灰原薬のレビュー一覧
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ネタバレ寧さんと唐の言葉で話せて嬉しそうな道真は
いつになく年相応に可愛らしく見える。
その才を正しく使えと言う寧。
正面突破の策を考えるだけでなく、見届けると
自分も出張るところが道真の偉いところ。
業平もなんだかんだで協力して一芝居打ってくれるのは見物だった。
ひとつ得をすれば損がついて回るのは仕方ない、
一人を罰しても別の者に妬まれるだけ。
忠臣の言葉が暗く響く。
後からでも、父親にだけでも自分ではなく阿呼だと
言うだけでは気がすまなかったろうか。
阿呼のお蔭で一応は解決して空気も少しは良くなって
あのまま廊下に居たほうがきっと良かったろうに。
忠臣もまた真面目過ぎるのだろう。
山桜の話も面 -
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ネタバレ呪いなどないというのが、だから気の所為ではなく
誰か人間の仕業だと答えを出すのが道真らしい。
文句を言いながらも業平に付きあい、いざ事が起こると
宣来子に車の奥へ入るように言い守ってくれるところも良い。
結局身から出た錆オチでちょっと笑ってしまった。
力について考え始めた道真を塩焼きに招く業平。
クラゲに刺された時の対処を知らなくても、人が痛がって倒れていたら何かあって介抱しているのかと思わないだろうか。
本当に民など畜生以下でなんの興味も無いのだろう。
正直道真の啖呵は少しすっきりした。
物の怪の行列の証拠を取ろうと水を撒くのが流石。
話が切り替わったようでいて、結局これも『力』の話であ -
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ネタバレ父親から明かされた吉祥丸の亡くなり様はあまりに気の毒過ぎる。
道真が怒るのは尤もなのだが、それはまだ彼が子供だからこそ真っ直ぐに怒れること。
藤原に抗することなど相手があまりに強大で無理だ。だからただ関わるなと言う。
なんとか道真には不幸が降りかからないよう、これはこれでお父さんの戦い方なのだろうが。
疑うことを知らず無邪気な帝もいたわしい。
道真の家出が豪快だ。
僅かな情報から相手の正体を言い当てるところは流石。
船酔いで倒れ、身一つでは何も出来ないと思い知った後の己の知識で村人を救いハツを救う。
知識は知っているだけでは意味が無い。使え。
自らを奮い立たせる道真。
常丸も、口先だけでは人 -
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ネタバレ道真が頭が悪いと楽でいいですよねと返すところが好き。
巻物に香が焚き染めてあったというからくりが面白かった。
高子様が美しい上頭が良くて恰好良いのだが
籠の鳥にされているところが気の毒で仕方ない。
そこから逃れる事はできないが、久し振りに笑ってもらえただけでも良かった。
鏡の模様である程度見当がつけられる道真の秀才ぶり。
狂犬病の描写も恐ろしく、水や光などの刺激に敏感になる為
このような異常行動を取るのも理解できる。
時代考証もしっかりしていて合間の平安時代講も面白いし、
道真の兄についての話が徐々に明らかになっていくところも興味深い。 -
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ネタバレ設定が面白く、絵も綺麗で大変読みやすい。
歴史をうまく絡めてあるし、大人が子供を敬い
協力を頼んでくる構図が好きだ。
道真の注意深く博識なのに面倒くさがりなキャラが良い。
「最後には正しい者が勝つと本気で思っているんじゃないだろうな?」
と”大人”である業平が問うシーンが良いし、
「私はまだ何も知らぬ」と道真が思うところも印象的。
若い正義感から怒り、知識をもって妖しを作り出して
懲らしめる手腕が鮮やかだ。
玉虫姫のエピソードはとても悲しいが、
業平が「一度騙したのなら最後まで騙しきるのがいい女というものだ」と手を貸し、
久通の件も合わせて上手く丸く収めるところがすごい。
主上も優しいお -
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平安の世を感じることができる。
貴族の都合で遷都され取り残された人々の救いの尼僧。
またお稚児さんへと望まれる童の話。
どちらも貴族の欲望の深さが凄い。 -
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捕らえた異国人となんとかコミュニケーションをとろうと奮闘する道真。
それまでの唐への思いから一気に世界が広がった。
予告で新章と。どんな展開に? -
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高貴な家の姫は生き残るのも大変だ。
大人たちのあらゆる思惑がうごめいていて、呪われたり毒をもられたりと命を狙われる。
この時代の常かもしれないがげんなり。
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