灰原薬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1巻がやっぱり面白い!と思ったので読み終わった直後に買いました。
業平(と言いつつあまり出番はない)と道真が謎を解きながらも暗い過去が見えてくる巻です。
そしていよいよ高子が登場。
好きだけでは一緒になれない身分の壁がどうにも哀しかった。
しかも明らかに「人」ではなく「出世のための道具」扱い。
美貌や女性という性ばかりに注目して高子の気持ちや人格はいらぬ、とばかりなのがどうにもイラつきました。
それに下の者から気を遣われる辺り人望はあるのかな?と思いました。
道真の業平に対する扱いがぞんざいで笑っちゃいましたw一応立場は上のはずなのにww
でも兄上に対しては劣等感はないように感じました。む -
Posted by ブクログ
1巻から一気に読んでしまいました。私の大好きな菅原道真公が主役とあっちゃあ、そりゃ一気にも読むわ。
平安時代ものって珍しい上に歴史的にもあまりヒーロー感のない(どちらかというと怨霊感?)道真&業平が主役ってどうなの!?と思ったけどなかなか面白かったし、もちろん自分的にはツボな配役なわけで。
平安時代一番のプレイボーイ在原業平がそれほどイケメンじゃなくておやじなのがいい!
道真公の性格がクールで現実的で、、、って自分の中のイメージとはちょっと違うけど、ちょー真面目というところは納得なので受け入れられた。
朝廷の貴族たちのドロドロもあり、藤原の横暴あり、で素敵です。
応天門の変まで行くのかしら?ゆ -
Posted by ブクログ
かんさんかわいい!前々から、知識は知っているだけでは意味がない。使えなければ。といっていたけれど、はじめて、何か重いものを賭けて、それを守るために、自分の知識をを生かしたのですね。知識はもっているだけでは意味がない、というのはとても真理だな、と思います。宝の持ち腐れ、と、いいますか。
せっかく身に着けた技術も、使わなければもったいないですし、廃れてしまいますし。
かんさんは、自分の無力もわかっていて、兄上の苦悩も、父上のどうにもならない苦しみも、遅ればせとはいえ感じることのできるやさしい子だなあと思います。
それから、かんさんの許嫁もでてきましたね!とても女の子らしくて、とても聡明で、とても -
Posted by ブクログ
最近、何かと名が売れてきた歴史(平安時代)×推理モノ
少し、目の肥えた漫画読みなら、読めば人気が出ているのも、しっかり納得できるだけの厚い内容である
やや粗さのある絵柄が、クライム・サスペンス色の強いストーリーを加速させる一方で、安定感を生み出していて、落ち着いて読める
『信長の忍び』(重野なおき)のようなコミカルさ、『いくさの子 織田三郎信長伝』のようなアクションもないが、じっくりと読み手の心に強く印象を残せるだけのモノが確かにあった
この漫画を好きと思う理由は様々だろうが、私は主軸のコンビが「好き」の理由の大半を占めている。ヒッキー生活が長くて人間性に難がありすぎるも貪欲に吸収した新鮮な知 -
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★堂々の最終巻
ぼくは原作を読んだことがなくて、『SP』との出逢いはテレビドラマが最初だったんですけど、観始めてから直ぐに、とんでもないもの観始めちゃったな~と思いました。
ドラマの中のあらゆるところに伏線やヒントが隠れていて、一瞬たりとも目が離せない。
観る側にも緊張感が伴うドラマと久々に出逢ったなーと、夢中になって観ていました。
漫画が連載されるというのを知って興味はあったのですが、もしも作画の担当が灰原薬さんじゃなかったら読んでいなかったかもしれません。
前から灰原さんのことは知っていて漫画も何冊か持っているのですが、灰原さんの描く人間像は凄く魅力があって大好きで、この方の