木下けい子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ雑誌で読んだ時、涙腺崩壊したお話!
天涯孤独で全てを無くしてしまった青年が、最後の晩餐を憧れのビストロでと願うところから始まる、切なくてあったかいラブストーリーです。
葉くんのこれまでの人生が、都会の一角で置き去りにされた孤独と貧困に喘ぐ若者の姿そのもので、ブラックなバイトや空腹感、絶望感がリアルに迫ってきて、悲しみがこみあげてきました。
そんな葉くんを救ったのは、「最後の晩餐」にと選んだ憧れの小さなビストロの店主、瑠可です。
全てに絶望した薄幸の葉くんは、自分が世界で一番不幸で生きる意味もないと思い込んでいて、なにもかも信じられない精神状態なので、瑠可からの厚意を素直に受け取ることができません。
そんな葉への瑠可の接し方が素晴らしかったです。
葉が遠慮したり負担に思わないように、わざと「無銭飲食」を理由にして手元に置いて面倒を見てあげるとか…!美味しいごはんで生きる気力を養いつつ、生きる自信がわくようにちゃんと仕事も頼んだりとか、心遣いがハンパない男前です。
葉はなかなかポジティブに物事をとらえることができなくて、悲観的で、瑠可に対する想いがどんどん大きくなってるのにそれもいけないことだと思い込んでいて、どうなることかと心配させられました。今幸せなことも分不相応で、いつかガツンと不運がやってくると思ってる…
だから瑠可の一挙一動に一喜一憂なんですよ。瑠可の優しさが裏目に出てしまうような事態も勃発して心配させられましたが、誤解がとけたシーンでは本当にほっとして涙、涙でしたよ…
エロ的には愛がものすごく感じられて甘い展開で、じんわりと萌え。
楽しみにしていた書き下ろし「いつまでも、いつまでも」は、両想いになって周囲にもラブラブが漏れてる二人が沖縄へハネムーン?旅行。
こんなに幸福の絶頂なのに、愛想をつかされないようにと気を使う葉くんの健気さが好きです!この献身的な姿に、瑠可への強い愛を感じずにはいられないのです。
そして、瑠可の元カレの登場がきっかけとなって、やっと葉の遠慮がちな態度が修正されて、よかったです。瑠可も本音がいっぱい出てた!ラブラブでキュンキュンなこころあたたまるエンディングでした。
木下けい子センセのイラストがぴったりすぎです。月村=木下のドはまりぐあいが最高~! -
購入済み
紙でも持っているけど
大好きな作品なのでやはり電子でも欲しくなり購入。
何よりも作品の世界観、雰囲気がいいのです。(挿絵を描いている木下けい子さんの作品とのコラボもあります)
主人公は甘やかされまくった御曹司です。お兄様からも可愛がられています。学生をしつつ、上流階級独特の繊細な感受性が売りの文筆家。しかも仮面作家で素性は秘密。お母様譲りの美貌の持ち主。どんだけてんこ盛りなんだ?と笑ってしまいます。
まあ、こんな生まれ育ちでは仕方ないのですが、とってもプライドが高くて、負けん気も強いのです。
でも、行動力もあるし、素直で好奇心も強くて可愛い面もあります。
こんな彼が恋をしてしまったから、もう大変。心で泣きながら、意地を張って周囲を振り回すところなんかたまりません。
可愛い仔猫が一生懸命になっている姿を彷彿とさせます。
松前先生もこの可愛さにほだされたのでしょうねぇ。
-
購入済み
一冊なんてもったいない
「普通の生活」がしてみたくて可愛い王子様が庶民の高校へ転入されました。世間知らずだから、見るもの全てが新鮮で楽しく、そして初恋も。キャラクターみんな可愛いお話も楽しい。この一冊で終わりだけれど、キャラクターをフルに活躍させてドタバタもまじえ、初体験までを描いた続巻があったらいいのに。
-
ネタバレ 購入済み
泣けたわー
最終巻。この話は読んでいて本当に辛かったけど最後まで読んで良かったです。先生の生き方って分かるんですよ。好きな人はいるけど言わないで友達付き合いして、趣味は星を見ること。仕事をしっかりしていて特に困らない。でも、実は、恐ろしいほど孤独。誰かが自分の近くに来て初めて気付くのです。この孤独に。まさか、イケメンリア充生徒が彼の心の琴線に触れて、孤独を自覚させるとは!有岡の成長っぷりよ!傲慢で凶暴なガキだったのに、恋をして相手を傷つけて・・・後悔して悩んで悩んで・・・諦めた。
この諦めたところに涙しましたよ。人生、どうにもならないときがある、これを受け入れるのが相手への最後の愛情である場合も。押せばいいってもんじゃないのよ。偶然の再会を果たし、
先生は自分から有岡へずずずいっと歩み寄ります。
今なら間に合う??バッドエンドもあってもいい??
最後まで結構ハラハラしました。
-
Posted by ブクログ
モテメン部下×デキる上司のリーマンもの。
はっきり言って、私的に萌えがツボど真ん中でした。
33歳の白鳥は、ひそかに9歳年下の佐伯に絶賛片想いしてる、めちゃくちゃかわいいツンデレ美人さん。佐伯に対する反応がいちいちかわいい!。表の上司の顔と、心の中でジタバタしてるギャップがとってもかわいい(3回目)のです。
白鳥をそこまでトリコにしてしまった佐伯なんですが…彼がほんとに最高でした!まさに恐ろしいほどの勘違い製造機!!
