柳美里のレビュー一覧

  • 水辺のゆりかご

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    読んだ時期:2007年11月
    柳美里の本が急に読みたくなって手にした作品。
    自伝書なのですが、多くの影のある経験を負っていた方なのですね。
    その心の傷を赤裸々に語っていて、読んでいて心が痛くなりました。
    家族の崩れかけた絆、馴染めない学校、在日韓国人であったために受けた周囲の目等、私には理解できないほどの辛さ、苦しさでした。

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    2009年10月04日
  • フルハウス

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    【メモ】フルハウス/もやし・「フルハウス」家族の再結成を願い理想の家を建てる父、誰もよって来ない、ホームレスの家族を住まわせる、でも既に家庭は崩壊している、幼女性的虐待・「もやし」不倫・もやしを育てる妻、見合いを勧める実母、知恵おくれのゆきと・痛々しくて怖い

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    2009年10月04日
  • 水辺のゆりかご

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    あまりにも壮絶な自伝的小説。アイデンティティを獲得する為の行程(創作)は一生続いていくのか。文章としては稚拙な部分もまだあるがそれを補って余りある。

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    2009年10月04日
  • 水辺のゆりかご

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    柳美里さんのはじめて読んだ作品。思春期の私の心には、今までに経験したことのない経験と、感情にぐっさり刺さっていた。

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    2009年10月04日
  • 水辺のゆりかご

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    著者の自伝的エッセイ。作家にたどり着くまでの壮絶な人生が綴られています。どこまでが真実(現実?)なのかわからなくなるほど、えらいことになってました。カバーイラストのなごやかさとのギャップが激しすぎる。

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    2009年10月04日
  • 水辺のゆりかご

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    小学生の時に母にすすめられて読んだ。それから暫く柳美里耽読していた時期がありました。おもしろかったです。
    これは柳美里の自伝のようなものなのだけど、多分小説よりもおもしろい。
    この前読んだ高田馬場〜は迷走している感じがしたなぁ…

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    2009年10月04日
  • 水辺のゆりかご

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    自らの在日2世として生きた個人史をつづったエッセイ集。世界へと結びついてはいないが、『8月の果て』のプレリュードといっていいだろう。見開き外祖父「梁任得」を中心とした家系図も出ている。「私はなぜこんな早すぎる自伝めいたエッセイを書いたのだろう。過去を埋葬したいという動機はたしかにある。私が書いた戯曲の主題は<家族>であり、その後書きはじめた小説もやはり<家族>の物語からのがれることができなかった。p.268」「今年のはじめに、15歳のとき自殺を試みた逗子の海岸に行った。p.268」『8月の果て』のモデルとなった15歳で海に飛び込み自殺するナミコの年齢と同じ年齢である。

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    2009年10月04日
  • 自殺

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    昔よく読んでいた柳美里の本。最近はほとんど読まなくなったのは彼女の話がいつも同じ方向に向かっているからではないかと思っている。

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    2009年10月04日
  • 水辺のゆりかご

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    柳美里さんの半自伝とフィクションが混在している本。在日だったこともあり、多くの困難に直面した人生だったようだ。それを乗り越え、今に至る彼女を尊敬する。

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    2009年10月04日
  • 女学生の友

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    この人が描く家族の話にあったかい光景がひとつもないのは、間違いなく彼女のバックグラウンドの影響なのだろうけど、でも、これはこれで物凄く真実だと思う。“家族”と聞いてイメージする、あったかい食卓に笑い声、みたいなステレオタイプな想像って、あくまでも美しい理想でしかない。いや、そうじゃないな。それもまたある意味では物凄く真実なんだけどな。どっちが正しいとか、ないんだろうな。どっちも正しいんだろうな。そして、ここに出てくる登場人物は、どの人もみんな凄い孤独。友達がいても、家族がいても、誰かと一緒でも凄い孤独。これもまた真実。誰かと寄り添って生きていく事は心強くて頼もしいけど、きっと永遠に誰かに寄り添

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    2009年10月04日