白河三兎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
★★★☆☆
驚愕シチュエーションのSF
【内容】
異様な暑さに目を覚ますと、「僕」は砂漠にいた。そこへ突如降ってきたのは、ごくごくありふれた電話ボックスだった。
【感想】
"朝起きたら砂漠にいた。空から電話ボックスが降ってきた"って脅威の設定から始まります。
設定のすごさに前半は読むのが止められません。
が中盤でちょっとネタバラシがあったくらいからダルくなります。
でも後半は一気に盛り返します。
要するにちょっと詰め込みすぎだったので、逆に単調になってしまったのでしょう。
あと、どうもキャラが立たないんだよな。全員著者の頭のなかの人って感じで同じ造形です。
『フォー -
Posted by ブクログ
前作が余りに素晴らしい作品だった故に
今作の期待値はかなり高い...というハードルを
やんわり...といなした様な印象の残る作品だった。
上手いと思うし、登場人物たちのどこか
浮き世離れしたキャラは愛すべきもので
読んでいて惹き付けられます。
コンプレックスを抱えながらも自分に
正直に強く活きる主人公「銀杏」。その元カレで
盗聴魔の「エッチ」。さらに未来を視る事の出来る
占い師、男を言葉で攻撃する美人の「かくや姫」...
そして観覧車のゴンドラから出られない幽霊の「千穂」。
様々な人物達が巨大な観覧車にそれぞれの思いや
人生を託し、ゴンドラは回る。そう、君のために。
そんな群像劇で恋愛ストー