柳美里のレビュー一覧

  • 貧乏の神様 芥川賞作家困窮生活記

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    この前に読んでいたのだ「一私小説書きの日乗 野性の章/西村賢太」で、似たようなニオイを感じますね。女西村賢太と言ってもいい。

    露悪的なまでの赤裸々な生活の描写。今回は貧乏がテーマで、ネットは切られ、国保は滞納し、美容院に行く金がないので財布を忘れたフリをする。

    攻撃的な性格。攻撃に値すると思うと徹底して攻撃する。今回は「創」の編集者。非は相手にあるとしか思えないが、双方の意見を聞かないとホントのところは分からない。非があったとしても普通であれば、本人に会って協議、請求し、それに応じなければ弁護士マターになるところを、一方からだけの意見をネットやこうした活字でドンドン出していく。腹がたつと甘

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    2015年06月22日
  • 貧乏の神様 芥川賞作家困窮生活記

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    芥川賞をとった売れっ子の作家が生活苦にあえぐとは…。執筆活動だけでは生活が厳しく、消費者金融に手を出し多重債務者になったことも告白。出版社との印税未払いの顛末記も…。それでも幸せを感じる瞬間があり、貧乏生活を楽しんでいる一面もあるという。作家として、女性として、親として、めいっぱい必死に生きている著者の飾らない生き方を見ることができる。「作家が印税で優雅な暮らしというのは幻想。裕福になろうと思えば、作家なんてやらない」だそうです。

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    2015年06月20日
  • フルハウス

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    ネタバレ

    毒の味がする、
    正直なところ妹が来た時に全て終わらせて欲しかった
    オチが気になる終わり方だった。
    オチが気になると思うのが間違いなのかも知れないけれど、姉と父の揺らぎを妹が壊してくれるんじゃないかと最後まで期待してしまった。

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    2022年06月12日
  • 貧乏の神様 芥川賞作家困窮生活記

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    金銭的な問題ももちろんだが、作家として、女性として、親として、その時々にいっぱいいっぱいに、必死に生きようとしてきた、柳美里の飾らない、壮絶な生き様を垣間見ることができる。

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    2015年05月01日
  • 女学生の友

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    今までずーっと読みたいと思ってた柳美里の本です。
    『女学生の友』と『少年倶楽部』が入ってます。

    うーん、二つともかなーり濃い内容の社会派小説になってるかなぁ。

    『女学生の友』は、定年退職して生きる喜びのないおじいちゃんと、何を喜びに生きていいのかわからない女学生が恐喝するお話。
    老後、今時の女子高生、リストラ、倒産、援助交際、核家族などなど、今時の社会事情をうまい具合に小説にしてるなぁ~。って感じる本。
    なんだか、今の世の中ってこんなに暗くて寂しいのか。。。って思わせる。
    でもね、未菜の言葉はせめてもの救いになってるというか、これがなければ、単なる恐喝事件を促すようなないようになっちゃうの

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    2012年11月26日
  • 水辺のゆりかご

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    柳さんのプロフィール的なことは何作か著作を読んでいて知っていたんだけど、改めてこういう形で読むと、「濃い」と思った。
    家庭環境や学校でのいじめ、って箇条書きみたいにしちゃうと平たく感じちゃうんだけど、読んでる間、最初から最後まで薄闇の中で目を凝らしているような重苦しい感覚なのに、なぜだか軽快に読み進めることができた。
    私も柳さんと同じく高校を中退してモラトリアムと言えば聞こえはいいけど何もせずにただ家に居た時期があった。
    今はこうやって冷静に感想を書けるけど、きっとその時期に読んだら心が揺さぶられすぎていたんじゃないかと思う。特に前半。

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    2012年11月06日
  • フルハウス

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    少女も妻も狂気に満ちている。
    柳美里の自伝的要素も織り交ざり、とてもリアル。
    そして、何処までが現実世界にあったことで、何処までが作者の物語なのかわからない。
    私は狂気を求めているのかもしれない。

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    2012年03月23日
  • 水辺のゆりかご

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    柳さんのルーツのきれ端が見える自伝(私は“自伝”として読んだ)。
    『ゴールドラッシュ』の舞台となった、巨大なパチンコ店のある黄金町で過ごした十代の一時期は、『ゴールドラッシュ』での風景描写を本作に投影したため、非道く心苦しくなった。

    林真理子女史の解説は私の感じていた“柳美里”という作家を気遣う思いやりで充ち、なんだかとても愛おしい。

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    2011年11月22日
  • タイル

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    濃い…。まともな人間が一人も出てこない。

    特に主人公の狂い方が(セリフとか)キてななぁ。

    なんていうか落ち込んでるときに読むものじゃない。

    ホラーといえばホラーかな。

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    2010年11月18日
  • 女学生の友

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    私たち、似ている。世の中に何も期待しない
    退職老人と女子高生。孤独な二人が共謀して巻き起こした恐喝事件の顛末は。衝撃の小学生集団レイプを描いた「少年倶楽部」を併録

