あらすじ
「死にたがりなの」? 僕が白兎の被り物をした少女と出会ったのは、朝焼けに染まるマンションの屋上だった。バケタカと呼ばれ命知らずな高所自撮りをSNSに投稿する彼女に、町中の若者が熱狂し正体を暴こうとしていた。言われるがまま、僕は彼女のカメラマンを引き受けてしまう。バケタカは次々と危険な撮影を成功させるが……。どうしようもなく切ない初恋の物語。
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Posted by ブクログ
閉塞感のある街のマンションの屋上から始まる、高所自撮りを投稿する白兎の被り物の少女と彼女のカメラマンを引き受けた少年の物語。
すべてを読み終えたときに何を思うか……
Posted by ブクログ
エピローグに、わかるんだけど、わからなくもないんだけど、わかる気もするんだけど(段々弱まっている)、でもフィクションなんだからもう一歩踏み出しちゃっても良いのに!となった。
素直に勘違いをしていた(むしろそのまんまなそれを望んでいた)為に兎人間と彼女が上手く重ならなくて、坂井が彼女を好いている気持ちは正直ピンと来ないのだけれども、でも好きなんだろう?!意気地なしめっ……と思ってしまう。
そもそもふたりとも自己完結型で、なんだか最後までそうで。
大事に取っておきたいという気持ちはとても初恋らしくてわかるけれども!となる。勝手に。坂井サイドとして。
ちゃんと向かい合う荒っぽい口調の峰がすき。
うっかり「本当は坂井も(あの時点ではああでもなんかこう)そうなんじゃないのう」とか疑うくらいすき。(再読必須)
さらっと流れるけれどラブレターの件の先生はふつうにひどい。
西本くんにはなんかへんな誤解をしそうになりがちだった。何故だ……。