても実直に議論していて、非常に納得感がある。
対談形式なのでライトに読み進められるし、読めるところだけ掻い摘んでも今の世界構造に対する解像度が上がると思う。
多くの東海岸の住民たちが同時にこの対談に触れたら、その時彼らはなにを思うのだろうか。
昔からマイケル・サンデルの思想は自分にめちゃくちゃフィットするのだけども、同じような方向を向きつつ違う視点での提案をするトマ・ピケティの話もおもしろかった。今まで