    ワロタ。女子高生の無力感はなんとなく解る。退職老人の経験はないからわからないけど。

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    2010年01月22日
  • タイル

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    部屋中にタイルを敷きつめる男。離婚した妻、管理人、女流作家。都会の日常に潜む恐怖と殺意を描いて絶賛された純文学ホラー傑作

    実際こんな殺人したらすぐに捕まると思う。

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    2010年01月22日
  • 水辺のゆりかご

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    昭和四十三年、夏至の早朝、在日韓国人夫婦のあいだに一人の女の子が生まれた—。家族のルーツ、両親の不仲、家庭内暴力、苛烈をきわめた学校でのいじめ、そして自殺未遂…。家庭や学校、社会との、絶え間ない葛藤と軋轢のなかで歩んできたみずからの姿を見据え、類いまれな“物語”へと昇華した感動の一冊。作家としての豊かな資質を示し、読者に生命の力を吹き込んだベストセラー作品

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    2010年01月22日
  • フルハウス

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    「家を建てる」が口癖だった父は、理想の家族を夢みて、本当に家を建ててしまう。しかし、娘たちも、十六年前に家を出た妻もその家には寄りつかなかった。そこで、父はホームレスの一家を家に招き、一緒に暮らし始めるのだが…。第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞受賞の表題作のほか、不倫の顛末を通して家族の不在をコミカルに描いた「もやし」を収録。

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    2010年01月22日
  • 自殺

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    前に読んだ柳さんの本はすごく気持ちが重たくなってしまったんですが、これはまずタイトルに惹かれて。
    そしたらたまたま柳さんだったていう。
    でも逆に、あの話から感じたイメージでこのタイトルを書いたなら読んでみたい! と。
    「やらなきゃいけないことがあるから生きる」みたいなことが書いてあって、それで気持ちが軽くなった。
    私がやらなくちゃいけないことって実はけっこうあって、それが片付いて、誰にも迷惑がかからないようになってから死んでしまえばいいんだよね。
    最近は気持ちが落ち込んだときに、そう思うことにしてます。

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    2013年04月24日
  • 水辺のゆりかご

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    『昭和四十三年、夏至の早朝、在日韓国人夫婦のあいだに一人の女の子が生まれた―。家族のルーツ、両親の不仲、家庭内暴力、苛烈をきわめた学校でのいじめ、そして自殺未遂…。家庭や学校、社会との、絶え間ない葛藤と軋轢のなかで歩んできたみずからの姿を見据え、類いまれな“物語”へと昇華した感動の一冊。作家としての豊かな資質を示し、読者に生命の力を吹き込んだベストセラー作品、待望の文庫化。』
    ◆自伝小説。柳さんは壮絶な人生を歩んできたとは知っていたけど、こんなにもずっと辛い状況だったんだなと、読んでいて胸が痛くなった。それで今は素晴らしい作品を書く人になっていることがすごいなと思う。

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    2009年10月04日
  • 水辺のゆりかご

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    もういいよっていう程までに、何から何まであけすけに書かれている。胸が苦しくなるから一度しか読んでないけど、売れずにずっと本棚に立てかけてある。柳さん、痛々しいけど、放って置けません。

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    2009年10月07日
  • 自殺

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    自分で入れといて何ですが・・・カテゴリ、エッセイか微妙^^;正確には主に対談集です。
    元々、柳さんが好きなので、他の著作はだいたい読んだことがあるんですが、自殺だけはあまりにもものすごいタイトルなもので(笑)、なんとなく読まずにいたんですけど、読んでみたら思ってたのと全然違って、単純に共感できたりしました。
    この本は、自殺がテーマと言うよりも、生における死の位置付けと言うのかな?そー言うことがテーマなんですね。
    本の最後は「その人の生が美しければ、死も美しい」と締めくくられています。

    驕れるものも久しからず、と言います。けれど、明けない夜も、止まない雨もありません。

    時には運を天に任せて、

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    2009年10月04日
  • フルハウス

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    非常に生々しい作品です.
    作者の家庭に対する思念が浮き彫りになっています...
    9歳ころ、初めて手にしたときはまだ複雑過ぎて、内容を上手く理解出来ませんした.
    最近になってやっと、この作品の本質を垣間見れた様な気がします.

    真に恐ろしきは生ける人間

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    2009年10月04日
  • タイル

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    朝の電車の中で読むのは薦めません。狂気に満ちてて好き。
    だけど読み終わったあと、若干情緒不安定になります。

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    2009年10月04日
  • 自殺

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    本屋で見てほったらかしてたら、妙に気になっちゃって買った。「自殺買うまで死ねない」って日記に書いてた。元自殺願望者には興味深い話ばっか。解説は読みやすいよ。

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    2009年10月04日