木下けい子のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
主人公の本当に望むこと
つがいのものは蝶々でさえ疎ましいというお年頃の主人公。一人で規則正しい毎日を送っていて、何も不満はないはず、なのに。人肌恋しくなってしまった時に居合わせた男性が、ご近所さんだったのが運の尽き、いえいえ幸いだった。本心は、人一倍愛されたくて可愛がられたいさびしんぼうなのだ!
しつこいくらいのうざい愛情を向けてくれる人と出会えて良かった良かった!
眠り王子…とちょっとだけリンクしていて、巻末におまけがついています。
ハッピーなお話です。 -
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結構可愛い
性悪というほどでもないです。過去に受けた屈辱をバネに努力を惜しまない執念がありますので、そういう人間臭いところを愛でてください。見栄っ張りというか、世間的評価を重視する俗物ではあります。でも、そんな人でも恋の前には純なのですよ。
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ニヤニヤ
ラストは声を出して吹き出しちゃいました(笑)
前半は恋愛もエロ要素も全くな無いけど、後半にテンポ良く入ってます。
二人が恋愛関係になってからは、ニヤニヤしながら読めました。
天才で高飛車な攻めがすごくいい感じでした。
一巻だけなんてもったいない!!続編無いのかな?
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ネタバレ 購入済み
本当に好きで好きで(笑)
この作品が、世に出てくれて、めちゃくちゃ嬉しいファンの一人です。
同級生で、最初から両思いで、付き合いが長いカップルのお話ですが、日常生活の中の幸せな二人の紆余曲折を読んで、ほっこりできる作品は稀だ思います。何度読んでもやっぱりいい。誰の側にもありそうで無い幸せを感じられる作品です。変わらないことを大切にする、という1節が心に残りました。 -
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にやにやしながら読みましたよ
前作の「好きで、好きで」が大好きでw穂木と志方のカプが本当に良くて、しみじみ良くて、続きを読みたいなあと強く思っていたので、この作品が出てとても嬉しかったです。安西先生があとがきで、この作品は2人のド日常だと書いてましたが、その日常の物語が読んでいると、何とも言えず幸せな気持ちにさせてくれるのです。
作品中で穂木の夢の話が出てきますが、2人の出会いの必然をおとぎ話のようなエピソードに喩えて描いてあり、穂木君じゃないけれど2人は本当にずっと一緒なんだなあと安心した次第です。
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Posted by ブクログ
「好きで、好きで」の続編。雑誌で既読していて、書き下ろしを楽しみにしていました。
付き合ってもう10年以上になってる志方と穂木の、その後の様子です。ますますラブラブなのにニヤついたり、波風立ってちょっとハラハラしたり、ほろっとさせられたり…
よくある日常風景かもしれないけど、そこを丁寧な心理描写でグイグイ読ませる、センセのスゴ技が光っています。
相変わらず志方が好きすぎて、少々お疲れの穂木w
そこへ穂木の甥のチビッ子をお世話するというミッションが投入され、いろいろありながらもほのぼのとした家族の風景に。志方の意外な父親力を見ることができました。柊と遊ぶ志方に胸キュン。
なのに、穂木は自分が志 -
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良かった〜。続刊欲しいです。
繊細な感じの絵はお話の内容にもすごく合っていて、美しい絵画や映画のような印象が残りました。
途中切なくて、涙がポロポロ。
心理描写が良くてどのキャラにも共感でき、惹かれるというか、皆可愛いというか。
ここで完結?? だとしたら、寂しいな〜。
もう少し、その後の花屋敷の人達の物語を見たい、知りたい。
作者さん、夏 冬も描いて下さい♥ お待ちしています。
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泣いちまった…(T-T)
篤史さんの怯えた恋心がせつなくて、自分を価値ある存在だと思えない辛さが痛々しくて、胸を掴まれるような気持ちになり、泣いてしまいました…
そんな篤史さんを、率直にあたたかく辛抱強く解きほぐしていく宮村氏。感動でまた泣いちまった~
幸せになってね!きっといつか篤史さんのママとも和解できると思う、宮村氏がいれば… 月村先生、すてきなお話をありがとうございました!木下先生の挿し絵もあかずきんも、すごくステキでした! -
Posted by ブクログ
恥ずかしい…!ずっと恥ずかしさでジタバタしながら読み終わりました。
「CHERRY」でもそうだったけど、『羞恥ラブコメ』ってジャンル作ったら月村センセはきっとナンバーワンですよ。
こちらは大好きな「眠り姫にキスを」のスピンオフですが、前作読んでなくてもまったく問題ナシです。
ただ、私的には思ってた以上に宮村が話に絡んでいたので嬉しかったです。単に蛍の同僚程度の登場かと思っていたので!
すごく意固地でひねくれた性格の蛍が、酔っ払ってウサ晴らしに柄にもなく恋人代行業を利用しようとしたのがきっかけで、とんでもなくこっ恥ずかしいハメになってしまいます。
蛍がかわいげなくて対人スキルもゼロで、はらはら -
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上半期ベスト5
高評価にしばらく気になってた本作、スゲーいい。篤史のともすると及び腰すぎるジメっとしたスタンスも宮村のソツなく無邪気ではあるもののいざって時に無神経スレスレで押し出しが強いところもそれはそれで人間臭さがあって好感持てたし共鳴出来る感覚がいっぱいでした。篤史の過去は家庭環境からして確かに不憫ではあったけれどお日様のよーな宮村とその仲間たち(笑)がその分これから温かく見守ってくれるんじゃないかな、うんそーだといいなって思う。BLばっか読んでるとつい「同性同士への障害意識」の垣根が低くなりがちですが、本作読んで現実にはストレートの人に恋しちゃった同性愛者の切ない苦悩を実感したような錯覚を覚えました。
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購入済み
一番かも
木下さんの作品で、一番好きでした。
イケメンリーマンの前半のふと見せる大人の男な感じと、「ふ」と笑う隙と、後半の大人だけど…大人なのに…な感じ、たまらなかったです。