白河三兎のレビュー一覧

  • ケシゴムは嘘を消せない

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    私を知らないで で白河さんいいな、と思い購入。

    相変わらずの言葉選び使い方は好きです。
    読んできた著者の中ではトップ。

    内容は個人的にそこそこ…でした。

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    2014年01月19日
  • もしもし、還る。

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    さくっと読み終わった。
    クロスカッティング(っていうのかな…)で現在?と過去の話が交互に語られていくんだけど、読み始めはイマイチよくわからなかった(^^;;
    読後感もイマイチすっきりしない感じはあるかなぁ。

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    2014年01月03日
  • 君のために今は回る

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    最近注目している作家、白河三兎さん。今回は観覧車の地縛霊となった女の子が出てくるファンタジー小説。1週15分の閉鎖的な空間である観覧車を舞台に観覧車で占いをするオジサン、盗聴癖のある観覧車の係員の男、観覧車でお見合いをするかぐや姫のような美女……さまざまな人の思惑が絡み合ってみえてくる真実とは。果たして彼女は成仏できるのか?多少人を選ぶかも知れないけれど、魅力的な書き手だと思う。2013/391

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    2013年12月30日
  • 君のために今は回る

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    ネタバレ

    なんだか不思議なお話でした。
    観覧車のゴンドラの地縛霊になってしまった千穂と、猪突猛進型の銀杏。
    二人の視点が交錯しながら紡がれていく物語。
    周りを取り巻く人々も随分と癖のあるタイプで、象徴的に用いられる観覧車に乗せて、それぞれの思惑がくるくると回っている。
    バラバラに見えたそれぞれの欠片が、運命の歯車が噛み合っていくかのようにいつの間にやら収まっていったという感じ。
    雰囲気は嫌いじゃ無いです。
    ただ、感想を聞かれると"なんだか変わったお話"というのが正直なところ。

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    2013年12月20日
  • もしもし、還る。

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    前半に、ばらまいた小さな伏線を過去と現在からめて回収するのは見事だけどキャラクター薄っぺらくて描写が物足りないかも

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    2013年12月10日
  • もしもし、還る。

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    「私を知らないで」がすごく良かったので、著者の違う作品もと思い、手に取る。

    気がついたら、砂漠の電話ボックスに閉じ込められるというトリッキーな設定。トリッキー系は感情移入しずらく苦手なんだよな。
    主人公の何か欠落しているのではと思うほどのクールさや、客観視し困難な状況でも淡々と話が進んでいく様は著者味を感じる。

    「ぐるぐる」と「さらさら」

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    2013年11月21日
  • 君のために今は回る

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    めぐって、まわって。。。
    観覧車も、人間関係も、人生も。
    自分勝手だけど、やさしい人たちのファンタジー。

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    2013年11月15日
  • もしもし、還る。

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    ★★★☆☆
    驚愕シチュエーションのSF
    【内容】
    異様な暑さに目を覚ますと、「僕」は砂漠にいた。そこへ突如降ってきたのは、ごくごくありふれた電話ボックスだった。

    【感想】
    "朝起きたら砂漠にいた。空から電話ボックスが降ってきた"って脅威の設定から始まります。
    設定のすごさに前半は読むのが止められません。

    が中盤でちょっとネタバラシがあったくらいからダルくなります。
    でも後半は一気に盛り返します。

    要するにちょっと詰め込みすぎだったので、逆に単調になってしまったのでしょう。
    あと、どうもキャラが立たないんだよな。全員著者の頭のなかの人って感じで同じ造形です。

    『フォー

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    2013年10月25日
  • もしもし、還る。

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    白河 三兎 『もしもし、還る。』 (集英社文庫・2013年9月)

    SFミステリと銘打ってはいるものの、SFというほどサイエンスじゃなく、ミステリというほど謎が解かれるわけじゃなし。

    リーダビリティは上々、さらに構成力もなかなか。
    同世代の作家が持ってないものを持っているのは確か。
    しかし登場人物すべてに共感しづらい。
    書きたいことは理解できるが、こういう話にする必然性を感じない。
    しかもラストはどうやってもこの着地点しかないところに無難に着地。

    うーん。あと2作、読んでみよう。
    65点(100点満点)。

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    2013年10月04日
  • もしもし、還る。

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    「私を知らないで」的な作品を自分勝手に期待したせいなのだろうが、SF仕立てのミステリ小説とも呼ぶべき本作には肩透かしをくった感が否めない。「村上春樹」臭のする会話がやや鼻につくが、両親の愛情に恵まれないまま成長し世俗とのつながりに苦悩する若者の姿が活写されている。

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    2013年09月29日
  • もしもし、還る。

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    白河三兎の最新作。ミステリ作家として、またSF作家として、技量があるのはよく分かるんだけど、話としてはあまり面白くなかった。途中で読むのをやめようと思ったくらい。「プールの底に眠る」や「私を知らないで」と違って、胸キュン要素が皆無だったのが個人的には不満だけど、そこは私の趣味と合わなかっただけだから仕方がないか。(それに、SFはあまり好きじゃないんだよね…)

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    2013年09月29日
  • 君のために今は回る

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    観覧車から出られない地縛霊・千穂。その親友で真っ直ぐに生きる銀杏。
    二人の視点から語られる物語は、観覧車の様に回っていく。

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    2013年09月09日
  • 君のために今は回る

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    前作が余りに素晴らしい作品だった故に
    今作の期待値はかなり高い...というハードルを
    やんわり...といなした様な印象の残る作品だった。
    上手いと思うし、登場人物たちのどこか
    浮き世離れしたキャラは愛すべきもので
    読んでいて惹き付けられます。

    コンプレックスを抱えながらも自分に
    正直に強く活きる主人公「銀杏」。その元カレで
    盗聴魔の「エッチ」。さらに未来を視る事の出来る
    占い師、男を言葉で攻撃する美人の「かくや姫」...
    そして観覧車のゴンドラから出られない幽霊の「千穂」。
    様々な人物達が巨大な観覧車にそれぞれの思いや
    人生を託し、ゴンドラは回る。そう、君のために。
    そんな群像劇で恋愛ストー

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    2013年07月02日