片田珠美のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
モラハラの初期段階、いわゆる嫌味程度に対処するなら役に立つ本。
特に職場でのモラハラに対抗する方法としては、甘い、と感じた。
精神科医に頼る段階のモラハラなら、社内の監査等でも対応してくれなかった場合が多いと思う。
ここに書かれている内容の様な事はやり尽くして、更に陰湿な事をされ、身体に症状が出て、病院通いになっている人には、迷わず法テラスや弁護士事務所に相談する事をお勧めする。
職を失えない為に、頑張り過ぎて燃え尽きる前に。 -
Posted by ブクログ
しょっぱなから、「高学歴で迷惑な人が増えている。」(3頁)ときた。
悪い意味で有名になった人々の実名とともに、その行動を分析することから本文は始まる。
その人々の姿を見て、「うわ、最悪」と思うけれど、どうしてこんな行動を彼らは取ってしまうのか、私にはわからない。
頭の良い人ならば、その行動が割に合わないとわかるはずなのに。
彼らの行動の根底にあるものは、特権意識、想像力の欠如である。
彼らは繊細なナルシシストであり、それゆえ自分が傷つけられることに耐えきれないし、それを極度に恐れてもいる。
はて、これは自分のことか?
私も自他ともに認めるプライドの高い人間であり、学歴は1.5流くらいにしてお -
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p18相手のタイプ
王様タイプ→高圧的な命令口調、自分はお前達と違うんだぞといわんばかりの態度で従わせようとする
裸の王様タイプ→自分の成し遂げたこと、評価されたことの自慢話ばかり。少しでも違う意見を言うと過剰に反応、批判してくる
羨望タイプ→胸に刺さるような嫌み、批判をいう。もしくは、無視したり冷たくしたりじわじわダメージを与えてくる。
お子ちゃまタイプ→思い通りにならないと、怒ったりすねたり、文句を言う。いうことを聞かないお前が悪いとばかりに悪者扱いしてくる。要求や希望を呑むまで納得しない
悲劇のヒロインタイプ→ぐちやネガティブなことばかり言い、不幸な私アピール。それに対するアドバイスには -
Posted by ブクログ
p7ちょっとだけ
疑いの目をもつ
相手の裏を探る
反論してみる
上から目線で相手を見る
小馬鹿にしてみる
p22
自分のメリットを最大化
自分が得を出来ないと徹底的に攻撃してくる
怒って周りにいうことを聞かせてきた
ごねれば得をするという成功体験を持っている
p31
自分の価値を高めることに必死な自己愛型
プライドばかり、知識、技術
不足を指摘されたくない
自分の価値が上で相手が下という構造を作りたい
前の職場の話ばかりする
p41
自分に弱みがあるからこそ他社を攻撃する否認型
自分の不始末を指摘されたくない
p49
相手を分析することで少し上位の目線をもち、客観的になるだけでも自分の -
Posted by ブクログ
マニックディフェンスや自己愛についての一冊。PHPらしいようで、らしくない部分もあって面白い。プライドが高い人への対応の指南書でもあり、自分自身を見つめ直すための本でもあってかなり読める内容。
ただし他の著書でもそうなのだけど、冒頭で「プライドが高くて迷惑な人が増えている」というのが、実際の数字なりで表すことなく事実として最後まで進んでしまうのは困ったものです。
これ「テレビでそう言ってた」でそれを事実として進めてしまうノリと同じように思える。考えて自分で判断して行動する人には向かないだろうに。こういうところの甘さがきになる一冊。「読んでおけ」とは思うけど。 -
Posted by ブクログ
内容に繰り返しが多いと感じたものの、読み飛ばしたくなるほどでもないし、埋め草でもないのであえて気にするほどでもないと思う。ただし「書きたいことが100あって削って10にしました」というわけではないと感じたので不満は残った。
内容はちょうどいい硬さでこれは良い点だし、内容もなかなかなのですが、やはりロジックとファクトが見えにくい点でマイナスに見えてしまうのは、フロイトの限界なのかと思えてくる。フロイトとかラカンという時点で「そういう筋の方ですね」という読者なら良いのだけど、そうでない読者には?なのは理解できる(が同意はしない)。
ただし例えば「なぜ嘘つきは増えたのか?」とあるが、その増えたと -
Posted by ブクログ
正義って、いつでも歪んでるんだと思うけど…
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自分が正義だと思ってとんでもないことをする人たちがいる。大量殺人だったり、詐欺まがいのことだったり、あるいはtwitterで他者を攻撃する政治家だったり。
なにゆえ正義と思うのか、そして正義というやっかいな柱が、どんな暴走を起こすのか。そういうメカニズムは、読むとそれなりにわかる。なるほどそうやってどこかで抜かないと、ダメになってしまうわけですか。
わかるのだけど、これを攻撃することもまた、何かの正義をもって他者を攻撃することになってしまわないのかな、と弱気になったりもする。誰かにとって赤信号は、誰かにとって青信号だったりするよう -
Posted by ブクログ
オレ様化する人たち あなたの隣の傲慢症候群
2016/6/20 著:片田珠美
傲慢な人は、「過去の栄光」をよすがにして、現在の自分を課題評価していることが多い。目の前の現実をきちんと認識できず、現実否認に陥ることもある。そうなると一層、「過去の栄光」を持ち出さずにはいられず、悪循環に陥りやすい。
本書の構成は以下の7章から成る。
①傲慢症候群とは
②今日も隣にいる「オレ様」族
③暴走する人に共通する素地
④悪の芽を育てる最適環境
⑤個人にとどまらない恐怖の被害実態
⑥あなた自身がつぶされないために
⑦気が付けば予備軍かもしれない
本書のような類の本を読むときはそれに対処するためと自分がそ