白河三兎のレビュー一覧

  • 君のために今は回る

    Posted by ブクログ

    観覧車のなか
    ふたりの会話をきいて1日をすごす幽霊と
    青春小説。

    綺麗なひとも、
    きたないひとも、
    実は同じくらい。

    おもらしろかったー。

    0
    2013年09月04日
  • 他に好きな人がいるから

    Posted by ブクログ

    タイトルから青春物語かなと思いましたが、青春でもありミステリでもある不思議な話。

    スクールカーストがリアルに描かれている。
    何を言うかじゃなくて、誰が言うか。
    急に空気が変わる感じとか、ちょっとした言動で浮いちゃうのとか。

    強くなり過ぎた承認欲求の行き着く先。
    現代でも起こり得るような展開に、ぞわっとしました。

    個人的には結末が不完全燃焼でした。

    0
    2025年08月20日
  • 私を知らないで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私を知らないで

    銀行員の子供として転入を繰り返しているが故に、シニカルに一歩引いて考える主人公の少年と同じ時期に転入してきてクラスを揺さぶるもう一人の少年。そして、クラスから無視されている美少女。
    様々な学校でのエピソードによって微妙に変わる三人の関係が、学園祭と通り魔事件で大きく動くとき、少女の秘密が。。。
    竹蔵もひねた性格なので、ある程度は理解できますが、こんな中学生いないだろう?というところが残念です。
    それから、少女の謎もある程度途中で推測できてしまうところもいまひとつ。
    この作者の物語は、プロットや謎から組み立てる作り方だと思いますが、もう少しそれを見えないように組み立ててくれると

    0
    2025年08月06日
  • 私を知らないで

    Posted by ブクログ

    「辛い現実をいっぺんに受け止めきれないから泣いて少しずつ現実をほぐそうとする。きっと人間はそう創られているのだろう。」

    0
    2025年05月28日
  • プールの底に眠る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    不眠症を抱えて少し冷めた日々を過ごす高校生の少年と、過去のいじめが原因で心を失くした中学生の美少女との一週間の交流、そしてその幻影を引きずって大人になった彼の現在とこれからを描く青春小説。
    メフィスト賞受賞作だがミステリらしい伏線は少なく、人間臭い恋愛小説として読むべき作品。登場人物はみな魅力的だが、もって回った言い回しや吹っ飛んだ行動から現実離れした印象も受けてしまう。超絶美人を「美人」として書ききった点は評価したい。
    そういった点も含めて、「彼」の一人称での世界を切り取った作品なのだと理解した。

    0
    2025年05月12日
  • 私を知らないで

    Posted by ブクログ

    ミステリー要素もありつつ楽しく読めたが、ラスト。そこに着地するのねという感想。中学生の学校生活でのヒエラルキーや、人間関係なんかはリアルだった。しかしラスト。これは好みが分かれると思う。私の好みではなかったが、こういうお話が世の中にあっても良いのかもしれない。

    0
    2025年01月31日
  • 冬の朝、そっと担任を突き落とす(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    3.7/5.0

    全体的に最初から最後まで不穏なムードが流れる学園ミステリー。
    クラスのカーストを描いた誰もがどこか心当たりを感じる内容。

    0
    2025年01月06日
  • 私を知らないで

    Posted by ブクログ

    シンペーの彼女のファインプレーが印象的。
    終盤はそんな展開ある?!って驚きました。まあ、みんな幸せならOKです。笑

    0
    2024年11月14日
  • プールの底に眠る

    Posted by ブクログ

    厨二病っぽい文章で、そんな高校生いるかよ、中学生も。と思って読み進める。読みやすい文章だけど、少々鼻につく感じ。
    ただ、展開の中での小説ならではのギミックや構成には感心した。
    面白くはあったけど、好きな文章ではないなぁ。

    0
    2024年09月19日
  • プールの底に眠る

    Posted by ブクログ

    びっくりするほど主人公が好きじゃない。
    所謂悟りを開いたかのようなダウナー系隠キャ男子なのに、スポーツ万能陽キャ女子から好かれるのも、中2病的美少女に好かれるのも納得いかない。しかも、最後は何もかも思う通りのものを手に入れた上で、コレジャナイ感をだしてるアラサーとか痛くて見てられない。

