【感想・ネタバレ】応天の門 13巻のレビュー

きっと誰でも学校の歴史や国語の授業で一度や二度は聞いたことがあるはずの歴史上の人物、在原業平と菅原道真。
かたや「伊勢物語はこのヒトが主人公だ!」と思われるほどモテた上に六歌仙にも選ばれたほどの歌人、かたや神童だったけれど晩年は左遷されて崇りで天変地異を引き起こしたと言われる学問の神様ですが、この作品はなんと、二回り近く歳の離れたこの二人が平安時代の京でさまざまな怪事件を解決していくクライムサスペンスコミックなのです。
業平の行動力と道真の頭脳で問題に挑む姿は、サスペンスとしても十分楽しめるのですが、非常に美しい画がまた素晴らしく、史実とフィクションの絶妙な混ざり具合も先が気になる気持ちを盛り上げてくれます。歴史好きの方にもそうでない方にもオススメです。

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購入済み

2023年10月11日

今回は業平の出番が少なかったですね。探偵の出番というより市井のっ困った人たちを手助けするようなお話が多かったというか。因縁をつけられて困っている人とか捨て子の里親探しとか言道が天女と戯れる話とか(笑)

#ドキドキハラハラ #深い #カッコいい

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Posted by ブクログ 2021年04月04日

14巻が出たと聞いて調べてみたら、13巻を買いそびれていたことが発覚し、2巻まとめて購入(^^;;
13巻のオビ裏にあった「ミニ冊子『応天の門』言の葉集」応募者全員プレゼント!!の文字が気になると同時に、買いそびれていたことが悔やまれる(当然、とっくに締め切りは過ぎている)orz

心に残った道真の...続きを読む言葉
「貴族の暇つぶしに試されるようなことはもうたくさんなんですよ」
「私のせいだ 私が私情を挟んでやりすぎたから…」
「やるべきことだけをしていればよかった 余計なことをせずに」
「いいえまさか 何も存じません」
「ともかく私は余計なことをするのはやめたんです」

道真よ、たしかにお前の行動に傲慢さや下心が皆無だったとは言わないけど、お前のする「余計なこと」は決して本当に余計なことではないし、権力欲に塗れた化け物のような貴族たちに囲まれてはいても、お前らしさは失わないでほしい
と、心から彼に語りかけたくなります。
各巻の収録作は以下のとおり。

〈13巻〉
①土師忠道、菅原道真と遇する事(承前)
②紀長谷雄、竹薮にて子を見付くる事
③都言道、山中にて天女に惑わさるる事
④業平、重陽に花を求むる事

〈14巻〉
⑤在原業平、伊勢に呼ばれる事
⑥藤原良房、病に臥す事(続く)

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Posted by ブクログ 2020年12月29日

いまNHKもしくはNetflixでハイクオリティ実写化してほしい漫画No.1
ひきこもりの天才学生の菅原道真と京で噂の艶男・在原業平がバディを組んで京で起こる怪奇を解決していくお話。基本1話完結なので気軽に読んでみてほしい。菅原道真がホームズ、在原業平がワトソンの役割をしているのだけどしっかり身につ...続きを読むいた知識とそれを正しい方向へ活かすことのかっこよさが詰まっている。
重苦しいものではなく爽快感があるのですっきり読める。楽しい。

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購入済み

なんとも切ない

2020年10月26日

源信と忠道の話が切ない。互いを必要とするほんわか系の最高の主従だったのに。忠道が幸せになるように願いたい。信も源一門として融らと頑張ってほしい。

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Posted by ブクログ 2020年09月22日

最初読んだ時から好きだったけど、やっぱ好きだなあって思って1巻から久しぶりに読んでる。
この道真めっちゃ好きなんだよな。
ひねくれたところがまた可愛い。

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購入済み

道真が成長している。

2021年06月13日

道真の絵が、段々成長している。
ゆっくり成長していく様を絵で表現するのは、スゴい!

内容はいつも通り、トラブルを道真が解決するお話し。
業平が自分でなんとかしようとしても、結局道真が解決する。
安定の内容だけど、意外なあの人が道真と敵対する?
どうなるの?

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Posted by ブクログ 2020年11月01日

#漫画 #応天の門
赤子の話は良い話だったなぁ……しかし、道真が学生であろうと無理矢理しがみついても、難題と政治の色々には巻込まれていくのは……どうなっていくんだろう。

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Posted by ブクログ 2020年09月15日

灰原さん、話の作りが上手になってませんか。
始まった頃は、いいけど人気は出ないかもと思ってましたが、随分売れてるみたいですし。
元々、道真が可愛くないのが売りでしたが、最近はすっかり開き直った感があってよろしいです。

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Posted by ブクログ 2020年09月12日

道真の意趣返しをカウンターで打ち返す伴善男、貴族社会で揉まれた年数の違いとあくどさを見せつけてくる。
赤子の話しは勧善懲悪ですっきりとは言わずともほっこりよかったねえで終わってよかった。「れっきとした嫌がらせです」と宣う道真も。
鬼婆つよい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月16日

大納言、もう少し気持ちの良い男かと思ったが。
道真が「弓引く」行為と受け止めるとも思わなかった。
赤ちゃんの話は信心深い人を騙しているような気持ちがして
少々微妙な気持ちになった。
山姥の話はあまりにも道真が気の毒すぎて
しばらく静かに過ごさせてあげたいところだが
業平との絡みがないのは少々寂しい。

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ネタバレ購入済み

はああ

2022年06月14日

やっぱり大納言は好きになれない。
信心深い源信様がどうにか幸せになれますように。
長谷雄も愛嬌はあるけどなかなかの輩だよなと思ってしまう…双六の踏み倒しだの女関係だの。
でも今回はきちんと赤子を守れて良かった。
そして言道さんも山で何やってんの…。
クライムサスペンスとは程遠い巻だった気が...続きを読むします。たまにはいいけどね。

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