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Posted by ブクログ 2012年11月26日
今までずーっと読みたいと思ってた柳美里の本です。
『女学生の友』と『少年倶楽部』が入ってます。
うーん、二つともかなーり濃い内容の社会派小説になってるかなぁ。
『女学生の友』は、定年退職して生きる喜びのないおじいちゃんと、何を喜びに生きていいのかわからない女学生が恐喝するお話。
老後、今時の女子...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月23日
大人の滑稽さ、そしてそれと紙一重の位置にあるグロさが浮き上がる。変わった作品だと思った。
『女学生の友』の女子高生も『少年倶楽部』の少年たちも、みな思考が飛躍気味だが、彼らの送る日常の描写はリアルで、近くにいて、いたかもしれないと思わせる。ギャル描写はそりゃ今からすればちょい古とはいえ、当時はいただ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月12日
角田光代と比べてみる。壊れそうな家族をテーマした小説では柳美里の方が大味だ。大味だからこそ、強烈に伝わるものがある。それは痛いとも表現できる。角田光代の小説はありそうで安心できる。柳美里の真骨頂は、振幅が激しく超えてはいけないラインを超えたところににある。より過激で非日常を味わいたい人におすすめだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
この人が描く家族の話にあったかい光景がひとつもないのは、間違いなく彼女のバックグラウンドの影響なのだろうけど、でも、これはこれで物凄く真実だと思う。“家族”と聞いてイメージする、あったかい食卓に笑い声、みたいなステレオタイプな想像って、あくまでも美しい理想でしかない。いや、そうじゃないな。それもまた...続きを読む
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