あらすじ
日常の中でさらりと他人を傷つける人がいる。たとえば、ママ友で嫌味を言う人、子どもを傷つける母親、妻が掃除した部屋をもう一度、自分で掃除する夫など。彼らの心理とその言動から自分を守る方法をまとめる。
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Posted by ブクログ
モラハラのパターン
分かりやすいものから、分かりにくいものまでさまざまある
・相手に価値がないというメッセージを送る
・ドアなどを強く閉める事で怒りを表現する
・毎回約束通りにしてくれない
・不機嫌さをアピール
・「非常識」「間違ってる」を押し付ける
・パートナーの家事の不満を無言でアピールする(掃除し直す、料理に味を足す)
・伝聞「〇〇さんがあなたの悪口言ってたよ」
・怒鳴る(無能な人である)
モラハラ加害者の心理
・本来向けるべき相手に
怒りや不満を向けられない
・羨ましい
・承認欲求が強い、愛情不足
・怒りのコントロールができない
対策
・相手に直接聞く
「なぜそういうことを言うの?」
・「傷つく」「悲しい」と伝える
・相手にとって面倒な人になる
・相談することで客観視する
感想
人を上下で判断する人は
自己愛が強いんだと思った。
私は母や祖母にモラハラ受けて育ったんだなぁとこの本を読んで自覚した。
自分の満たされなかった自己愛を子供に託す負の連鎖が起きてたんだと気づいた。
Posted by ブクログ
この本には以下のようなことが書かれてあります。
・モラルハラスメントとは
・モラルハラスメント加害者の心理
・よくあるモラハラパターン
・モラハラを受けた際の対処法
・モラハラ加害者にならないには
社会人で初めて後輩ができた私にとってはとても勉強になった一冊です。
後輩を指導している中で、「なぜこれができないのか?」「以前教えたはずなのに、彼は真剣に取り組んでいるか?」という思いをもちイライラしてしまう時があるなと感じていました。
そのイライラを解消したり、出さないようにはどうすればいいかと悩んでいました。
この本に書かれていた、モラハラ加害者にならないためのポイントである、以下を実践したいと思いました。
①自分のポジションが相手に与えるプレッシャーを想像する
②相手を否定しない
③相手を言いくるめない
④不全感に対して自問自答する
・自己愛が大きくなりすぎていないか
・自分の価値観だけで物事を捉え、他人に強要していないか
・相手がどう思うかを想像できているか
・他人に対して過剰に羨望感を持っていないか
・自分の生活を自慢したいと過度に思っていないか
他人に傷つけられないためにも、他人を傷つけないためにも読んでおいてよかった一冊だと思います。
Posted by ブクログ
精神科医の書いた、モラハラの本。会社や家庭でモラハラにあっていても、加害者も被害者もモラハラに気づかず、事態を悪化させることが多いそうだ。モラハラの構造、モラハラ加害者の特性、モラハラにあったときの症状と対処法が、分かりやすく解説されている。「あの人ちょっと」と感じたことがある人に、とてもお薦め。モラハラについての理解が広まり、加害者も被害者も減るとよいと思う。
Posted by ブクログ
とてもわかりやすくモラハラについて書いてある。
あの人明らかにモラハラ旦那に口撃されてるよね。みたいな人はそれに気づいてないんだな。とわかった。
自分ならこうされたらどう対処するだろうか。を考えながら読み進めることができた。
理不尽なこと言われすぎてて自己肯定感低いと思い込んでいる方。悪いのは平気で他人を傷つける人ですので、この本読んでみてほしい。
Posted by ブクログ
モラハラを実例を通して説明。すごいわかりやすい。付箋を貼りまくって読んだ。結構周りにいるじゃないか。気をつけよう。自分も加害者になってないか気をつけよう。
・受動的攻撃
・フレネミー
・情性欠如タイプが一定程度いる
・「付随する何か」で優劣を決めたがる(女性)
・自分の大事なことはあまり話さないようにする
・周りの人が黙っているときは要注意
Posted by ブクログ
近年問題になっているモラルハラスメント、モラハラについて精神科医の著者が、書かれた本。
セクハラ、パワハラに比べて、モラハラはなぜそのような状況に起こるか分かりにくいと言います。被害者に自覚がないまま、体の不調として表面的に出てきます。
モラハラを受けていることを自覚すること、モラハラを行う相手に対して対処する方法などがありました。
自分自身も波風立てたくないタイプで言われやすい方だと思うので、自覚していかなきゃなあ。
Posted by ブクログ
モラハラをする人の心理や対処法について分かりやすく説明してくれている。
厄介なのは加害者も被害者も自覚的でない場合が多く表面化しにくいということ。
加害者はイライラや鬱憤を想像力の欠如や肥大化した自己愛が原因で弱い立場の人にぶつけてしまう。
そこに悪いことをしているという認識はない。
釈然としない不満で頭を支配されているからだ。
被害者もモラハラを受けているという状況を把握できず「理由は明確じゃないがなんとなく傷ついた」を繰り返してしまう。
また、「これごときでモラハラだと騒ぐと周りから冷たい目で見られるかもしれない」という恐怖から助けを求められない場合もある。
この状況が続くと被害者は精神的に病んでいき最悪の場合健全な社会生活が送れなくなる。
まず何よりも大事なのはモラハラについて詳しく知ること。
自分は加害者または被害者かもしれないと事が重大になる前に気づき対処する。
普段無意識下に追いやってしまうちょっとしたイライラや不安を日頃から言語化して状況把握がいつでも冷静にできるようにしておきたい。
Posted by ブクログ
毎回遅刻してくる友人を最近ストレスに感じていて、そうか、この人はフレネミーだったのか、と気づいた。
昔のパワハラ上司の考えてることがわかるかと思って読んだら、私もモラハラ加害者(予備軍?)に当てはまっていてしきりに反省。家族への甘えからきているが、家族でも他人は他人。気をつけます。
モラハラの初期段階、いわゆる嫌味程度に対処するなら役に立つ本。
特に職場でのモラハラに対抗する方法としては、甘い、と感じた。
精神科医に頼る段階のモラハラなら、社内の監査等でも対応してくれなかった場合が多いと思う。
ここに書かれている内容の様な事はやり尽くして、更に陰湿な事をされ、身体に症状が出て、病院通いになっている人には、迷わず法テラスや弁護士事務所に相談する事をお勧めする。
職を失えない為に、頑張り過ぎて燃え尽きる前に。