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きっと誰でも学校の歴史や国語の授業で一度や二度は聞いたことがあるはずの歴史上の人物、在原業平と菅原道真。
かたや「伊勢物語はこのヒトが主人公だ!」と思われるほどモテた上に六歌仙にも選ばれたほどの歌人、かたや神童だったけれど晩年は左遷されて崇りで天変地異を引き起こしたと言われる学問の神様ですが、この作品はなんと、二回り近く歳の離れたこの二人が平安時代の京でさまざまな怪事件を解決していくクライムサスペンスコミックなのです。
業平の行動力と道真の頭脳で問題に挑む姿は、サスペンスとしても十分楽しめるのですが、非常に美しい画がまた素晴らしく、史実とフィクションの絶妙な混ざり具合も先が気になる気持ちを盛り上げてくれます。歴史好きの方にもそうでない方にもオススメです。
道真が気づく
生まれながら家身分に恵まれたものと、苦労して才を開かせたものの背比べ。
中国と違って日本のこの時代に学問が何を成し得るか?
生きていくため、実践のための学問に悪があって思い知らされる。
今後の成長が楽しみになる。
さくさく読める
絵が綺麗なので、違和感無く、さくさく読める。
内容はコナン的な感じ。
主人公が美形じゃないところも、好感度がもてる。
歴史マニアじゃなくても、要所要所に説明があるので、解りやすい。
道真、大いに迷いそして悩む。
自分のおかれた環境が持つ既に与えられた力と自身が独力で勝ち得た知力。未だ二つの力の使い方がわからない。
学問のあり方を問うようになり、もう一歩の成長の兆しが見えます。
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