灰原薬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ再読。神泉苑での御霊会メイン巻でした。改変はされてましたが丁度このあたりが、宝塚歌劇団「応天の門」でも中心エピソードでした。
基経の策略と引っ掻き回す豊城、射られても「そなた(基経)の余興かと思うたぞ」という食えない良房おじ。
道真は藤原・反藤原どちらの勢力につくかと、善男が助からなかったら命の危険も…なとんでもない事態に巻き込まれてしまいました。この時代は加持祈祷でなんでも治そうとしてるのはやっぱり怖いなぁ。
伴善男の胆力。おかしいと気付いてうまく息子がお酒呑まないようにしてたのさすが。帝の前だぞ…って普通はなりそうです。
あと、基経は怖いんだけど、常行も内裏ではまともな感覚かと思いきややっ -
解説が為になる
平安時代を生きた二人の有名人のサスペンスもの。戦国武将などはよく描かれてきたけど、平安の公達は珍しいと思う。平安時代の暮らしもよく分かるし歴史好きな私はとても面白く読みました。絵もきれいで画力があると思います。所々で専門家の先生による解説もわかりやすくて好きです。