灰原薬のレビュー一覧

  • 応天の門 12巻

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    ネタバレ

    盗人の疑いが晴れてめでたし。でも、普段から貴族に鬱憤溜めてるんだろうなというのが見え隠れします。
    隠り世の話もよかった。ヨモツヘグイで脅される業平殿…呪いだ!とかよく言ってた気がするのにこの辺は疎いのかな?
    是則殿、つくづく良い人です。主人に翻弄されまくってるのに忠実だなぁ。

    源信こんな顔で出てたっけ…と思いつつ(確か前の方の巻で融ちんと喧嘩してた気が)、お相撲さんみたいな部下なんかフラグでこわい

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    2024年12月29日
  • 応天の門 11巻

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    ネタバレ

    政から離れていなければ命も危ないのかもしれない…母親の身分が低いとはいえ、今上帝の異母兄ともなると。しかも実は頭が切れそうな感じ。能有様も面白かった。
    善男ちゃんパワフル。鯉も獲れるくらい元気いっぱいだけれど、目の周り真っ黒なの治らないのが気になる。
    紀豊城の病気、痛風かぁ。性病みたいなのかと思ったけどこの頃まだ現地にも出現して無さそう、フランス病とか。。
    …業平殿から「力に押し流されず生きるなら、自身が力となる方法もある」みたいにとうとう言われてしまいました。業平殿〜!

    部下の恋話、笑ってしまった。無機物。愛に貴賎なし

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    2024年12月29日
  • 応天の門 15巻

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    道真が長谷雄に「お前は何してるんです本当に!」と言っているが、
    本当に全くその通りである。
    棚をひっくり返し貴重なものを台無しにした上に
    例えただのお茶だとしても勝手に人のものを飲むなど信じられない。

    医薬が万能なわけでもないのに、治らなければ医師のせいで
    責め苦に合うのは本当に割に合わないとしか言いようがない。

    宣来子もまだ正式に妻なわけでもないのに、道真にとって学校や会社に等しい場所で
    妻だと大騒ぎしたりお腹が痛いと迷惑をかけたり困ったものである。

    融様は直情型だけれど自分が間違っていたらきちんと謝るし
    憎めない方だなと思う。

    業平も度々道真似を頼りはするが、ここぞという時はきちん

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    2024年11月21日
  • 応天の門 10巻

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    藤原基経と吉祥丸の切ない思い出に挟まる、良房父の黒さ。。
    百鬼夜行の一員のウイグル人も切ない。滅亡したから奴隷にされた上に東の果ての国まで。。

    善男ちゃん何しに来たんだろ。また道真の周囲がきな臭くなりそう。

    0
    2024年11月03日
  • 応天の門 9巻

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    ネタバレ

    大師編終了。
    持って生まれた才を存分に発揮して生きていく大師との出会いも、道真の生き方に影響を与えました。
    藤原常行の彼女の弟のお話も強烈…傾国の美少年。
    満を持して登場の小雪姫、良い人そう。業平殿もそうだけど、女は見た目じゃないらしい常行殿もやるなぁ。
    源信と源融の兄弟さ…融ちゃんにはずっと苦労かけられるんじゃ??

    おだちんの藤原基経思い出すなぁ

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    2024年11月03日
  • 応天の門 19巻【電子特典付き】

    購入済み

    気になっていた宴の続き

    いつも通り無事解決したようで、本当に政にかかる余計なことに巻き込まれてしまった道真はこのまま業平にいつまでも言わずにいることもできないのだろうなあ。
    オカルトなエピソードが多い巻でしたので平安時代らしいとも言えるけど好みは別れそうです。

    #ドロドロ

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    2024年10月18日
  • 応天の門 19巻【電子特典付き】

    購入済み

    恨み

    全体が伏線かも、と思わせられる巻。怪しい薬までもが繋がるのだろうか。
    それにしても善男の豪胆は凄い。
    宣来子が実は道真にピッタリかも、と思えるエピソードはほっこりした。

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    2024年07月29日
  • 応天の門 1巻

    無料版購入済み

    平安時代にはまる

    最近、とりかえばやから平安時代にハマって
    色々な漫画を読んでいるけどこの漫画はミステリー要素満載で
    面白かった。

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    2024年07月17日
  • 応天の門 10巻

