【感想・ネタバレ】応天の門 5巻のレビュー

きっと誰でも学校の歴史や国語の授業で一度や二度は聞いたことがあるはずの歴史上の人物、在原業平と菅原道真。
かたや「伊勢物語はこのヒトが主人公だ!」と思われるほどモテた上に六歌仙にも選ばれたほどの歌人、かたや神童だったけれど晩年は左遷されて崇りで天変地異を引き起こしたと言われる学問の神様ですが、この作品はなんと、二回り近く歳の離れたこの二人が平安時代の京でさまざまな怪事件を解決していくクライムサスペンスコミックなのです。
業平の行動力と道真の頭脳で問題に挑む姿は、サスペンスとしても十分楽しめるのですが、非常に美しい画がまた素晴らしく、史実とフィクションの絶妙な混ざり具合も先が気になる気持ちを盛り上げてくれます。歴史好きの方にもそうでない方にもオススメです。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

イケメンよりおじさん達の忖度

2022年03月15日

凄く楽しかった、社会人位からより楽しめそう。期間限定割引中だったので五巻まで買いましたが、どんどん読み進めたくなります。内容も余り深堀りせず、凄く絵が上手いのもあって、何がどうなってるのかが分りやすい。イケメンを探して読む方には、わりとおじさん達のやり取りです。なので道真が出るととても若く思える。美...続きを読む女率はそれなりに高いと思う。

#アツい #ドロドロ

1
購入済み

ほとんどホラーな親子

2020年10月18日

良房、基経の悪人顔にゾクゾクする!特になにかの拍子にちょっとだけ歯が見えてる時なんぞ、ホラーです。帝がかわいい坊やなだけにおかわいそう。世にも恐ろしい大人の世界に一人だけちょこんと座って頑張っている帝を応援致しますぞ!あ、もちろん道真たちも!

1
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月27日

主上が本当に謙虚な方で、きちんと全ての臣下を
労おうとされるところが素晴らしいだけに
裏で権力者の意のままにされそうで不安になる。

針をなくしたのは良くないが、小さい子をあんなに殴らなくても。時代なのだろうか。
道真が見つからなかった時の為に針を用意していて、
自分もずるい大人の側だったと気がつく...続きを読むのが示唆的。

お祭りでいつになくはしゃいでいる白梅がとても可愛い。
御上は当然良かれと思ってのことだし、民としても喜ばしいことだけれど
警備する方は本当に大変だ。というかこれだけの人がいて広範囲では
完全に未然に防ぐのは不可能だと思う。

毒入りの可能性に気づいていたのに酒を飲み、かつ息子には飲ませない大納言の機転と勇気に感服する。
父親に毒が盛られたとわかった中庸が助けを求めるのが
道真というのが、もう運命に巻き込まれていたのだなと思ってしまう。
知識しかないと言いつつ道真はしっかり行動力もあって
一家のお人好しな気質も相まって結局中枢に食い込まざるを得ないのだろう。

0
無料版購入済み

基経の陰謀の行方

2023年11月19日

何より基経が恐ろしい・・・・次々と陰謀により他の勢力を貶めようとして、面長で典型的公家の表情に隠れた陰鬱さ・・・・いつも通り道真の活躍で解決され、残念ながら業平は余り出番が無し。これからの展開が楽しみです!

#ドキドキハラハラ #怖い #ダーク

0
ネタバレ無料版購入済み

壮絶!

匿名 2023年11月11日

今回は、毒を盛られた伴善男を助ける話が壮絶だった。

道真はもちろん薬師でもなく、毒の対処法は書物で読んだ知識のみ。

政に関わりたくない道真だが、だんだんその才が知られてきた感じ。

タマちゃんと毛生え石の話も良かった。

#ほのぼの #ドキドキハラハラ #深い

0
購入済み

2023年09月27日

平安探偵物語を通り越して平安クライムサスペンスの様相を呈してきました(笑)でも当時の人にとっては相手の命を奪ってでも自家の勢力拡大を図るのは現代同様なかったわけではないですよね。調べてみると結構血なまぐさい事件も起こってます。

#ドキドキハラハラ #深い #カッコいい

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月06日

再読。神泉苑での御霊会メイン巻でした。改変はされてましたが丁度このあたりが、宝塚歌劇団「応天の門」でも中心エピソードでした。
基経の策略と引っ掻き回す豊城、射られても「そなた(基経)の余興かと思うたぞ」という食えない良房おじ。
道真は藤原・反藤原どちらの勢力につくかと、善男が助からなかったら命の危険...続きを読むも…なとんでもない事態に巻き込まれてしまいました。この時代は加持祈祷でなんでも治そうとしてるのはやっぱり怖いなぁ。
伴善男の胆力。おかしいと気付いてうまく息子がお酒呑まないようにしてたのさすが。帝の前だぞ…って普通はなりそうです。
あと、基経は怖いんだけど、常行も内裏ではまともな感覚かと思いきややっぱり藤原かぁとなります。
長谷雄はなんだかんだ良いやつ。ラストからの昭姫さんの関係者っぽい人にはちょっと邪な女好きさが出てたけど、祭りのときも白梅ちゃんエスコートしてて面倒見が良いです。昭姫さん、唐では後宮で働いてたのかなぁ。

コラムも今回も面白かったです。御霊会の次のページが雷に逃げ惑う人々、この祟り起こしてるの菅原道真じゃないか。。
芋粥も芋の粥だと思っていました。山芋的ないもを煮て甘味加えたやつか…おやつの方なのね。確かにこれなら高級そうで食べ過ぎられるとちょっと、ってなる。

0
購入済み

強烈

2023年02月07日

毒に対する対処をすぐやれ、と言われても。

道真だから、医学もやることになるのかな。

知識を得て、応用して人助けをする。

見事な人生!

