灰原薬のレビュー一覧
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ほとんどホラーな親子
良房、基経の悪人顔にゾクゾクする!特になにかの拍子にちょっとだけ歯が見えてる時なんぞ、ホラーです。帝がかわいい坊やなだけにおかわいそう。世にも恐ろしい大人の世界に一人だけちょこんと座って頑張っている帝を応援致しますぞ!あ、もちろん道真たちも!
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表紙が怖すぎるけど
藤原氏のおぞましさを語るにふさわしい。
祭で一体何が起きるやらと思っていたら…。
それにしても最近は道真公の単独プレイが多いので少し残念です。 -
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政争に巻き込まれていく
冷静沈着で頭脳明晰、どこか達観しているようでも精神的に未熟な面を見せる道真と、色好みで人々から愛されながらも政争や派閥に翻弄されてきた過去を持っており自身の不安定な立場に自覚的な業平の対比が楽しめます。
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道真の成長も楽しめる
はじめは冷静な天才として描かれていた道真の、内面の成長や考え方の変化が描かれます。はじめは学問の世界に生きようとし、どこか浮世離れしていた道真も、そうすることが許されないまでに政争に巻き込まれていくことが予感されます。
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Posted by ブクログ
前巻からの続きである、道真が硯を盗んだとの疑いをかけられる話、業平が山の中に見た「隠り世」の話、そして次巻へと続く富士の噴火の話が収められています。
隠り世の話が特に(この巻だけで完結しているのもあって)印象深かったです。ほぼ破綻しているとはいえ、この頃からちゃんと税徴収の仕組みはあったんやなあ(当たり前か!?)
振りかざしすぎる正義、正論は鼻につき、時として敵も作りがちなものですが、道真のそれは見聞きしていて気持ちがいい。
それはきっと彼がまだ若いということと、学問に対してまっすぐに取り組み、より良い人間たろうとし、より良い社会たらしめんと願う姿がそう思わせるんだと思います。
ただ、弱者に寄り添う姿勢は見せても、彼が貴族側すなわち「恵まれた側」の人間であり、それは、「時折彼自身が憤りを覚えざるを得ない」側の人間でもあるということは如何ともしがたく、その辺りの矛盾に彼がイラつく様なども共感が持てます。
業平の方は大人で、人の狡さや醜さを許しはしないまでも、それらを認め理解しているところがあり、道真にも、それを押し付けがましくなく説いたりする。学問を教えることはできないけど世間を教える役割を担っているような感じです。
それでお前はどうするのだ、何をするのかと道真に問うてみたりもする。道真への期待を感じさせるセリフも吐いたりします。
世を拗ね、女に弱いところはありますが、なかなか業平もいい男です(この辺り物語が始まったころと、僕の彼に対する評価も変わってきました)。