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    ネタバレ

    長男を失い嫌と言うほどこの世界の汚さを知っている父が
    道真をここに来てはいけないというのはよく分かる。
    しかし道真が、才を役立てるには力が必要と考えるのもまた正しい。
    兄と基経がもう少し違う出会い方をしていたら、
    なにか変わっていただろうか。

    馬頭鬼の始末の話なども懸命に言語を勉強し
    話を聞き出し、刀を返して放ってしまうのは道真らしい。
    それで無事逃げおおせることができるとは
    本人も思っていなかっただろう。

    米算用の帳尻合わせの話も短いが面白い。

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    2024年03月23日
  • 応天の門 8巻

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    ネタバレ

    道真が「馬鹿に興味がない」とはっきり言うところに笑ってしまう。
    才能があっても使い方を間違えれば無能より悪いと思っているのも彼らしい。
    その才能があればもっと、と思ってしまうのが若さなのだろう。

    いちいち聞こえるように悪口を言うのは道真でなくとも
    軽蔑するのは当たり前だ。
    「頭が悪いといらぬ恥をかく」
    「陰口しか能のない馬鹿は帰っていいですよ」
    とはっきり言うのが正直気分が良い。
    角は立つとは思うが。
    しかし言われた時はしーんとしていた癖にまたすぐ悪口を言い始める有象無象、本当に不愉快。
    「本当に学が必要なときはいつだって急に来る」
    は全くそのとおりだ。いざというときの為に常日頃から準備して

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    2024年03月23日
  • 応天の門 9巻

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    ネタバレ

    大師にいつもこんないたずらを、と言われる道真。
    獣の出る山道を行くのに一番強い武器を置いていくのは馬鹿のすることというのは確かにその通りなのだ。

    業平の言う、自らの道を選べぬ者の方が多いのいうのも悲しいかなその通りで、だからと選べる者が遠慮したところで何の役にも立たない。
    才あるものに力がなければ何もできない。

    大師に貢ぐのを嫌悪する人が御仏に寄付をしようと青海尼に寄付するのがなかなかいいオチ。

    常行が、業平が小雪姫を見たら「減る」と言うのが面白いし
    溺愛ぶりが微笑ましい。

    知は知らぬものから奪うために振るうものではない
    は良い言葉だった。

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    2024年03月23日
  • 応天の門 11巻

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    ネタバレ

    能有が言う20年後の発想は確かにそのとおりで
    もしその時が来た時の為に準備をしておくのは
    賢い考え方だとも思う。

    自分のあり方にまだ迷いの見える道真だが
    どうなってもよいよう準備をしておくのは
    悪いことではなかろう。

    白梅が疑われて可哀想過ぎるが、すぐ疑いが晴れて良かった。

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    2024年03月23日
  • 応天の門 12巻

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    ネタバレ

    無実の罪で疑われているのに、訴え人を恨まない道真が偉い。
    自力で解決したのに根回しが良いなどと言われるのもどうにも不愉快だ。自分たちが間違えたのに道真の話を聞かず、偉そうな坊っちゃんとはご挨拶である。
    基経は吉祥丸との思い出が分かってからちょっと印象が変わってきた。

    隠り世の話の中でそんなに京都に憧れるのかという道真に
    道真が唐を夢見るのと同じと言う業平の言葉が中々厳しい。
    お前はそうすればいい、お前の番になったらなというのも痛い。
    祠とはなるほど、流石道真である。
    是則の忠誠心も見上げたものだ。

    タマちゃんが元気そうで嬉しいが、災難なことだ。

    0
    2024年03月23日
  • 応天の門 14巻

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    業平に頭を下げられて「汚い大人だな」と怒る道真が可愛い。

    業平も災難なのに借りを返し律儀だな。
    自力での解決だが、なんだか考え方が道真っぽく感じる。

    基経が何を考えているかがわからないから、牛車に乗せてもらっても
    詩の話をするにしても気を遣い過ぎて大変。
    お兄さんを覚えてくれていたから悪い人だと思いたくない気持ちになってしまうが、果たしてどうなのか。

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    2024年03月23日
  • 応天の門 7巻

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    ネタバレ

    多美子様がとても可愛らしい。
    世の中の嫌なことを知らないまま真っ直ぐ育っていて
    このままでいて欲しいと思う。
    白梅が一生懸命になるところも、その理由にもほろっときた。
    長谷雄がなんでもすると言質を取られているの
    ちょっと笑ってしまったが怖い目にあって気の毒でもある。
    しかし道真と業平の機転と行動力は本当に凄いし、長谷雄のお蔭で多美子が無事で良かった。

