灰原薬のレビュー一覧

  • 応天の門 5巻

    Posted by ブクログ

    藤原基経のはたらきかけにより、神泉苑で催されることとなった「鎮魂めの祭」。
    本巻では、その祭の最中に起こる事件が中心に描かれます。
    祭の喧騒を嫌い、屋敷でノンビリしていたはずの道真にも、これまでとは桁違いに大きな事件が降りかかり…

    望むと望まざるとに関わらず、応天門の内部の権力争いに巻き込まれて行きつつある道真ですが、それでも彼の「目の前の出来事に全力で死にものぐるいで当たり、道を切り開いていく姿勢」に勇気がもらえます。

    0
    2016年07月30日
  • 応天の門 4巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本巻で印象深いエピソードは、第十七話「在原業平、京にて塩焼きの宴を催す事」。

    前巻の水脈探しのエピソード同様、市井の民と道真が関わる一話となっています。
    いわば「下賤の者」に何が起ころうと、離れたところで手も差し延べない貴族どもに対して、道真は静かに罵ります。
    「目の前の民一人のことも救おうとせず世が政がとは片腹痛い」

    前巻を読んだ今だから思うのですが、これも道真の無力なる彼自身への怒りの表れなのでしょう。
    読者としては、「頑張れ!」と声をかけるのもおこがましく、歯がゆくもただただ彼の苦悶と葛藤を見ていることしかできません。彼の行く末に幸あらんことを!

    その他、都大路を闊歩する百鬼夜行や

    0
    2016年07月17日
  • 応天の門 3巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    道真が、幼少の頃に亡くなった兄・吉祥丸の死に疑問を抱き、やがて、その真相が父から語られる本巻。

    藤原良房を筆頭に、相変わらず反吐が出そうな藤原一族の非道ぶりが鼻につく中で、出色のエピソードは第十四話「道真、明石にて水脈を見る事」。

    ひょんなことから京から離れた明石にて、市井の民の窮状を知り、その解決に手を貸すことになった道真の姿を描いています。

    『「知っている」だけでは意味がない。使え!』
    「正しいことを知っていても誰も聞かねば意味が無い」
    「私には何も出来ないことが憎い」

    これらの言葉が、僕自身の甘さを糾弾するかのように胸に刺さりました。
    藤原支配の不条理、理不尽に対して「藤原憎し、

    0
    2016年07月17日
  • 応天の門 2巻

    Posted by ブクログ

    叔父や兄たちの出世の駒的にいいようにあしらわれる高子姫のエピソードを挟みつつ、本巻のメインは道真の幼い頃に亡くなっていながら、家中でも最初からいなかったように扱われる、道真の兄についての謎。
    平安の世はまさに闇だらけといったところ。

    0
    2016年07月10日
  • 応天の門 1巻

    Posted by ブクログ

    行きつけの書店に平積みされているのを見かけて以来気になっていましたが、SNSの読書グループでも何名かが話題にされており、ついに手を出してしまいました。

    主人公は菅原道真と在原業平。
    かたや18歳のエリート文章生ーただし人と交わることが苦手で頭でっかちなところがあり、人情の機微にも疎く毒舌家ー、かたや帝の血筋で歌の才がある権少将ーただし女と見れば片っ端から言いより攻め落とす、平安京きっての下半身に節操のないプレイボーイーという異色のコンビが、権力の座をめぐり数多の貴族が権謀術数張りめぐらせる京の街でおきる事件に挑みます。

    平安京、男二人、事件に挑むとくれば夢枕獏さんの「陰陽師」シリーズを想起

    0
    2016年07月03日
  • 応天の門 4巻

    Posted by ブクログ

    道真が人とのコミュニケーションについて考えるときがこようとは…(笑)
    道真の周りは、無自覚に女子のほうが強いようで、みていてほほえましくてかわいいです。
    ときつらさまイケメン…。

    0
    2016年06月29日
  • 応天の門 3巻

    Posted by ブクログ

    道真の兄の死の真相が語られそれを知った道真が出奔。
    その先で人助けをすることが中心です。
    兄の扱いもそうだけれど藤原という家は本当に修羅ですね。
    権力を欲しその維持のためなら何でもする。DQNも真っ青ですよ。
    道真の出奔も若者っぽくていいなと思いました。
    「知っているだけではダメだ」という言葉も胸を打ちました。

    道真の婚約者の宣来子がええ子で可愛い❤︎
    当時としてはちょっとがさつなのかもしれないけれど純粋でそんなところも可愛い❤︎
    道真のことが大好きなんだろうなぁ。

    ただ読み進めるうちに業平がお笑いキャラ?化していて笑っちゃいましたwww池の水も滴るいい男だけれど女癖悪すぎンゴwwww

    0
    2016年05月26日
  • 応天の門 3巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    池に落ちても微笑みを絶やさぬ残念なイケメン業平が面白すぎるんですが。

    しかしあれだね。
    権力のために奔走した藤原某たちはほとんどみんな忘れ去られてるけど、
    業平や道真は現代まで常識レベルで名を残してるんだから痛快ですな。

    0
    2016年04月14日
  • 応天の門 1巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    設定も絵も個人的に大当たり。
    何やこれメチャクチャおもろいやないか。
    積読してた俺のアホ。

    怨霊化した菅公は色んな作品で見かけるけど、
    若かりし頃はあまり題材にされんよね。
    紀長谷雄も歴史的にはなかなかの人物なのにヘタレキャラ化してて面白い。
    業平はあの道真ですら懐いてるので、
    女たらしである前に人たらしだったんだろうなあ・・・
    ってところが実に上手く描けてる。

