あらすじ
家出した妻の実家であるパン屋と連れ子の双子を抱え、太一は二十四歳にして人生投げやり気味だ。そこへ店舗の買い手として現れたのが、高校の同級生・長谷部。太一が売ることを渋ると、彼はパン職人として店でバイトさせてほしいと言う。忘れたい記憶につながる男と関わりたくはなかったが、いきいきとパンを作る長谷部はやがて太一の日常になくてはならない存在へと変わり……? 日常と恋を優しく描く、月村奎の原点。
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パン屋の話はなぜかそそられる
特にパン好きなわけではないけど、なぜかパン屋の話はつい手が出ちゃう
今回も当たりでした
作家さん買いではあるんだけれども
経営不振のパン屋の再建と子ども達との絆と、若気の至りの後悔と家族との確執が入り混じる、複雑なような、でも本人の意固地な思い込みだけのような…
家族がテーマのホッコリする話です!
パン食べたい。
2011年の作品を加筆修正した作品のようです。
泣けるし、パンを食べたくなるし、困る。
最初はここからどうBLになっていくのかなと不思議でしたが、ちゃんとBLになっていくところが面白かったです。
とりあえずパン買ってくる。
Posted by ブクログ
既読だったけど、ほとんど覚えてなかった^^;月村さん作品で、こんなに受けの第一印象が良くないのははじめてだった(苦笑)けど!やっぱり月村さん作品!そんな印象が、読み終わる頃には何このかわいい人〜〜!になってました(笑)しかし長谷部はいい人すぎる。太一のあまのじゃくっぷりにも全然怒らず受け入れてしまえる包容力っ!パンになぞらえてるとこは笑っちゃいましたね〜(笑)発酵してるとかコッペパンとかw書き下ろしの長谷部視点もすっごく良かったです!!子供達やじいちゃんとのやり取りも微笑ましくてほんわかしました。
パン好きなので
読み始めからドンドン惹き込まれて一気に読み終わりました。パン作りのことを色々知れて楽しかったです。☆マイナス1なのは、もう少し未来の話を読みたかったので。奥さんが帰ってきて〜の未来の話、希望で。(笑)
Posted by ブクログ
パン職人×子持ちパン屋オーナー(?)同級生再会もの。
受け目線。攻め目線かと勘違いしてました。
BLというより家族愛の色合いの方が強いかな。大人(受け夫婦)の事情で振り回される双子ちゃん。小生意気な兄と病弱な弟が無邪気で可愛かった。
物事は色んな角度があるんだなぁと月村作品読むといつも感じる。不器用な愛情(家族間の)を描くのが秀逸。
Posted by ブクログ
受が離婚したものの既婚者で子持ちという月村さんにしては珍しいケース。受が悲観的というか将来に希望を持てずにイライラしているので、個人的に好きになれず。そんな受を攻がいい方向に導いていくのだけど、受を好きになれないとちょっとつらいかも。