JR上野駅公園口

JR上野駅公園口

660円 (税込)

3pt

一九三三年、私は「天皇」と同じ日に生まれた――東京オリンピックの前年、出稼ぎのため上野駅に降り立った男の壮絶な生涯を通じ描かれる、日本の光と闇……居場所を失くしたすべての人へ贈る物語。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

JR上野駅公園口 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    淡々と主人公の独白が続く、困難に満ちた生活を振り返る。
    そしてある時、この人は今どこにいるんだ?って疑問が湧いてくる。
    JR上野駅公園口での静かで激しいクライマックス。
    何か今まで経験してなかったモノに触れてしまった気がする。

    0
    2024年10月11日

    Posted by ブクログ

    「諦念」という言葉が先ず浮かんだ。読んでいて愉しい類いの作品ではないが、貴重な読書体験になった。感謝。

    0
    2024年01月20日

    Posted by ブクログ

    細切れに段落が区切られ、世界の絶望的な断絶が感じらる。
    声高に悲惨を叫ぶものではない。淡々と事実を積み重ねていく。
    最後の津波と列車の人身事故の象徴は、全く異なる事実に位置することを物語る。一方は避けられないもの。一方は避けられるもの。
    総じて、追いやられた人の深刻な、生きる難しさがテーマだと思えた

    0
    2023年08月17日

    Posted by ブクログ

    重い。
    日本の戦後、東京と東北地方、天皇と市井の民、高齢者と若者、震災と日常、今なお燻るそれぞれの格差を丁寧に拾い上げ、独りの人生を通じて語る。
    幸せって何だっけ。

    0
    2025年04月22日

    Posted by ブクログ

    時間が行ったり来たりする。
    自分は過去に生きている、という主人公の言葉が印象的。未来の見えなさ。
    フィクションにしてはバランスが悪いほど終わらない不幸の連続が、逆にリアリティを感じさせる。この不幸は本当にあるんだと、怖くなった。

    0
    2025年03月19日

    Posted by ブクログ

    短い小説で読みやすかった。
    最後まで救われないというか、、
    ここで終わるん!?!?みたいな初めての感覚だった。
    情景の描き方が上手で読みやすかった。
    悲しい、、とにかく、、

    0
    2025年02月01日

    Posted by ブクログ

    以前読んだ時は少々退屈してしまい途中でやめてしまった。今度こそと意気込んだら意気込む必要などなかったくらいに引き込まれた。
    きっと心の余裕の問題だったのだろう。

    感想はうまく言葉にならないことの方が多いけど、とにかく読んでよかった。
    世界の見方が少し変わった気がする。

    国のために生き、なにも報わ

    0
    2024年10月22日

    Posted by ブクログ

    一人のホームレスの男の一生のお話。
    始まりから不穏で心がざわざわしました。
    そして、この男性目線で語られる情景や回想から徐々にわかる状況や過去。
    失われる人の描写は切なく胸が締め付けられます。
    こんなにも、胸にせまる描写ができる柳美里さん、すごい…ってなります。
    家族のために全てを捧げて仕事に邁進し

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    この作品は1回だけじゃなく何度も読んで
    読み砕きたくなる内容だった。
    一読では難しさを感じる。

    ただ、ホームレスでここまで読ませる作品も初めて出会ったなと思った。

    0
    2024年05月22日

    Posted by ブクログ

    かつて、司馬遼太郎さんは柳美里さんの作品を「研ぎ澄まされた文章」と評価されていらっしゃったそうだ。
    著者の柳美里さんは2002年にこの小説を構想し始めたとのこと。2006年にホームレスの方々の間で「山狩り」と呼ばれる行幸啓直前の「特別清掃」の取材などを経て、2014年3月に出版された。
    この「研ぎ澄

    0
    2024年03月16日

JR上野駅公園口 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

河出文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

柳美里 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す