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一九三三年、私は「天皇」と同じ日に生まれた――東京オリンピックの前年、出稼ぎのため上野駅に降り立った男の壮絶な生涯を通じ描かれる、日本の光と闇……居場所を失くしたすべての人へ贈る物語。
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Posted by ブクログ
この本元々英語で読んでました。海外でも有名らしい。戦後の日本の復興は主人公の様な安価な東北の方々の労働力で賄われていたこと、彼らが社会から見放されて東北地方への玄関である上野でホームレスになっていたこと、知りませんでした。直近では震災もあり報われないやりきれない気持ち。
上野公園にいるホームレスの1人の男の人生を追っていて、ドラマを観ているような感覚。3.11や東京オリンピックの描写もあり、時代のなかに浮き彫りにされている孤独感が辛かった。 他のホームレスの人々も出てくるが、それぞれがどうしてこの場にたどり着いたか、考える余地がある。 実際に作者が「山狩り」を取材し...続きを読むて書いたものらしい。小説を通して、このような世界を描いてもらえて良かった。
淡々と主人公の独白が続く、困難に満ちた生活を振り返る。 そしてある時、この人は今どこにいるんだ?って疑問が湧いてくる。 JR上野駅公園口での静かで激しいクライマックス。 何か今まで経験してなかったモノに触れてしまった気がする。
「音も景色も匂いも全部混ざり合って、だんだんと薄れていき、だんだんと小さくなっていき、指を伸ばせば何もかも消えてしまいそうにも感じられるが、触れる指がない、触れることが出来ない、五本の指に五本の指を重ねることも出来ない。」 身近な人の死に関連して話が進んでいく。明るい話ではない。 長男の死、妻の死、...続きを読む孫の子それぞれ亡くなり方は違うのに、残された方の切なさを感じた。 以前の私ならあまり積極的に読まない本ではあるが、こういった本を味わいたい、心に響くものを読みたいと思えるようになった気がする。
30年くらい前の上野公園を知っているので今の公園の綺麗さには驚きと共に、ホームレスの方達を強制的に排除したであろう背景を思うと複雑な気持ちもある。 人にはいろいろな事情があるということを忘れないようにしたい。やむを得ぬ事情でホームレスとなってしまう・ならざるを得ない場合もあるだろう。 天皇の目にホー...続きを読むムレスの存在を見えないようにするのは国の現実を隠すことにならないのか。
重い。 日本の戦後、東京と東北地方、天皇と市井の民、高齢者と若者、震災と日常、今なお燻るそれぞれの格差を丁寧に拾い上げ、独りの人生を通じて語る。 幸せって何だっけ。
時間が行ったり来たりする。 自分は過去に生きている、という主人公の言葉が印象的。未来の見えなさ。 フィクションにしてはバランスが悪いほど終わらない不幸の連続が、逆にリアリティを感じさせる。この不幸は本当にあるんだと、怖くなった。
短い小説で読みやすかった。 最後まで救われないというか、、 ここで終わるん!?!?みたいな初めての感覚だった。 情景の描き方が上手で読みやすかった。 悲しい、、とにかく、、
以前読んだ時は少々退屈してしまい途中でやめてしまった。今度こそと意気込んだら意気込む必要などなかったくらいに引き込まれた。 きっと心の余裕の問題だったのだろう。 感想はうまく言葉にならないことの方が多いけど、とにかく読んでよかった。 世界の見方が少し変わった気がする。 国のために生き、なにも報わ...続きを読むれず、社会に蹴り落とされて死んでいった主人公の魂。いまの日本じゃいつまで経っても上野公園から離れることができないんじゃないかな、といたたまれない気持ちになる。上野公園にふらりと舞い戻った主人公が天皇に手を振るクライマックスは、圧巻だった。 原発ができる前の浜通りの人々の暮らし、 加賀藩からの開拓のことなど 知れてよかった話がたくさんあった。
一人のホームレスの男の一生のお話。 始まりから不穏で心がざわざわしました。 そして、この男性目線で語られる情景や回想から徐々にわかる状況や過去。 失われる人の描写は切なく胸が締め付けられます。 こんなにも、胸にせまる描写ができる柳美里さん、すごい…ってなります。 家族のために全てを捧げて仕事に邁進し...続きを読むた男。 家族との時間、交友関係、趣味、色々なことを犠牲にして突き進んだ先にあるもの。 その家族を失い、目的がなくなった先にあるものは悲しみと喪失感、絶望。 男はそこから抜け出すことができず、自分を責め、生きることに罪悪感を感じる。 そして、自ら身寄りを離れホームレスになった。 生きるとはなんなのか、考えてしまう。 人には一人一人人生がある。 生きるために精一杯になって生きている人がいる。 生きる目的なんてないのかもしれない。ただ、生きる。 悲しいことの連続で重いです。 回想に胸が苦しくなります。 でも、目を背けたくなることに目を向けさせてくれる作品でした。
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