    買ったままどこかに置いてる次巻以降を探しだして読むのが楽しみ。

    0
    2016年04月12日
  • 応天の門 2巻

    Posted by ブクログ

    1巻がやっぱり面白い!と思ったので読み終わった直後に買いました。
    業平(と言いつつあまり出番はない)と道真が謎を解きながらも暗い過去が見えてくる巻です。

    そしていよいよ高子が登場。
    好きだけでは一緒になれない身分の壁がどうにも哀しかった。
    しかも明らかに「人」ではなく「出世のための道具」扱い。
    美貌や女性という性ばかりに注目して高子の気持ちや人格はいらぬ、とばかりなのがどうにもイラつきました。
    それに下の者から気を遣われる辺り人望はあるのかな?と思いました。

    道真の業平に対する扱いがぞんざいで笑っちゃいましたw一応立場は上のはずなのにww
    でも兄上に対しては劣等感はないように感じました。む

    0
    2016年03月20日
  • 応天の門 1巻

    Posted by ブクログ

    かつて日本史を学んだ人もそうでない人も。
    かつて古典を学んだ人もそうでない人も。
    「ちはやふる」で百人一首に興味を持った人もそうでない人も。
    一度読んだらはまる事間違いなし!
    副読本として「伊勢物語」を手元に置いておくと楽しさ倍増!!

    0
    2016年02月15日
  • 応天の門 4巻

    Posted by ブクログ

    「すぐ祟りだの障りだのいいますけど、そんなのはまっとくもってただの思いこみです。やましいところが自分にあるから復讐や恨みに怯えて神仏に頼るんですよ。」

    「そうだな。。。だが、その思い込みが大事なのだ。どうにもならぬ時に、心を決めさせるのは、結局のところ、神仏よりも己の後悔や思い込みなのだ。」

    0
    2016年02月10日
  • 応天の門 1巻

    Posted by ブクログ

    在原業平と菅原道真が2人で平安京を舞台に起こる怪異を解決するという話。
    買ってからずっと本棚に置いていたのをやっと読めました!
    そしてやっぱり面白かった!!

    業平の軟派ぶりそのキャラには笑っちゃいましたw
    私は業平が好きです♪

    史実通りに行くならば先に進めば進むほど暗い話になりそう。
    少なくとも道真はその頭の良さが妬みを生んでしまうし・・・。

    それに道真父が可愛かった。

    0
    2016年01月17日
  • 応天の門 4巻

    Posted by ブクログ

    1巻から一気に読んでしまいました。私の大好きな菅原道真公が主役とあっちゃあ、そりゃ一気にも読むわ。
    平安時代ものって珍しい上に歴史的にもあまりヒーロー感のない(どちらかというと怨霊感?)道真&業平が主役ってどうなの!?と思ったけどなかなか面白かったし、もちろん自分的にはツボな配役なわけで。
    平安時代一番のプレイボーイ在原業平がそれほどイケメンじゃなくておやじなのがいい!
    道真公の性格がクールで現実的で、、、って自分の中のイメージとはちょっと違うけど、ちょー真面目というところは納得なので受け入れられた。
    朝廷の貴族たちのドロドロもあり、藤原の横暴あり、で素敵です。
    応天門の変まで行くのかしら?ゆ

    0
    2015年11月24日
  • 応天の門 4巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    道真と業平様の仲違いとモダモダっぷりにときめかざるを得ない…!ツンデレ可愛いな道真。
    新キャラ常行様も格好いい。

    とか言って今回は最後の最後で伴善男の夢の話に泣かされたのでした。タツは今まで出てきた女性キャラの中で断トツ可愛いです泣ける…!

    0
    2015年11月17日
  • 応天の門 3巻

    Posted by ブクログ

    本編が面白いのは皆さん述べられている通りですが、絵がとても丁寧です。
    時代考証されていることもあり、「平安貴族はこういう服装をしていたのか」「街の往来はこんな感じだったのか」とイメージが湧きます。
    願わくば受験生の時に読みたかった・・・

    0
    2015年06月13日
  • 応天の門 2巻

    購入済み

    期待してます

    なかなか良い感じ。
    この時代の雰囲気をどんどん描いて下さい。 

    応天門の変まで盛り上がって行ってくれれば嬉しい。

    0
    2015年06月06日
  • 応天の門 3巻

    Posted by ブクログ

    道真の兄・吉祥丸の死の真相が明らかに。

    それにしても、宮中というのは魑魅魍魎の跋扈するところですな。
    あと、藤原氏一族、恐るべし...( ꒪Θ꒪)

    0
    2015年05月12日
  • 応天の門 3巻

    Posted by ブクログ

    かんさんかわいい!前々から、知識は知っているだけでは意味がない。使えなければ。といっていたけれど、はじめて、何か重いものを賭けて、それを守るために、自分の知識をを生かしたのですね。知識はもっているだけでは意味がない、というのはとても真理だな、と思います。宝の持ち腐れ、と、いいますか。
    せっかく身に着けた技術も、使わなければもったいないですし、廃れてしまいますし。
    かんさんは、自分の無力もわかっていて、兄上の苦悩も、父上のどうにもならない苦しみも、遅ればせとはいえ感じることのできるやさしい子だなあと思います。

    それから、かんさんの許嫁もでてきましたね!とても女の子らしくて、とても聡明で、とても

    0
    2015年04月18日
  • 応天の門 2巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回業平様の出番ちょい少なめで淋しいですが高子ちゃん出てきたからなんかもうああぁぁぁぁ。ホンマこの2人切ない…。
    道真のお兄ちゃんの話が今後の主軸なのかな?3巻楽しみです続き気になる。

    0
    2015年03月07日