片田珠美のレビュー一覧
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■はじめに
怒らないこと、感情を表に出さないことがいいように思われているが、抑圧した感情は、別のところから、何らかの形で噴出する。
なので、感情は我慢するのではなく、大きくならないうちに、小出しで出していくこと。それが精神的安定につながる。
■キレる人はターゲットを狙う(P125)
キレて怒りを爆発させる人、感情的になる人は、実は相手を見てキレている。
「こいつなら多少キレても大丈夫だろう、何も言い返してこないだろう」と見積もった相手だけを狙って、感情を爆発させている。
そのため、大人しい人、自己主張しない人が、彼らの餌食になりやすい。
感情的になっている人への対処法(P155 -
Posted by ブクログ
精神科医の著者が攻撃的な人に対する対処法について書かれた一冊。
攻撃的な人を8つのタイプに分類し、仕事や日常での様々なケースでの言い返し方や振る舞いについて書かれており勉強になりました。
日常生活でよくある場面で相手に対して怯まない姿勢を見せることが有効であることが大事であることが本書を読んで理解できました。
攻撃的な人の心理を理解して切り返していくことが大事であり、自分と相手と線を引くことも有効であることが本書から学ぶことができました。
本書の肝となる部分でもある無理せず自分らしくあるがままに生きることが幸福につながり、一番大切なことであることを心に留めながら、日常を過ごしていきたいと -
Posted by ブクログ
愚書。
うーん。結局何なんだこれは。
嘘をつくことを分析したいのか、嘘つかれた自分が酷い目にあったと言いたいのか、嘘に騙されないようにするにはどうしたらいいと言いたいのか、騙される前に潰せと言いたいのか、嘘つく奴も認めてあげようよと言いたいのか、男はマザコンだと言いたいのか、マザコンだから悪いと言いたいのか。
医師としての症例も偏ってるのは本当してしょうがないのかもしれないが、小保方さん事件が嫌いすぎて、自分を騙したニセ女医が許せなさすぎて、他も同じ事例を使いまわしすぎて、読まされてるこっちは、あんたに付き合うのがしんどい。
言わないことまで不作為の嘘だと言っちゃえば、自分が騙されたと思 -
Posted by ブクログ
今、どこの書店も、新書コーナーにこの人の本が平積みされている気がする。
ラカン派のお医者さんだと知って、びっくりして購入。
ラカンの理論がこんなに一般受けする時代になったのか!?
理想の自己という「対象」を喪失するつらさを受け止め、自己愛を相対化することが大人として成熟すること。
しかし、現代の消費社会は、便利さ、快適さをサービスとして提供するために、大人になるチャンスを奪っている、tぴうのがこの本の基本的認識。
自分にとっても耳の痛い話でもあったし、なるほどと思う部分も少なくない。
でも、本を閉じて考え直してみると、依存症は成熟拒否なのか?
無差別殺人が起きるメカニズムの説明もわからない -
Posted by ブクログ
借りたもの。
言葉の暴力のケース毎の反論例が見開きで書かれている読みやすさ。
まず敵を知る。
迷惑な、攻撃的な「あの人」をおおまかに8つのタイプに分け、その心理を分析。
敵の手の内が分かったようなもので、そこで少し冷静になれるかも知れない。
後半の実践編は参考になる。
ちょっとしたユーモアを学ぶものだと思った。
いきなり実践できなくても、少し考え方やものの見方を変えるきっかけになる。
何も自分が同じ土俵に立たなくていい――
悟りの境地かと思っていたことが、意外とシンプルな考え方――相手が理解できないことで不安になり感情的にならないようにすれば良かったのだ。これはそのための布石。
最後の章は自 -
Posted by ブクログ
「モンスター〇〇」という言葉が広まって久しい感がありますが、どうしてこんな世の中になっちゃったのかと常々思っておりました。
本書を読んで納得。
ひきこもりの病理も「自己愛が傷ついたり壊れたりすることから逃げるための成熟拒否」とあるのを見て手を打つ思いでした。
確かにそうだわ 。
ひきこもりの人って、社会に出ることには物凄い及び腰だけど、やりたいこととか自分の興味に関わることになるとプライドむき出しになってしかもそれに全く自覚が持ててなかったりします。
そりゃうまく行かないよ、と思うけれどそういうことを言うと「何もわかってない」とか「気持ちがわかるわけない」とかシャッターを下ろします。
「こ