片田珠美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
しょっぱなから、「高学歴で迷惑な人が増えている。」(3頁)ときた。
悪い意味で有名になった人々の実名とともに、その行動を分析することから本文は始まる。
その人々の姿を見て、「うわ、最悪」と思うけれど、どうしてこんな行動を彼らは取ってしまうのか、私にはわからない。
頭の良い人ならば、その行動が割に合わないとわかるはずなのに。
彼らの行動の根底にあるものは、特権意識、想像力の欠如である。
彼らは繊細なナルシシストであり、それゆえ自分が傷つけられることに耐えきれないし、それを極度に恐れてもいる。
はて、これは自分のことか?
私も自他ともに認めるプライドの高い人間であり、学歴は1.5流くらいにしておこうか、繊細で短気だ。
この「うわ、最悪」なモンスターたちと何が違うのか?
程度の差こそあれ、変わらないのではないか?
本書では目の前にいる人から身を守るためにまず「気付く」ことが大事だと述べている。
二点あるうちの一点は「自分の直感を信じる」(185頁)だそうだ。
なんだか心もとないが、案外的を射ているかもしれない。
「あれ?」「なんかこの人、イヤだ」は100%当たるものではないが、当たることも多い。
自分を曲げすぎて苦しむよりは、無駄な戦いで消耗するよりは、三十六計逃げるに如かずだ。
その一方、自分がモンスターになってはいないか、省みることも重要なことだ。 -
Posted by ブクログ
p18相手のタイプ
王様タイプ→高圧的な命令口調、自分はお前達と違うんだぞといわんばかりの態度で従わせようとする
裸の王様タイプ→自分の成し遂げたこと、評価されたことの自慢話ばかり。少しでも違う意見を言うと過剰に反応、批判してくる
羨望タイプ→胸に刺さるような嫌み、批判をいう。もしくは、無視したり冷たくしたりじわじわダメージを与えてくる。
お子ちゃまタイプ→思い通りにならないと、怒ったりすねたり、文句を言う。いうことを聞かないお前が悪いとばかりに悪者扱いしてくる。要求や希望を呑むまで納得しない
悲劇のヒロインタイプ→ぐちやネガティブなことばかり言い、不幸な私アピール。それに対するアドバイスには聞く耳を持たない。ちょっとしたことにも過剰反応、被害者ぶる。
置き換えタイプ→他人のごく小さな失敗やミスを過剰に怒る。怒りの沸点が低く、こちらを悪者として責め立ててくる。
トラウマタイプ→こちらに非がないことに理不尽に怒り、理解できない。
サディストタイプ→ひたすら暴力的な言動をとり、傷ついているという反応をみせるまでやめない。
p56
同じ土俵に立たない
攻撃してくる人はあなたに自分の攻撃が届いたか確認したがる。こちらが、むっとしたり、傷ついたり、泣いたり、怒ったりするところを見たがる。その期待通りの反応をしてはいけない。
相手の興奮に巻き込まれない。
感情を出さないよう努力し、顔を上げて相手を正面から見据える。私はこんなことくらいであなたから逃げません。という意思表示。
ガンガン攻撃されても場数ポイントとして経験値を増やし無敵に近づいたと思うようにする。
p66我慢していればいつか解決するは幻想
自分を攻撃してくる人にいい人になる必要は無い
謙譲の美徳でも相手を打ち砕けるとは思わない方がいい。
自分の性格は変わらないが、相手にどう見せるかは変えられる。
p76いかなる攻撃にも対応の仕方がある
同じ土俵に立つ為ではなく、自分の心を守りつつ、相手の攻撃を空振りさせ、場を沈め、同じ状況を繰り返さないようにする。
p78相手の裏の心理を突く
皮肉やいやみ、自慢話はこちらに対する恐怖や羨望、優位に立ちたいという心理
そこを逆に上手に利用する
オウム返し
「〇〇ってどういう意味ですか?」
過剰に褒める
「さすがですね」
先回り
「それで、こうなったんですね」
見せかけの賛成
「おっしゃる通りです。それで、何なのでしょうか」
p80別の話に誘導する
侮辱の一言、挑発的な言葉、不毛な悪口から逃れる方法は、そういえば、、と会話の流れを断ち切って、とんちんかんでもいいから別の話題をふったり、自分の話したい話をする。
とんちんかんに
「ところで今朝のニュースで、、」
自分が話したい話
「そういえば、あの映画見た?」
p82矛先をそらす
根拠の無い理不尽な攻撃、ぐちや悪口には正面から盾を作り拒否、もしくはこちらから話を切り上げてその場を立ち去る
逃げきれない相手や目上の相手なら、あえて褒める
盾を作る
「私にそう言われても困ります」
切り上げる
「もう行ってもよろしいでしょうか」
あえてほめる
「そんなことより、あなたのその服素敵ね」
それはそれはお忙しそうで大変ですね
p841段上に立つ
冷静な観察を述べる
冷静な観察を述べる
今早口でしたのでもう1度お願いできますか?