    私が女なら喜んで入内すると言われて
    私が男なら兄上の首を掻き切ると言い返す高子様が恰好良い。
    主上と多美子の純粋なのほほんとした会話と現世の落差がすごい。
    娘が道具として使われているという点では同じで
    多美子が父だったと安心するがそれは実は鬼で

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    2024年03月10日
  • 応天の門 6巻

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    寧さんと唐の言葉で話せて嬉しそうな道真は
    いつになく年相応に可愛らしく見える。
    その才を正しく使えと言う寧。
    正面突破の策を考えるだけでなく、見届けると
    自分も出張るところが道真の偉いところ。
    業平もなんだかんだで協力して一芝居打ってくれるのは見物だった。

    ひとつ得をすれば損がついて回るのは仕方ない、
    一人を罰しても別の者に妬まれるだけ。
    忠臣の言葉が暗く響く。
    後からでも、父親にだけでも自分ではなく阿呼だと
    言うだけでは気がすまなかったろうか。
    阿呼のお蔭で一応は解決して空気も少しは良くなって
    あのまま廊下に居たほうがきっと良かったろうに。
    忠臣もまた真面目過ぎるのだろう。

    山桜の話も面

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    2024年03月02日
  • 応天の門 18巻

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    ネタバレ

    純情を利用される中庸、
    肝の据わりかたがダンチな基経、
    まだまだ危なっかしい道真、
    若くして「神罰」を受けた高子、
    ついでに今回はうまく隠された常行、
    翻弄される子供世代の行く末や……

    そして漸く!師弟タッグを拝めるのですね。

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    2024年02月25日
  • 応天の門 4巻

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    ネタバレ

    呪いなどないというのが、だから気の所為ではなく
    誰か人間の仕業だと答えを出すのが道真らしい。
    文句を言いながらも業平に付きあい、いざ事が起こると
    宣来子に車の奥へ入るように言い守ってくれるところも良い。
    結局身から出た錆オチでちょっと笑ってしまった。

    力について考え始めた道真を塩焼きに招く業平。
    クラゲに刺された時の対処を知らなくても、人が痛がって倒れていたら何かあって介抱しているのかと思わないだろうか。
    本当に民など畜生以下でなんの興味も無いのだろう。
    正直道真の啖呵は少しすっきりした。

    物の怪の行列の証拠を取ろうと水を撒くのが流石。
    話が切り替わったようでいて、結局これも『力』の話であ

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    2024年02月24日
  • 応天の門 3巻

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    父親から明かされた吉祥丸の亡くなり様はあまりに気の毒過ぎる。
    道真が怒るのは尤もなのだが、それはまだ彼が子供だからこそ真っ直ぐに怒れること。
    藤原に抗することなど相手があまりに強大で無理だ。だからただ関わるなと言う。
    なんとか道真には不幸が降りかからないよう、これはこれでお父さんの戦い方なのだろうが。
    疑うことを知らず無邪気な帝もいたわしい。

    道真の家出が豪快だ。
    僅かな情報から相手の正体を言い当てるところは流石。
    船酔いで倒れ、身一つでは何も出来ないと思い知った後の己の知識で村人を救いハツを救う。
    知識は知っているだけでは意味が無い。使え。
    自らを奮い立たせる道真。
    常丸も、口先だけでは人

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    2024年02月17日
  • 応天の門 2巻

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    ネタバレ

    道真が頭が悪いと楽でいいですよねと返すところが好き。
    巻物に香が焚き染めてあったというからくりが面白かった。

    高子様が美しい上頭が良くて恰好良いのだが
    籠の鳥にされているところが気の毒で仕方ない。
    そこから逃れる事はできないが、久し振りに笑ってもらえただけでも良かった。

    鏡の模様である程度見当がつけられる道真の秀才ぶり。
    狂犬病の描写も恐ろしく、水や光などの刺激に敏感になる為
    このような異常行動を取るのも理解できる。
    時代考証もしっかりしていて合間の平安時代講も面白いし、
    道真の兄についての話が徐々に明らかになっていくところも興味深い。

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    2024年02月03日