    0
    2024年06月24日
  • 神様は勝たせない

    Posted by ブクログ

    3.5

    サッカーのPKで0-2の絶対絶命から物語はスタート。
    次を止めなければ負ける状況で5人の選手たちの葛藤や心情を描く青春ストーリー。
    中学生らしい悩みを抱える者もいるが

    最終的には思わぬ展開が…

    少し話しはよめてしまうが面白い作品だった。
    これはただのサッカー小説ではない…

    0
    2024年05月07日
  • プールの底に眠る

    Posted by ブクログ

    裏山で自殺しようとしている少女“セミ”と出逢ってしまった少年“イルカ”。
    少年が、美しく闇を持った少女に恋をした7日間の記憶を30歳となり父親となる“元イルカ”が、たどり当時の気持ちに決着をつけようとする。
    プールの底から、見上げた景色を描こうとした感じは、その揺らぐ少年少女達から伝わりました。
    子供の頃の思い出は、プールの底から見上げたような記憶なんだろうと思った。


    由利は、どうなっちゃったかは、気になるところ。

    0
    2023年11月04日
  • 冬の朝、そっと担任を突き落とす(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    読み終わるのにかなりの時間がかかった。
    生々しい高校生の実態‥スクールカーストをまざまざと見せ付けられた感じがした。

    0
    2023年08月15日
  • ひとすじの光を辿れ(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    普通の青春小説でした。。。白河三兎なのに。
    ゲートボールが奥の深いゲームだと言うことは良く分かった。

    0
    2023年07月30日
  • 私を知らないで

    Posted by ブクログ

    転校生の主人公とクラスの遠巻きにされている女子「キヨコ」のお話。
    普通の中学生ものかと思いきや、後半各々の家庭事情がつまびらかになるにつれ事件が大きくなっていく。最後は上手くまとまった感じになったけど、もう少しその合間の出来事を読みたかった。

    0
    2023年07月14日
  • プールの底に眠る

    Posted by ブクログ

    中盤までは青春のほろ苦さを思い出しつつ面白く読めたんだけど終盤の失速感が残念だった。
    由利が結構いいキャラだったんだけどセミとイルカの物語を描きたかったのなら由利を出す必要はあったのかな?
    デビュー作だから色々欲張りすぎちゃったのかなって気がした。
    特に最後の終章が説明的でご都合主義過ぎたかなぁ。

    0
    2023年06月29日
  • 私を知らないで

    Posted by ブクログ

    中2の思春期、引っ越し族の心理と開き直り、取り巻くクラスの視線や教師の対応など皮肉も込めた鋭い洞察に感心して読み進めたが、ひまわりの花が出て来たあたりから話が変な方向へ行ってしまって白けた。

    0
    2023年01月31日
  • 冬の朝、そっと担任を突き落とす(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校の担任とクラスの生徒が肉体関係を持ったことがばれて、担任が自殺、生徒が不登校になる。そのクラスの生徒たちの視点で描かれる贖罪の物語。

    なんか、色々読みにくい小説だった。伏線の意味(翼、自転車、途中退場の中西さんとか)が汲み切れず、どこかおいてきぼりをくらったような印象。

    それにしても、最近の子供たちって生きづらい高校生活を送ってるもんやねぇ。俺らの青春の辛さってもっと浮世離れしたもんやったと思うけど、生々しいわ。

    0
    2023年01月11日
  • もしもし、還る。

    Posted by ブクログ

    読んでいる途中にレビューを見て、『なんだかぼやっとした読後感』と言っている人が多かったから不安だったけど私は『ぼやっ』がよかった。
    SF小説丸出しのくせしてエンタメだけじゃない感じ。親とわだかまりを抱えている身として、主人公には感情移入してしまいました。

    0
    2023年01月08日
  • 十五歳の課外授業

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    当初から平凡な始まりで期待していたほど大きな波もなく、ユーカに翻弄される卓郎と彼を取り巻く友人とのやりとりが表現される。
    教育実習生:薫子と卓郎の関係も開始早々明かされ、卓郎のトラウマの原因もそれとなく示唆されている。
    後半になり卓郎が色んな部分でチョイスをミスしてしまい、様々な人間関係が壊れ出してしまったところから一気に展開が進み、最後に卓郎が気づいた『自分』の行は非常に良く、爽やかな結末になったと思う。
    表題の意味も頷けるものであった。

    0
    2022年12月19日