ユーモアで返す
それは面白い意見ですね
p122
感覚があまりにも違うと、分かり合えないですよね。
それでは〇〇できるようにして頂けますか?
身振り手振り
目を丸くして肩をすくめる、微笑む
p86
周囲を味方につける
周りに聞こえる声でアピール
失礼ですね
それはないとおもいます
ひどいですね
相手が恐れる存在を使う
これは〇〇さんと決めたんです
〇〇さんに相談、報告します
p88
あえて無防備になる
ストレートに感情を伝える
あなたの今の言葉に傷つきました
ほとけの一言
あなたのことを嫌いになりたくないのでそういうことをしないでください
p90
期待を裏切る
涼しい顔でスルー
へぇー、そうですかー
あら、まあ、ほお、
序列から降りる、発言を気にしていない
私はとても幸せなの
p118
難癖をつけられる→面倒くさいヤツと思わせる
売り言葉に買い言葉かオウム返しをして逃げ出さない。うつむかない。
p120
説教を装った罵り→賛成後肩透かし
礼儀正しく、廃おっしゃる通りですね→それで何なのでしょうか?と聞き返す。
p128武勇伝を延々に話す
すかさず先回りして次の展開を言ってしまう。
それは、〇〇なんですよね?
p134
感情的になる
ずいぶん興奮してらっしゃいますね
p154
侮辱→明るく跳ね返す
幸福こそ最大の復讐
p164しつこい相手
用件は伺いましたから、もう行ってもよろしいでしょうか?どうぞもうお引き取りください。 -
Posted by ブクログ
p7ちょっとだけ
疑いの目をもつ
相手の裏を探る
反論してみる
上から目線で相手を見る
小馬鹿にしてみる
p22
自分のメリットを最大化
自分が得を出来ないと徹底的に攻撃してくる
怒って周りにいうことを聞かせてきた
ごねれば得をするという成功体験を持っている
p31
自分の価値を高めることに必死な自己愛型
プライドばかり、知識、技術
不足を指摘されたくない
自分の価値が上で相手が下という構造を作りたい
前の職場の話ばかりする
p41
自分に弱みがあるからこそ他社を攻撃する否認型
自分の不始末を指摘されたくない
p49
相手を分析することで少し上位の目線をもち、客観的になるだけでも自分の心を守れる
p52
私もされてきたからという論法で同じように攻撃してくる
p57
病識がなく、自分も被害者だと文句をつけてくる
p128
好かれたい人とどうでもいい人に人間関係を分ける
被害者になりやすいのは八方美人になっているタイプが多い
その相手にどう思われたっていい
別に大した存在じゃない
むしろ距離をおきたい
ならば、声に出したり紙に書いてみる
p133
どうしても話さなければならないときは分析モード
相手が何を言ってこようが、
そうですか、すごいですね、大変ですね
と受け答え、心の中では
はいはい、御苦労様と感情で受け止めない
p140
自分が絶対正しいと思い込んでいる人同士のやりとりほど、みっともなくて無益なものはない
話は噛み合わないし、相手の話を遮ったり、揚げ足をとったりするばかりで建設的でない
p158
言った、言わないのトラブルになるので、文書やメールでのやりとりにする。第三者を挟むコミュニケーションが必要。必要があればICレコーダーも利用。やっかいな相手、面倒なやつと思わせるのも一つの手。
p168
悪口を言われないようにしようという発想を持つこと自体、自分の努力次第で人から悪口を言われないと信じている証拠。なので、裏切られた時のショックが大きい。そんな時こそ分析グセをもち、客観的に人を見る。 -
Posted by ブクログ
マニックディフェンスや自己愛についての一冊。PHPらしいようで、らしくない部分もあって面白い。プライドが高い人への対応の指南書でもあり、自分自身を見つめ直すための本でもあってかなり読める内容。
ただし他の著書でもそうなのだけど、冒頭で「プライドが高くて迷惑な人が増えている」というのが、実際の数字なりで表すことなく事実として最後まで進んでしまうのは困ったものです。