#胸キュン #アツい #ドキドキハラハラ

0
購入済み

表紙が怖すぎるけど

2020年10月10日

藤原氏のおぞましさを語るにふさわしい。
祭で一体何が起きるやらと思っていたら…。
それにしても最近は道真公の単独プレイが多いので少し残念です。

0

Posted by ブクログ 2019年08月25日

表紙の藤原基経が悪い顔過ぎるな。
道真と伴善男との間に関係ができたな。
ちょっと気になって、紀長谷雄をWikipediaで調べてみたんだけど、Wikipedia曰く大器晩成型の人で道真よりも長い間中央にいたようです。
応天の門の長谷雄とは別人ようだ。
今後、長谷雄もどうなっていくのか期待ですな。

0

Posted by ブクログ 2017年09月01日

藤原氏の藤原たる所ここに極まれり。とはいえ、敗者もただの敗者ではなく意地と名誉がある。応天門が出てくるのならば当然出てくるだろう伴善男が生き汚くてかっこよい。そして、少しずつ歴史が前に進んでいるのが感じる。菅原道真も伴善男と同じく藤原氏に挑んで敗れた敗者なのだから。

0

Posted by ブクログ 2017年06月01日

藤原家の陰謀が着実に進んで行き、図らずも道長も関わってしまう話でした。
間違えて4巻より先に読んじゃったのでつながっている部分があってもわかっていませんが面白かったです。

藤原家めっちゃ怖い・・・!有利に進めるためなら毒まで盛るのか。
伴善男が妖怪化していてそれも恐ろしい。
魑魅魍魎とはよく言った...続きを読むものです。

読んでいる途中でBSNHKの「英雄たちの選択」で伴善男が関わってしまう事件を思い出しました。
それを思うと彼は本当はどういう人物だったんだろう・・・本当にこういう人だったのかな。

0

Posted by ブクログ 2016年07月30日

藤原基経のはたらきかけにより、神泉苑で催されることとなった「鎮魂めの祭」。
本巻では、その祭の最中に起こる事件が中心に描かれます。
祭の喧騒を嫌い、屋敷でノンビリしていたはずの道真にも、これまでとは桁違いに大きな事件が降りかかり…

望むと望まざるとに関わらず、応天門の内部の権力争いに巻き込まれて行...続きを読むきつつある道真ですが、それでも彼の「目の前の出来事に全力で死にものぐるいで当たり、道を切り開いていく姿勢」に勇気がもらえます。

0
無料版購入済み

2023年11月22日

基経が、こわ~。
権力闘争というのはここまで熾烈なのか、はたまた個人の上昇志向ゆえのものか。
本音を隠さねば生き延びることができない。

0
無料版購入済み

2023年11月21日

表紙からして背筋が寒くなるような基経の冷ややかさが伝わってくる。
毒をもられた伴義男を救うべえく道真は駆り出される。
また政治の世界に関わってしまった。

0
ネタバレ無料版購入済み

五巻目

匿名 2023年11月16日

平安京にて権力を掌中に治めつつあった藤原基経は帝にあることを進言した。
不作や天災、物の怪騒動に民の不満などは帝の御世にあだなす御霊によるものなので魂鎮めの祭りを執り行うべきだということだった。
内裏内で祭りを行うなど前代未聞だが基経のことを信じている帝はそれを受け入れたので前代未聞の祭りの前にして...続きを読む皆騒然としながらも準備に取り掛かるのだった。

魂鎮めの祭り当日。
長谷雄と白梅はお祭りにうきうきしながら出かけて行ったが道真は騒がしい祭りになど興味はなく屋敷にこもっているのだった。
そして検非違使の業平も異例の祭りに神経を行き届かせながら警備に当たっていた。
そんななか藤原義房を狙った矢が彼のすぐ近くに刺さるが……。

藤原氏とそれに対抗する他の勢力の争いが激化してきた。

0
購入済み

基経の顔が恐ろしい

2021年08月04日

今回も道真は、大活躍でしたね。
朝廷の権力争いとは無縁の所にいたいと思うのに、その才智ゆえ、巻き込まれていくんですね…

#タメになる #怖い #ダーク

0
購入済み

2020年02月22日

藤原氏の動きが暗躍からだんだん表立ってきます。
藤原基経が奏上して開催された「魂鎮めの祭」。もちろん裏があります。
菅原道真が伴善男と接点を持つ5巻。少しずつ歴史が動いていきます。

0

Posted by ブクログ 2016年09月25日

藤原氏を中心とする朝廷の陰謀がメインになってきた。道真の師匠がそこに深く関わってるってところが面白い。最近、道真と業平がバラバラに動いているので、もう少しこのコンビの絡みを見たい。

0

Posted by ブクログ 2016年03月14日

道真がゆるやかに大きな流れに巻き込まれていく第5巻。この先、史実通りになるのでしょうか。関係ないけど、今回業平様はあまり出てこなかったね……

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年04月11日

道真・業平でうごく…という巻ではなく、道真が否が応でもまつりごとに巻き込まれていく、からめとられていくというのが如実に表れた巻だった。
後半の長谷雄の話は次巻に続いていて、こちらは道真&業平で解決していくという感じ。
次巻が楽しみ。

0

「青年マンガ」ランキング