灰原薬のレビュー一覧
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百鬼夜行の真相に迫り、道真が世界の広さを感じる10巻。
異文化交流(?)に勤しんだり、昭姫のもとで経理を(イヤイヤながら)学んだりと、道真の見聞を広める本巻となりました。 -
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与えられた「才」をどのように使うか。8巻が与えられた「環境」をどう使うかを考える巻だとすれば、本巻は「才」。
道真は自分の出自や才能についてその活かし方を模索し始めます。そんな時、藤原基経と対面する。物語が動き出す。 -
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道真、大いに迷いそして悩む。
自分のおかれた環境が持つ既に与えられた力と自身が独力で勝ち得た知力。未だ二つの力の使い方がわからない。
学問のあり方を問うようになり、もう一歩の成長の兆しが見えます。 -
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藤原多美子の入内を契機に様々な人々の様々な思いが巡り巡る第7巻。
政治の道具だと理解して入内の日を待つ藤原高子。何も教えられず、何も知ることもなく政治の道具として入内する藤原多美子。どちらも藤原氏…恐ろしい。 -
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寧さまと昭姫の件も、源融の件も、久しぶりに菅原道真と在原業平がタッグを組んで事件を解決しています。
間に挟まれた幼少期の道真と島田忠臣とのエピソードが、これからの道真の行く道を暗示しているようで気になります。 -
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藤原氏の動きが暗躍からだんだん表立ってきます。
藤原基経が奏上して開催された「魂鎮めの祭」。もちろん裏があります。
菅原道真が伴善男と接点を持つ5巻。少しずつ歴史が動いていきます。 -
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若くて真っ直ぐな菅原道真と清濁併せ呑む在原業平。2人が仲違いして、いくつかの事件を解決して仲直りするまでが4巻。
若い菅原道真も人たらしな在原業平もキャラクター造詣が素晴らしいです。 -
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エピソードの裏には必ず藤原氏の闇がある。
道真の兄、吉祥丸の死の真相が語られる3巻。兄思いの道真の人間らしさがこのエピソードの救いでしょうか。道真の成長に繋がるといいな。 -
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在原業平が出ている以上きっても切り離せないキャラクター藤原高子。出てきてくれて嬉しい。25歳という当時としては高年齢の入内。藤原家でのその扱いは「人」ではなく「道具」。藤原氏の闇が少しずつ描かれていきます。
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在原業平、菅原道真、この日本史のビッグネームがタッグを組んで平安京のミステリーに挑みます。学問大好きでもリアル世界での経験値が足りない道真、一方当代きってのリア充業平。良いコンビです。史実が決まっているからこそ、これからの展開が楽しみです。
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続きが気になる
天神さま、こと菅原道真さまの少年時代の話。当たり前だけど、菅原道真さまにも少年時代があったのね…歴史だと年よりなイメージですが、目から鱗です。
内容が面白いと思います。 -
Posted by ブクログ
業平は大人だねぇ。
この頃は大人になるのが早かったとはいえ、40になっても普通こうはならんやろ。といった益荒男ぶり(時代が時代だけにややこしい)。
というか、桓武天皇の孫なんだな。んで和歌の才能があって大人の駆け引きもでけると。いっ、イケメン。
それにしても、今回は忠臣の怖さが前面に出てたなぁ。Wikipediaさんによると作中とはちょっと雰囲気が違って、”基経と忠臣との関係は主従関係に留まらず、二人の間に取り交わされた漢詩で相手の詩に対する次韻が行なわれていることや、忠臣の弟の死に対して基経が秋の露にあった草の如くうち萎れて傷心していることなどから、個人的にも親密な間柄であったことが窺われ