なんなの、そのパーソナルスペースゼロの距離感ww誤解を招くような好意的な言葉ww
最強の無自覚なタラシです!佐伯にこんな態度されたら白鳥じゃなくても会社の老若男女問わず全員カンチガイしておちるよ~無理無理
背中越しの近すぎるあいさつとか、心臓止まっちゃいますよね。
そんな罪な男なんだけど、本人には微塵も下心がないのがいいのです。しかも、どこまでも優しくて思いやりがあって誠実な人。本心からの自然な気持ちが言葉や態度になって表れてるんだなって伝わってきます。
妄想の恋が専門だったゲイの上司と真面目で無自覚なストレートの部下が、少しずつ心を開いて恋人同士になるまでの様子にキュンキュンしまくりでした。
Hシーンは朝チュン的だったけど、濃厚ベッドシーンなんか必要ないくらいドキドキさせてもらいました(笑)
とにかく、白鳥のジタバタ加減とモノローグが笑えるしかわいいしで、呼吸困難になりかけました… -
購入済み
純朴なのにイケメンが好きな智紀と全てが完璧すぎるミチル??直純
騙されてもいいから付き合いたいと必死に願うところが健気でキュンとします
木下作品の中でも好きなお話です -
購入済み
正直者の方言王子
思わず笑いがこぼれます。アプリで知り合ったミチルさんと偶然会えたと思ったら実は人違い。気付かぬままに誘われるともちゃん。ミチルさんが想像以上のハイスペックかつ世慣れた遊び人。いい人とはお世辞にもいえない男。幼なじみのかなちゃん(田舎ではぶっちぎりイケメン)と本物のミチルさん(人気作家)の二人もともちゃんを気に掛けている。ともちゃんは騙されても弄ばれてもいい!と偽ミチルさんへ恋心を募らせていくわけで。続きが楽しみ!!
-
ネタバレ 購入済み
辛い道でも進むのが恋
泣けたわー。
切ね-。
勘弁してくれー。
先生の好きな人、津田の身勝手さや明後日な思いやりが(親友ゆえの甘え混じりプラス酔っぱらっていたりとか)がちょいちょい顔を出す。
先生は惚れているから何でも受け入れてきた・・・はずなのにね。
一方、暴力を振るった相手は生徒だって許せないはずなのに、
反省して己を責めて、もがいてあがいて・・・それでも好きだと苦しむ姿に
不思議と親近感を覚えてしまう。進路まで変えようというのだ。しかも、進路をだしに自分に近づこうなんて下心もなしに。
諦めて諦めて生きてきた自分の心をかき乱し、解放してくれる相手が、生徒。
続きを待つのがしんどい。
木下けい子先生は、キスブルー以来大好き。
-
購入済み
俺の恋人は誰なの?
面白かったです。記憶喪失になった自分の部屋に見慣れぬ衣類やアレコレが。どうやら男性の恋人がいたようだ・・・。でも、会いに来てもくれない。別れたのかな?なんて日々悩める赤羽くん。その不実な恋人の正体にたどり着いた後の赤羽くんの言動が良かったですね。また、恋人の言動も個性的です。
-
購入済み
心に痛い
最近は、甘めの作品が多かった木下作品。今回は心も身体も痛みを伴う。
気が付いたら好きになっていた・・・ステキな恋の始まりのはずが、相手には好きな人がいる・・・。表情でわかってしまうほど自分は好きなのに。
切なさと苛立ちで大事な人を傷つけてしまう。
要領良く生きてきた高校生が知る恋の痛み。
続きが怖いけれど楽しみです。
-
ネタバレ 購入済み
主人公の本当に望むこと
つがいのものは蝶々でさえ疎ましいというお年頃の主人公。一人で規則正しい毎日を送っていて、何も不満はないはず、なのに。人肌恋しくなってしまった時に居合わせた男性が、ご近所さんだったのが運の尽き、いえいえ幸いだった。本心は、人一倍愛されたくて可愛がられたいさびしんぼうなのだ!
しつこいくらいのうざい愛情を向けてくれる人と出会えて良かった良かった!
眠り王子…とちょっとだけリンクしていて、巻末におまけがついています。
ハッピーなお話です。 -
購入済み
結構可愛い
性悪というほどでもないです。過去に受けた屈辱をバネに努力を惜しまない執念がありますので、そういう人間臭いところを愛でてください。見栄っ張りというか、世間的評価を重視する俗物ではあります。でも、そんな人でも恋の前には純なのですよ。
-
購入済み
ニヤニヤ
ラストは声を出して吹き出しちゃいました(笑)
前半は恋愛もエロ要素も全くな無いけど、後半にテンポ良く入ってます。
二人が恋愛関係になってからは、ニヤニヤしながら読めました。
天才で高飛車な攻めがすごくいい感じでした。
一巻だけなんてもったいない!!続編無いのかな?
-
ネタバレ 購入済み
本当に好きで好きで(笑)
この作品が、世に出てくれて、めちゃくちゃ嬉しいファンの一人です。
同級生で、最初から両思いで、付き合いが長いカップルのお話ですが、日常生活の中の幸せな二人の紆余曲折を読んで、ほっこりできる作品は稀だ思います。何度読んでもやっぱりいい。誰の側にもありそうで無い幸せを感じられる作品です。変わらないことを大切にする、という1節が心に残りました。