作品一覧

  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)
    4.0
    1~2巻770~924円 (税込)
    遭難した男たちが生き延びるため少年を殺して食べたとき、その行為は道徳的に許されるのか? ハーバード大学の人気教授マイケル・サンデルは、鋭い問いかけで現代社会の中にひそむ「正義」の問題を取り出し、刺激的な議論を繰り広げる。その彼の話題の講義が待望の文庫化! NHK教育テレビで放送された「ハーバード白熱教室」の第1回~6回、および東京大学特別授業の前篇「イチローの年俸は高すぎる?」を収録する。
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下)

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    講義の中で様々な意見を指揮者のようにコントロールし結論へとまとめていく教授が、珍しく慌てる一場面が合ってw。
    東大での講義は日本でもよく取り上げられる問題。歴史は継続しているとはいえ、ではいつまでその問題が続くのかは疑問。今後も秀吉を理由に問題が持ち上げられないとはいえないのではないか。
    過去の古い記録を根拠に日本海を東海と改めようとしているのだから、いつでも過去の歴史が突然頸を持たけ噛み付いてくる可能性はあるような気がする。
    中華思想や北と南の建国神話が根づいている以上、問題が解決する道は遠そう。

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    2025年05月02日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

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    (一同笑)でちゃんと笑いを感じるのは、流されてるのか、はたまた 実質的にマイケル・サンデーの話し方が好きなのか

    面白かった回
    第1回殺人に正義はあるのか
    第2回の高級な喜びと低級な喜び
    第5回の母性売り出し中
    第6回 道徳性の最高原理

    難しかった回
    第5回 兵士は金で雇えるか
    第6回 道徳性の最高原理

    最後の東大講義は、いままでの復習になったしよかった。日本人の思想の一貫性のなさは感じた。

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    2024年06月01日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下)

    Posted by ブクログ

    正義を考えるためには善を考えることが必要。

    善を考えるためには「原理と具体例を相互に往復しながら考えていくというアプローチを取るべき」
    by ロールズ(反照的均衡)


    カントの考えでは、人間が自律的に行動していると言えるのは、義務という名の下に何かを追求している時だけで、自分の個人的な利益のためではなく義務のために、何か善い道徳的な行為をしているときだけ。
    その行為は自由から生じている。
    なぜなら強制されたのではなく、道徳法則を受け入れることを自分で選んだから。

    道徳法則は主観的な条件に左右されないので普遍的な法則である。

    純粋理性とはどんな外部条件にも左右されず自分自身に適用されるも

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    2023年05月10日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

    Posted by ブクログ

    哲学というのは人をして距離を置かせ、衰弱させるような活動のため、精神が未熟なうちにしてしまうと社会との距離のバランスがとりづらくなってしまう。

    ①どこから、基本的な権利はきているのか?
    ②公正な手続きはどんな結果も正当化するのか?
    ③同意の道徳的な働きは何か?

    ベンサムの功利主義をジョン・スチュアート・ミルが発展させた

    「満足した豚より、不満足な人間である方がよい。満足した愚者より不満足なソクラテスである方がよい。」by スチュアート・ミル

    「正義とは道徳の最も神聖な部分であり、他とは比べようもないほど拘束力の強い部分である」by ミル

    ノージックは分配の公正さは
    ①「取得の正義」ま

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    2023年05月02日
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

    Posted by ブクログ

    教科書のような哲学書ではない。個人の思想を説明してるものではない。

    1つの問題に対して、様々な思想家の考えを用いて説明、批判している面白い本であった。

    哲学について考えたい、勉強したいと思い始めた方にもおすすめできる本だと思う。

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    2020年10月15日

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