【感想・ネタバレ】応天の門 9巻のレビュー

きっと誰でも学校の歴史や国語の授業で一度や二度は聞いたことがあるはずの歴史上の人物、在原業平と菅原道真。
かたや「伊勢物語はこのヒトが主人公だ!」と思われるほどモテた上に六歌仙にも選ばれたほどの歌人、かたや神童だったけれど晩年は左遷されて崇りで天変地異を引き起こしたと言われる学問の神様ですが、この作品はなんと、二回り近く歳の離れたこの二人が平安時代の京でさまざまな怪事件を解決していくクライムサスペンスコミックなのです。
業平の行動力と道真の頭脳で問題に挑む姿は、サスペンスとしても十分楽しめるのですが、非常に美しい画がまた素晴らしく、史実とフィクションの絶妙な混ざり具合も先が気になる気持ちを盛り上げてくれます。歴史好きの方にもそうでない方にもオススメです。

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性格は真逆だけど、

匿名 2023年11月12日

大師と比丘尼の件、性格が正反対の源融兄弟が、その性格のどおりの理由で彼女に物を与えている所が笑えた。

美少年の武市丸、どんなたくましい大人になるのか見てみたい!

#笑える #切ない

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2023年10月07日

「書を読んだだけの知識はただの知」「才ある者に力がなければ何にもならない」のちに右大臣として政治のど真ん中で活躍する道真の志でしょうか。才について悩んでいた道真が吹っ切れたように思います。そしていよいよ怪物基経と邂逅です。次巻どうなるか(笑)

#ドキドキハラハラ #深い

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常行様格好いい

2023年03月08日

作者の描く花が素敵。
ノウゼンカズラのオレンジのなんて鮮やかな…
そして夏の旺盛な生命力がこんな風にありありと描けるなんて。

一方で時代の寵児、在原業平のお顔はやや渋く、どちらかというと心ときめきそうなのは常行の目かなぁ。その彼の想い人のお顔は驚いた。

#笑える #アツい #ドキドキハラハラ

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一気読みです

2021年05月15日

絵が芸術的。
内容もなかなか高尚。

読み終わったら、改めて最初から読んで、1回目で読み取れなかった部分を再確認するのが楽しみな作品。
1度の完読じゃ終らない。

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Posted by ブクログ 2019年08月31日

ここ数巻モヤモヤしていた、出自や才能についての問答に道真なりの回答を出した様子。
そして、比丘尼が移動してたから京都から長岡京の距離について調べてみたけど、ざっくり10kmぐらいやな。思ったより近かった。

トオルちゃんのお庭発表会で、基経と道真が出会う。
そうか、基経と道真はあった事なかったのか。

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Posted by ブクログ 2019年08月06日

知を知っている者と知らない者の差と使いかたについて考えさせられました。
道真に少し道が見えてきた・・・?

それにしても藤原家こわー。

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Posted by ブクログ 2018年10月10日

今回は割とポップに笑えるエピソードも合ったんですけど(傾国の美少年)最後の最後で不穏…!
物語の核が動き出す感じ。

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Posted by ブクログ 2018年07月11日

面白かった。業平さまの立ち位置がギャグみたいになっててる。応天門の変の結果は授業でわかっているけれど,マンガではどう書かれるのか楽しみ。

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Posted by ブクログ 2024年03月23日

大師にいつもこんないたずらを、と言われる道真。
獣の出る山道を行くのに一番強い武器を置いていくのは馬鹿のすることというのは確かにその通りなのだ。

業平の言う、自らの道を選べぬ者の方が多いのいうのも悲しいかなその通りで、だからと選べる者が遠慮したところで何の役にも立たない。
才あるものに力がなければ...続きを読む何もできない。

大師に貢ぐのを嫌悪する人が御仏に寄付をしようと青海尼に寄付するのがなかなかいいオチ。

常行が、業平が小雪姫を見たら「減る」と言うのが面白いし
溺愛ぶりが微笑ましい。

知は知らぬものから奪うために振るうものではない
は良い言葉だった。

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2023年11月23日

平安の世を感じることができる。
貴族の都合で遷都され取り残された人々の救いの尼僧。
またお稚児さんへと望まれる童の話。
どちらも貴族の欲望の深さが凄い。

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2023年11月23日

どんな不可思議に思えるものでも真相がわかれば何のことはないこと。
それでも人はいろいろな思いをめぐらせる。
巻末とうとう会ってしまった。

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九巻目

匿名 2023年11月17日

かつて陰陽寮に在籍していたが人員整理のため辞めさせられた古川幹麻呂は陰陽寮で得た知識を悪用して作成した暦を都の人達にばらまきその暦に書かれている占いを信じた人たちの家から物を盗むということを繰り返していた。
それを推理によりたどり着いた道真によりつかまってしまう。
どうして得た知識を悪用したのか尋ね...続きを読むた道真は彼が食うためにやったことを知ったことで、逆に自分が貴族の息子であるが故に知らないうちに優遇されている事実を突きつけられる。
こもりきりで書を読んでいた道真を見かねた在原業平は彼を鷹狩りに連れ出した。
そこで二人はある比丘尼に遭遇する。
その比丘尼は手から米を出し農民からありがたがられていた。
青海尼と呼ばれた彼女の香に覚えがある業平は……。

仕掛けのある奇跡を見定めようとする道真が少し元気を取り戻したようなのでよかった。

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2020年03月23日

与えられた「才」をどのように使うか。8巻が与えられた「環境」をどう使うかを考える巻だとすれば、本巻は「才」。
道真は自分の出自や才能についてその活かし方を模索し始めます。そんな時、藤原基経と対面する。物語が動き出す。

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Posted by ブクログ 2018年08月01日

業平様がすっかりギャグ要因になってしまって大変可愛いです。源兄弟は揃って同じ女に貢いでるし、シスコン常行様はデブ専だし、業平様は尻を狙われるしで笑えるシーンが多くほのぼのしたのだけど、藤原が絡むと一気に不穏な空気…。

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Posted by ブクログ 2018年07月16日

今回も道真、業平が大活躍の9巻。ただ、段々道真が大人になっていきますね。巻末で道真のお兄さんのことを思い出した……そうだ、その話どうなるの?

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最後の一言で

2022年06月13日

今後全てが楽しみになる。
藤原家とのドロドロが始まるのだろうと思われますが。
メインのお話はかわいい男の子を巡ったある種くだらない争いだったので、この巻の評価は低めです。

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Posted by ブクログ 2018年07月15日

もう9巻になったのね。応天門の変まで一体どれだけかかるんだろ。始まった時は、10巻ぐらいで、終わる感じかと思ったけど、すっかり、平安バディ謎解き路線になっちゃって、このままいつまでもやってそう。道真君には、あまり積極的に謎解きに関わって欲しくないです。彼の魅力はツンデレですから。

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