これ「テレビでそう言ってた」でそれを事実として進めてしまうノリと同じように思える。考えて自分で判断して行動する人には向かないだろうに。こういうところの甘さがきになる一冊。「読んでおけ」とは思うけど。 -
Posted by ブクログ
内容に繰り返しが多いと感じたものの、読み飛ばしたくなるほどでもないし、埋め草でもないのであえて気にするほどでもないと思う。ただし「書きたいことが100あって削って10にしました」というわけではないと感じたので不満は残った。
内容はちょうどいい硬さでこれは良い点だし、内容もなかなかなのですが、やはりロジックとファクトが見えにくい点でマイナスに見えてしまうのは、フロイトの限界なのかと思えてくる。フロイトとかラカンという時点で「そういう筋の方ですね」という読者なら良いのだけど、そうでない読者には?なのは理解できる(が同意はしない)。
ただし例えば「なぜ嘘つきは増えたのか?」とあるが、その増えたという数字なりの根拠が示されないまま、それを事実として話を進めている点はかなりまずいし著者の信用を落としているのは間違いないとも思う。こういうことを指摘してあげる編集者が朝日新聞社にはいないのは誰もが知る事実としても。 -
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正義って、いつでも歪んでるんだと思うけど…
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自分が正義だと思ってとんでもないことをする人たちがいる。大量殺人だったり、詐欺まがいのことだったり、あるいはtwitterで他者を攻撃する政治家だったり。
なにゆえ正義と思うのか、そして正義というやっかいな柱が、どんな暴走を起こすのか。そういうメカニズムは、読むとそれなりにわかる。なるほどそうやってどこかで抜かないと、ダメになってしまうわけですか。
わかるのだけど、これを攻撃することもまた、何かの正義をもって他者を攻撃することになってしまわないのかな、と弱気になったりもする。誰かにとって赤信号は、誰かにとって青信号だったりするように、正義もそんなもんかと。
いや、でも多分、そこにある決定的な違いは、他者を思うということだろう。
所詮は他人、本当に他者の身になって、なんてことは出来るわけないのだけれど、少しは相手のことも考えてみること。僕はこれが、今のところは出来ていると思うので、この本で出て来る正義を歪めた連中の仲間入りは、今のところ出来ないかな、と胸をなでおろしている。
それにしても、政治というのは、自分を支持しなかった人も含めた有権者に対して何かをなすべきではなかろうか。大量殺人や生活保護受給を叩く人よりも、僕はやはり、そういう単眼的政治家たちを、本当に憂う。本当に正義が歪められている時代だ。
それがわかっても、せいぜい自分は違うと思い込むぐらい。気持ち良い本ではない。 -
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教師も同じ!!(自戒を込めて) ・ヒュブリスシンドローム?イソップ寓話から出た物語。
『戦争と傲慢』から出来た作品であるが、神々が結婚した後にヒュブリス(傲慢)だけが残っていた。ヒュブリスは絶世の美女ゆえに相手がいなかったが残った神ポレモス(戦争)はベタ惚れで行く先々についていった。
ヒュブリス(傲慢)の後にポレモス(戦争)が起こることから、ヒュブリスシンドローム=傲慢の後には揉め事が起こるとされた。
「傲慢性症候群は同じ地位にいると次第に謙虚さを忘れて、偉くなるある種の人格性障害と考えると良い。」
・しつけや教育の目的は快感原則を現実原則に変えるところにある。
・イネイブラー?要は「太鼓持ち」、逆らわない、ヨイショする。
