白河三兎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに惹かれて購入した。教師の自殺に揺れる高校生たちの償いの物語だ。
章ごとに視点が変わり、それぞれの秘密が暴かれ、教師自殺の真相が紐解かれる。
クラス内階級や学校生活を何事も無く過ごすためのサバイバルの描写が心にちくり⋯
青春とは自由であると共に、反面とても窮屈なものであったことを思い出した。
舞台が理系の特進クラスなだけに、登場人物は皆、口が達者だ。理論的な思考に長けたキャラクターたちの交わす会話はとても丁々発止で、読んでいてハラハラする。この人たちには絶対に口では勝てないと思った。
壮絶な「償い」が繰り広げられるラストシーンが圧巻のひと言だ。タイトルの意味を回収する -
Posted by ブクログ
ネタバレ「キヨコ」はタフで、でもそのタフは痛みを感じないんじゃなくて、痛みに耐えるタフさなんだと思う。
そのタフさで弱くて嫌いなコンプレックスだらけの醜い「進藤ひかり」を「キヨコ」は隠していたと思うと胸が痛い。
無駄に真っ直ぐな高野とどこか淡白で薄情なシンペー。
キヨコを助けようとする二人は全然違うけど両方とも間違ってなんかないと思う。
個人的に印象的だったのは
「誰かの屍の上に俺らの世界は成り立っている。だけど、謝るな。償うな。死者の恩恵を受け入れて無駄にするな。それが嫌ならとっとと死ね。(要約)」
とシンペーがある事件がきっかけで引きこもりになった高野に言いはなった場面。
みんなが受け入れたく -
Posted by ブクログ
女子高生の青春ゲートボール物語
この要約した一文から受ける印象とは読後感がまったく異なるけどね
とりあえず、公式のあらすじ
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女子高生(JK)×ゲートボール(GB)! 彼女と出会うまで、僕は、青春を知らなかった――。
皆が振り返る清楚系美人の沙都美。
その中身はなんと口を開けばゲートボールのことしか話さないスポ根少女だった――。
妙なきっかけから助っ人を引き受けた僕は、競技の魅力と、彼女のひたむきな思いに惹き込まれていく。
でも、僕は未だ知らなかった、彼女の情熱の理由も、その胸に抱えた秘密も。
ゴールへ向かう一条(ひとすじ)の光の軌跡に、青春のきらめきの -
購入済み
青春だねぇ
ゲートボール部の物語だけど、主人公含むゲートボール部員3人の生い立ちがメインで語られる。それでもゲートボールの面白そうな感じは伝わる。
ゲートボールでの部活動がメインとか、試合や大会で熱い展開がいっぱいみたいなのを期待してしまうと少し違うかも。でも青春感はしっかりありつつ、キャラの個性的な性格の理由もきっちり語られて、一冊で満足感ある物語だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルや裏の説明書きにある「キヨコ」の不思議さに惹かれて読みはじめた。登場人物は一人一人過去や現在に話したくないことを抱えており、それらの奇妙な人間関係が物語の中心となる。キヨコは高野と付き合ったが、高野が不登校になったあたりから黒田とキヨコの付き合いが長くなりどのような関係になっていくのかというところも読んでいて面白かった。また後半にかけてキヨコの秘密がどんどん明らかとなるところも必見であり、ラストの「終章」では黒田の大人になったときの描写でお姉ちゃんが出てきて、お姉ちゃんなんていたっけ?と疑問に思った。しかし、ドイツ製の家電屋の話からもしかして?と思ったらそのまさかのキヨコが養子となり黒
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Posted by ブクログ
ネタバレ中学生としてはその過去から常に冷めた客観的な思考を持つ主人公が転入した中学で出会う、キヨコとの奇妙な関係。
向日葵、うさぎ、里親制度、通り魔事件、年金不正受給など多くの伏線が張られており最後まで読者を楽しませてくれるし、何より中学生の心の襞をとても的確に、納得性を帯びながら提示してくれる。
第13章大当たりでの表彰シーン、第14章高貴での父子のラーメン屋でのシーン、第15章もっと陽のあたる場所でのキヨコとの絶頂の戯れ、第16章道化師での滑り台下での告白で、冷めた主人公の感情が開放され躍動し、盛り上がります。
主人公にとっては少々残念なラストではある。高野家がキヨコを養子にする展開を読みたかった