・今門は支配欲求と特権欲求が強い男だ。「権力を振りかざして相手があたふたするさまを、残酷な眼差しで見ていることさえある」?まさにその通り。
・リミットセッティング=許容範囲を明確に示すこと
・ルサンチマン=憎悪を表すフランス語。要は敵意や憎しみを抱いている人物のこと。 -
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オレ様化する人たち あなたの隣の傲慢症候群
2016/6/20 著:片田珠美
傲慢な人は、「過去の栄光」をよすがにして、現在の自分を課題評価していることが多い。目の前の現実をきちんと認識できず、現実否認に陥ることもある。そうなると一層、「過去の栄光」を持ち出さずにはいられず、悪循環に陥りやすい。
本書の構成は以下の7章から成る。
①傲慢症候群とは
②今日も隣にいる「オレ様」族
③暴走する人に共通する素地
④悪の芽を育てる最適環境
⑤個人にとどまらない恐怖の被害実態
⑥あなた自身がつぶされないために
⑦気が付けば予備軍かもしれない
本書のような類の本を読むときはそれに対処するためと自分がそうではないかのかそうならないようにどうすべきかというようなこともしっかり考えながら読むことにしている。
オレ様といえば、ジャイアン。
ジャイアンは周りの愛から笑って許されるものの、日常生活のオレ様は許されたものではない。
この世にはドラえもんの秘密道具はない。自分で気づき、治し、それに対応していくしかない。道具はないが、気づきと処方箋として本書を活用したい。 -
Posted by ブクログ
■はじめに
怒らないこと、感情を表に出さないことがいいように思われているが、抑圧した感情は、別のところから、何らかの形で噴出する。
なので、感情は我慢するのではなく、大きくならないうちに、小出しで出していくこと。それが精神的安定につながる。
■キレる人はターゲットを狙う(P125)
キレて怒りを爆発させる人、感情的になる人は、実は相手を見てキレている。
「こいつなら多少キレても大丈夫だろう、何も言い返してこないだろう」と見積もった相手だけを狙って、感情を爆発させている。
そのため、大人しい人、自己主張しない人が、彼らの餌食になりやすい。
感情的になっている人への対処法(P155)
■感情を爆発させている人への3ステップ対処法。
1・聞く
何はともあれ、まず話を聞く。話を聞くことで、
1)相手がキレている原因が分かる
2)相手に話をさせることで、こちらが言い返すリスクを抑えることができる
3)相手の話をきちんと聞こうとしていることをアピールできる
などのメリットがある。
2・キレてる人の状況を想像する
自分を相手の立場に身を置いて、何が怒りを引き起こしているのかをつかむ。ともかく、相手の気持ちを理解しようとする姿勢を見せること。
3・別の見方があることを伝える
相手がキレてる理由を読み取り、「これにはこんな見方もありますよ」と別の視点を提示する。相手が冷静さを取り戻せば、納得してもらうこともできる。
ただし、場合によっては相手がますますキレる可能性もあるので、きちんと話を聞き、相手を理解した上で、別の視点を提示する。
■キレてる人へのNG(P164)
キレている人にやってはいけない3つのこと。
1・怒りを抑えようとする
2・こちらに落ち度があったとき、それを認めない
3・相手の振る舞いを模倣する(=相手と同じことをやり返す)
感情的な人との付き合い方6つの方法
■感情的な人の特徴とは?
■ある程度話を聞き流す
■少し距離を置いて接する
■感情的にならない
■できるだけ複数で付き合うようにする
■どこかで相手を肯定する
第1章 感情的にならずにいられない人
第2章 なぜ、こういう人が生まれるのか?
第3章 もしかしたら病気かもしれない
第4章 すぐ感情的になる人を生み出す環境
第5章 怒っている人に対してやるべきこと、やってはいけないこと
第6章 処方箋――うまく怒る方法